読みが外れても微益で終る。これって結構大事。ユーロ/円-2016年02月03日の振り返り
更新日時:2016年02月04日 12:58
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。2016年2月3日の相場の振り返りをして行きたいと思います。
昨日は、一昨日からの下落の余勢を残しながらもレンジの中での値動きになりました。今朝方、上に出てしまってますが、130.95近辺がレジスタンスラインとして機能した感じになっています。サポートはあるようでない感じの値動きでトライする度に少しづつですが安値を切り下げる感じの値動きでした。
オーダーは、131.50に売りが観測されていますが、昨日は売りのオーダーに絡む局面はありませんでした。買いについては、130.40-50、130.40、130.00と買いオーダーが観測されていてそれぞれファーストタッチでは辛くも反発したもののセカンドタッチでは下抜けてその一つ下のオーダー手前で反発と言う形でした。
環境認識として、サポートとしての機能はしませんでしたが、131.00がサポレジ転換してレジスタンスラインになるかも知れないという事に考えが及んでいたかがどうかが昨日の相場を分析する上で需要なファクターであったように思います。
サポートライン・レジスタンスラインはブレイクして、戻ってきた時、止まる候補になり得ます。オーダー情報から引いたサポートライン・レジスタンスラインであってもその特性を持っており、あっさりブレイクしたようなラインでも、その可能性を常に頭に置いておく事が、行動を早める為には必要な視点となります。
さてトレードですが、昨日は一昨日からの下落を見て、押し目買いを仕掛けたいと思っていた参加者も多かったと思います。その場合、前述の通り、131.00にレジスタンスとなり得るラインがあったという事を認識出来ていたかどうかが勝負の分かれ目だったと思いますが、仮にここで売れても試練の相場だったと思います。1回目の押しについては、130.40の買いオーダーを破ったかに見せかけて、再度、131.00近辺まで戻されています。130.40を破ったかのように見せて、再度130.40の内側に戻されてきた時に利食いが出来たか?と言う所で逃げる判断力が求められた相場だったかと思います。ただ、その後131.00まで戻されて再度下落しているので、ここで逃げれなくても18:00の寄り付きで入れていれば、持ち続けていても損切りに掛からなかった可能性は高く、建値で逃げれた可能性も高いと思います。
このように読みが外れても、微益や建値決済で終るという事は長くトレードをしていく上で非常に重要です。毎回勝てればそれに越した事はないのですが、必ず負けるトレードはあります。その負けトレードを小さく負ける事も重要ですし、持ち続けていれば負けてしまう所を微益で逃げるという事も非常に重要です。
それでは、本日も頑張りましょう!
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