三角モデルをもとに将来の値動きをラインで表示するMT5インジケーター「fourier_extrapolator_of_price」

更新日時：2020年06月09日 21:15

過去の値動きから、将来的な値動きを予測できないだろうかと考えたことはないでしょうか。

「fourier_extrapolator_of_price」は、一定期間中の値動きにもとづいて将来の値動きを予測するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 将来の値動きを分析したい方

この記事では上記のような方のために、「fourier_extrapolator_of_price」について解説します。

1. fourier_extrapolator_of_priceの概要
2. fourier_extrapolator_of_priceを表示する方法
3. fourier_extrapolator_of_priceのパラメーター解説
4. まとめ

fourier_extrapolator_of_priceの概要

「fourier_extrapolator_of_price」を起動すると、移動平均線のようなラインがチャート上に表示されます。

青色のラインは、三角モデルによって検出された過去の値動きを示しています。

赤色のラインは、三角モデルを用いて予測した将来的な値動きです。

予測を表示する期間はパラメーターから変更することもできます。

「fourier_extrapolator_of_price」の予測は、あくまでも三角モデルにもとづいたもので、実際に予測通りに価格が動くとは限りませんので、使用する際は注意が必要です。

fourier_extrapolator_of_priceを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

fourier_extrapolator_of_priceのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「fourier_extrapolator_of_price」のパラメーターは、4つの項目で構成されています。

「Npast」は、将来の値動きの予測に使用する値動きの期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど、長期的な値動きにもとづく予測を表示するため、滑らかなラインが表示されます。

「Nfut」は、値動きの予測を表示する期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど、将来的な値動きを表示する期間が長くなります。

「Nharm」は、算出に用いる高調波の合計数を設定するための項目で、大きな値に設定するほど、細かな値動きがインジケーターに反映されます。

まとめ

「fourier_extrapolator_of_price」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

1. 三角モデルを用いて将来的な値動きを予測するインジケーター。

2. 青色ラインは検出した過去の値動きを示している。

3. 赤色のラインは将来の値動きの予測を示している。

「fourier_extrapolator_of_price」は、将来の値動きを分析したい方に向いているインジケーターです。

前述の通り必ずしも予測通りに価格が動くわけではありませんので、実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか確認しておいた方が良いでしょう。