FXで何やっても勝てなくて、やったコト

管理人の昨年度年収を公開!トレーダーの現実ってこんなもんです(´・ω・`)

更新日時:

昨日、e-taxで確定申告を行い、その流れでネットバンキングから納付、そして今日、最寄りの税務署に納税証明書を取りに行ってきました。

気になる・・・(お前の年収なんか興味ねーよと言う人も多いかと思いますが)昨年度の私の年収は2400万円ほどです。

これまで、自分の年収の事をブログに書いた事は多分ないと思うのですが、今回、あえて書いてみようと思いました。

TwitterやYoutube、某掲示板等の投資クラスタの人は3人に2人は年収1千万円以上で、更にその2人の内の1人は億トレのような感じなので、私程度の年収は低い方なのかもしれません(;・∀・)

重複になりますが、ネットの投資クラスタや投資クラスタの人ならずともネット界隈では『年収1000万以上稼いでるけど?』みたいな人が溢れており、そこしか見ていない現実が見えていない人というのも沢山いるんじゃないかなと思います。

そういった情報・価値観をガチで信じて、婚活中の女性とかで『相手に求める条件は年収1000万円以上じゃないと無理』とか学生さんで就職するなら『年収で2000万以上はないと就職したくない』・・・という人々が沢山います。

国税庁調べによると日本人の平均年収は420~430万円程と言われています。

しかし、これには全年齢・全職業の人の平均なので、この中にはソフトバンクの孫さんとかの年収も入っているわけです。なので、実質的にはもっと低いと考えても良いと思います。

今回、納税証明を公開(と言っても名前とか住所とかは隠してますが)してみようかな~と思ったのは、

『爆益だぜ!ウハウハに決まってんだろ(゚∀゚)アヒャ』

と言ったら言ったで、『ウソくせぇ~(;・∀・)』という話になるし、

『爆損だよ!ナマポ申請待ったなしだよ( ;∀;)』

と言ったら言ったで、『ウソだろ!同情票で投げ銭期待してんだろ(゚∀゚)アヒャ』という話になるかな?と思ったので、収入証明書類最強の納税証明を公開するのが一目瞭然かな?と思ったからです。

今回は、私がトレードというものについてどう考えているのか?と言った事やトレーダーの現実についてお話をして行きたいと思います。

トレーダーの現実と資金管理について思う事

私はトレード歴が今年で9年目になります(多分)。

その内、最初の3年は全然勝てませんでした・・・というか、端的に言うと負けてました・・・(´・ω・`)

4年目からは収益が出せるようになりました。もちろん負ける事・損切りをする事はありますが、月の単位で負けた事は4年目以降一度もありません。

私は一応複利で運用していますが、今のFXは海外の証券会社を使わず、日本の証券会社を使う前提で考えるとレバレッジが低く抑えられるため、どうしても複利の効率は悪くなります。

もちろん、海外の証券会社を使ってハイレバレッジで複利の効率を高めるという手もありますが、その場合、税金面で不利になるという問題があり、多少の語弊を恐れずに言えば・・・

1. 税率を抑える代わりにレバレッジも抑制された日本の証券会社を使う

2. 税金という名の料金を払ってでもハイレバで複利の効率を高める

という二択になります。

これはどちらが正解というわけではなく、どちらにもメリットデメリットがあります。投資収益が〇千万円を超えてくると税金の差が凄い事になる為、私は1の選択肢を選んでいます。ただ、投資収益が〇百万円という水準であれば、海外FXを使う事をお勧めします。

話がやや余談に流れましたが、日本の証券会社を使うという事になると、追証というものが存在しますので、証拠金以上に損失が出る可能性があります。

という現実の中で複利を考える時、抑制しながら徐々に枚数を増やしていくという事になります。

投資の損失というものは冗談抜きで一撃で数年分の利益を飛ばすという事態も起こらないとは言えません。

それを自分なりに肝に銘じた結果として、枚数を増やすペースについては慎重の上にも慎重を重ねてきたという事なわけですが、『複利で一気に増やしたい』という事は、『複利で一気に一文無し』になるという事もあるという事です。

トレーダーとして、チャンスと見れば果敢に仕掛ける事も大切ですが、それ以上に信金管理は慎重に考え、退場しないようにしていく事も大切です。過ぎたるは及ばざるが如しと言いますが、私は資金管理については過ぎるくらいなら及ばない方がマシと考えています。

投資は手法で勝つものではなく思考力で勝つもの

私もテクニカル分析を組み合わせて勝てる『取引手法』を探す・・・という事をやったコトがあります。

・・・と言うか、勝てなかった3年間やっていた事がテクニカル分析を組み合わせて勝てる『取引手法』を探すという事で、それでは一生勝てないと悟るまでに3年掛かったという事でもあります。

世の中にはテクニカル分析を組み合わせて勝てる『取引手法』を探すというアプローチで勝てるようになったという方もいると思いますので、そのアプローチでは万人が勝てるようにならないという事ではなく、あくまでも『私はそのアプローチでは勝てるようにならなかった』という事ですので、誤解なきようにお願いします。

そんな私が辿り着いたのが『ダウ理論』を中心に相場を考えて行くやり方で、それも広義で言えば『手法』と言えるのかもしれませんが、『ダウ理論』を基礎としながらトレーダー心理を考える思考力が身についた事で勝てるようになったと思っています。

話が少し戻りますが、テクニカル分析を組み合わせて勝てる『取引手法』を探すというアプローチがどうして成功しなかったのかの原因を今なら指摘する事が出来ます。それをやる場合、いわゆる検証と言う作業を行うわけですが、検証をして行く中でどうしても勝率を高めたいという欲求が出てきます。

その事自体は悪い事ではないのですが、それを上手に出来る人はほとんどいない・・・100人いたら1人か2人しか出来ないというくらいの難易度だと思っています。

何故かというと勝率を高めたいあまりにパラメータを恣意的にいじるなどしてしまう(=カーブフィッティング)事が理由として挙げられます。

また、大体の人はそのテクニカル分析の数式の意味やそれによって相場の何を捉えようとしているかまでは理解できていない為、どうしても考えが浅くなりがちで、それで結果が出なかった時にテクニカル分析の真意が分かっていない為にチューニングできないという事も挙げられます。

テクニカル分析の真意が分かっていないと手法をチューニングできないという前提に立つ場合、それが出来る水準になるには独力でテクニカル分析を編み出せるくらいの地頭がなければ無理という事であり、それほどの頭脳を持つ人は100人いたら1人か2人くらいだという事で、多くの人は組み合わせるテクニカル分析をそこまで深くは知らず、『ただ組み合わせるだけ』でそこからの掘り下げもなく、一種の思考停止状態でトレードして負けています。

どういうアプローチを取っても良いのが投資ですが、どのアプローチでも言える事は考え抜く『思考力』がなければ勝てません。

アプローチに迷っている人は、どのアプローチだったら考え抜けるのか?を考えてみればよいと思います。その上で、EAを考えるが向いているならその方面を極めればいいし、投資家心理を洞察するのが向いているならその方面を極めて行けばよく、投資だけでなく人は自分が得意な分野で道を開いていくものだという事を忘れてはいけません。

騙されるな!

ネットの投資クラスタ界隈では、過剰だったりインチキな情報が溢れています。

仮想通貨のICOで詐欺あったとか、本当に収益を上げているかも分からない自称カリスマトレーダーのサロンで搾取されたり、インチキトレーダーの必勝法と称した手法の情報商材に手を出したりして、投資そのものではない部分でお金を溶かす人が後を絶ちません。

そもそも、投資というものは人に勧めるものではありません。

仮想通貨のICOであれば、『そんなに儲かるんならてめーでやれよ』という事であり、インチキカリスマトレーダーサロンやインチキ情報商材も人に勧めたり教える必要性自体がそもそもないわけです。

それを教えますというのは、そこにお金を取るという目的があるわけです。

そういう悪質なものに引っ掛かってしまう人でも、冷静に考えればそれがインチキ・詐欺的なものであることは分かっているんだと思います。それでもなお、それに手を出してしまうのは人は楽な方に流れる生き物だからです。頭を使わず簡単にお金が儲かる方法があるなら、誰だって楽したい稼ぎたいと思います。私だってそう思います。

依存している方が楽ですし。

しかし、現実にはそんなものはありません。

ここで、考えて欲しいのは、投資を志した人は会社などに依存せずにお金を稼いで経済的な自由を手に入れたいと思ったからではないのでしょうか?

それなのに投資のステージで何かに依存してしまうというのは、矛盾しており、厳しい言い方をすれば投資に対して真摯に取り組めていないという事ではないでしょうか?

誰にも頼らずに自分の力で稼ぐことは辛いものです。しかし、その覚悟をもって考え抜く事を放棄してしまえば、トレーダーとしての成功はありません。

ボクはサロン的なものが嫌い

長い事ブログを書いている為か・・・

1. 弟子にして下さい

2. シグナル配信してください

的な要望を頂く事があります。前にも何かの動画で言った事があるのですが、私はそういう事をやる気は一切ありません。

また、サロン的な輪の中心として投資を教えてください的なお願いをされることもあるのですが、私はサロン的なものが好きではないのです。

多少の語弊を恐れずに言えば、サロンの教祖と信者的な雰囲気がどうも好きになれず、ましてや自分がそれを主宰する等という事は考えただけでも鳥肌が立ちます。

私の主観は脇に置くとして、サロンに入っている方はサロンの主催者の力量を本当に分かっているのでしょうか?口当たりの良い謳い文句や儲かってそうな雰囲気に酔わされているだけではないのでしょうか?

尊敬する人がいるという事はとてもいいことです。

しかし、その尊敬した人を具体的な目標として精進していく場合、憧れているだけでは絶対にその人の域には近づけません。

憧れと言うのは理解から最も遠い感情です。憧れてしまっては真に理解することは出来ないのです。

教祖と信者的な雰囲気のサロンと言うコミュニティの中で、一種の思考停止的な感情で教祖に憧れているという精神状態でトレード理論を本当に理解し、身に着ける事が出来るのでしょうか?

私は絶対に無理だと思います。

孤独な作業から逃げる口実でサロンというものに入ってはいませんか?先人の考えを参考にしたりすることはとてもいいことです。ですが、そこには偏見や毛嫌い、憧れと言った感情を排除して公平に評価する眼がなければいけません。

考え続ける限り、必ず答えは見つかります。皆さんがより考えを深めて勝ち組になって行く事を心より祈っています。