投資家は他人のストップロスが大好き!ユーロ/円-2016年01月28日の振り返り
更新日時:2016年01月29日 8:10
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年1月28日の相場の振り返りをして行きたいと思います。
昨日の相場は、129.00にあった売りオーダーがサポレジ転換して、サポートラインとなって上昇、129.50の上にあったストップロスを巻き込んで一時130.20をつける所まで受賞しました。
俯瞰すれば、一昨日・昨日と似たような値動きで階段を上がっているような値動きとなっています。
ただ、昨日に比べると129.00の売りオーダーがサポレジ転換する可能性のあるラインとして、可視化出来ていた分だけ幾分やり易かった感はあるかと思います。
オーダー情報もサポートライン・レジスタンスラインの一種だというのが私の考え方なのですが、サポートライン・レジスタンスラインの特性として、レジスタンスラインを突破すると今度はそのラインがサポートラインとなる事もありますので、オーダーを突破した際にはサポレジ転換する可能性があるかも知れない事を考慮しつつ、押し目買いや戻り売りの候補地点となるかも知れないというような目で見ておく事と押し目を取れる機会も増えてくると思います。
129.30-129.50にあった売りオーダーが一昨日の明け方に一旦消失し、昨日の欧州時間に129.50に売りオーダーが再度観測されています。この際、これまで『断続的に売り』と言う表現であったものが『超えるとストップロス買い』と言う表現に変わっており、一昨日の明け方に発動した売りオーダーのストップロス注文や新規に129.50で指値注文を入れている投資家のストップロスがタマって来ている事を示唆しています。
ストップロスがタマってくると破った時の勢いも増してきますので、こういった表現の変化には注意するようにして、安易に逆張りをしない事が非常に重要です。
投資家、特に投機筋は他人のストップロスが大好きで、他人のストップロスを使って儲けようとしてきます。ストップロスを利用される立場ではなくどうすれば他人のストップロスを利用できるかを考えて他人のストップロスを利用する立場になる事が、勝ち組に回る為に非常に重要なポイントとなってきます。
さて、トレードですが、129.00がサポレジ転換するかどうかに着目しておいて、サポートされた事を確認してから17:00の寄り付きでロングして行くのが比較的やり易いエントリーポイントだったかと思います。この際の利食い目標は130.00の売りオーダーが第一目標となったかと思います。
・129.00をサポレジ転換の可能性のあるラインとして見れていたかどうか?
・129.50の売りオーダーの上にはストップロスがタマっている事に気付けたかどうか?
上記2点が昨日の相場のポイントになったと思います。
それでは、今日もがんばりましょう!
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