売り?買い?どちらの方が多そうかを見極めよう。ユーロ/円-2016年02月04日の振り返り
更新日時:2016年02月05日 12:32
上の画像はユーロ/円の1時間足チャートです。2016年2月4日の相場の振り返りをして行きたいと思います。
昨日は、東京から欧州時間にかけて上値を試し、欧州時間からNY時間にかけて下値を試す展開となりました。値幅としては、130.60近辺~134.65近辺での値動きとなっています。
オーダーとしては、新たに観測されたオーダーはありませんでした。
俯瞰すると安値は、日本時間13時に付けた押し安値が昨日の安値となり、131.50の売りオーダーがレジスタンスラインとなったような格好です。
直近の値動きの中で、絡んで来そうな価格帯にあるオーダー情報を見ると売り注文に関しては『売り厚め』の注文が観測されているものの買いオーダーについてはノーマルの買い注文ばかりである事に気付くかと思います。『厚め』であっても破る時は破るので、表現を鵜呑みにする事は危険ですが、上がった所では売りたい参加者の方が多そうな事が見て取れます。逆に下がった所で買いを入れたい参加者は比較的少ないという事が見て取れます。
市場全体のポジションがどういう方向に傾きたいのかを洞察して行く事は非常に重要です。これについては、IMMポジションをチェックすると言った方法もあるのですが、リアルタイム性に欠けるので長い期間を見るのには適してるのですが、デイトレの単位のトレードにはあまり適していません。いわゆる糞ポジチェッカーなども併せて見て洞察して行くと良いかと思います。
さてトレードですが、東京~欧州時間にかけての上昇を取るのは難しかったのではないかと思います。一昨日のNY時間から131.65近辺迄上昇する過程での押しが、130.60近辺という事になるのですが、ここに水平線を引くのは難しかったと思うので、ここをサポートライン候補として想定しておくことは困難であったように思えます。となるとブレイクを狙っての買い出動が考えられますが、131.00のラインを大きな陽線で破ってしまっている為、131.50の売りオーダーに近い所で入るようなトレードになってしまう公算が高い為、ここでのブレイク狙いは負け易いトレードになりがちなように思えます。
昨日の場合は、チャート画像赤丸の部分で131.50で止められた事を確認してからのショートが入りやすいエントリーポイントであったように思えます。この部分は、上髭が出ている事が見て取れると思いますが、上値トライに失敗して、次の足で陰線が出て、そこからストンと落ちています。この場合の利食い目標は、136.60を利食い目標として考えながら、131.00がサポートに転換しないかを警戒と言うような形で見ていれば良いかと思います。
毎日同じような繰り返しですが、実際に止まったプライスにオーダーを併せ見て、環境認識をした上で入りやすい所・分かりやすい所で入るという事を繰り返す事が非常に重要です。
それでは、本日も頑張りましょう!
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