逆張り有利な展開~ドル・円・ユーロ相場~2016年03月21日振り返り
更新日時:2016年03月22日 9:40
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年03月21日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。
ユーロ/円の日足の形状は、実体に比べてやや下ヒゲの長い陽線となりました。3日続けて125.20~125.30近辺で跳ね返されており、この水準での買い意欲の強さが見て取れます。
ドル/円の日足の形状は、やや下ヒゲの長い陽線となりました。2日続けて陽線となり、2月中旬からのレンジ下限(111近辺)からの反発の気配を感じます。110代に突っ込んできたのは今年に入って3度目ですが、3度目の正直で上昇に繋げていけるのか注目したいと思います。
ユーロ/ドルの日足の形状は、上ヒゲの長い陰線となりました。年初来高値付近からの反落の気配を感じます。
今日もドル買いの勢いが増していくのかに注目して行きたいと思います。
■ユーロ/円
始値:125.55
終値:125.83
高値:126.06
安値:125.20
28pips(安値から高値86pips)
■ドル/円
始値:111.49
終値:111.93
高値:111.96/p>
安値:111.20
+44pips(安値から高値76pips)
■ユーロ/ドル
始値:1.1252
終値:1.1233
高値:1.1283
安値:1.1233
-19pips(安値から高値50pips)
全体に小動きだった相場
昨日は本邦が休場で全体的に小動きでした。短期売買であれば、無理に参加しなくても良いような相場であったかと思います。ちなみに私はノートレードでした。
昨日の記事で書いたように日足を見るとドル円・ユーロドルはそれぞれ年初来安値圏・年初来高値圏からの反転の可能性を示唆するような状況になっていました。
ユーロ円は日足レベルで見ると2月の下落に対する戻り売りが入りそうなポイントでもあり、3月の上げに対する押し目買いが入りそうなポイントでもあるという微妙で中途半端な位置にいます。
こういう時は往々にして、逆張り有利な展開になりがちです。日足の状況を鑑みれば、ドル円であれば下がった所を買う、ユーロドルであれば上がった所を売るというトレードが有効であったと言えます。
相場は8割がレンジとも言えますので、逆張り有利な時の方が頻度としては高いのですが、逆張りをするには環境認識が何より大切です。常日頃からしっかりと波形を描いて、サポート・レジスタンスになりそうな候補を常に意識しておくことが非常に重要になります。
私は逆張りを否定する立場ではないのですが、世間一般でいう逆張りチックなエントリーをする場合、水平線を引いておいてそこに来たら逆指値でエントリーするというやり方はおススメできません。逆張り気味に入る場合は、最低限サポートライン・レジスタンスラインで止められた事を確認した上で損切り幅と想定される利幅とのバランスを見た上で入るようにしなければなりません。
それでは、本日も頑張りましょう!
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