押し目買いと戻り売りが交錯する展開となるか?~ユーロ/円~2016年06月07日振り返り
更新日時:2016年06月08日 6:50
上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年06月07日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。
■ユーロ円の値動き
始値:122.089
終値:121.907
高値:122.686
安値:121.645
-18.2pips(高値から安値:104.1pips)
昨日のユーロ/円の日足の形状は、小陰線となりました。
一時、122.686を付ける場面もありましたが反落しています。日足レベルでは122.524のレジスタンスで跳ね返された形になっており、上ヒゲが長くなっています。
一方、121.731のサポートラインは守って引けています。121.991のラインについては素通りしてしまっているので、サポート・レジスタンスとしての力は失われているような感じがします。
当面、下は121.00上は122.524を中心にマークしながら、121.731のラインの強さを測って行きたいと思います。121.00~122.524をレンジとして仮定すると121.731はちょうど真ん中辺りという事になりますので、難しい相場になって行く事も懸念されます。
オーダーの変化
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のオーダー状況の推移は以下のような推移となっています。
123.00 売り
120.50 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
119.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
118.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、119の買いオーダー並びに118の買いオーダーは消失、14時に以下のオーダーが観測されています。
124.00 売り
121.50 買い
121.00 買い
日足のサポートライン・レジスタンスラインとなりそうなプライス
【日足レベルで見たレジスタンスライン候補】
126.211
124.239
123.754
123.570
122.524
121.991 ※機能するかどうかは疑問
【日足レベルで見たサポートライン候補】
121.731
121.010
ユーロ/円の値動きの解説
昨日のユーロ/円は、一昨日の上昇の流れを引き継ぐ形で推移し、一時122.686まで上昇しました。122.524のレジスタンスラインに跳ね返される形となって、欧州~NY時間かけて反落、121.731のサポートラインで一旦、下げ止まって引ける形となりました。
俯瞰すれば、日足レベルで見たレジスタンスラインから日足レベルで見たサポートラインの中を上から下まで動いたという値動きであったかと思います。
ちなみに121.991にも日足レベルで見たサポートライン候補があったのですが、上がる時・下がる時ともにほぼ素通りしてしまっているので、サポレジとしての力は失われているように思えます。一応、チャートにはまだ残してありますが、このライン絡みで売買をする場合には、過信は禁物かと思われます。
昨日は、一昨日エントリーしたロングポジション(チャート画像『A』の部分121.183)を持っている状態でしたが、チャート画像『B』の部分で122.437で利食っています。124.5pipsの利益が得られたトレードとなりました。また、利食うと同時にチャート画像『B』のポイントでショートのエントリーを行っています。122.462で約定、この記事を書いている今現在の段階で約60pipsの含み益があり、まだ利食わずにポジションを保持しています。
さて、チャート画像『B』の部分のエントリーに関してですが、環境認識として、122.524に日足レベルで見たレジスタンスラインの候補があり、更にその上にも断続的にレジスタンスライン候補や売りオーダーが散見されている状態でした。
12時に121.491を付けて反落し、15時から押し目買いが入って17時~18時にかけて122.554まで上昇したものの122.524のサポートラインにあたって反落、上ヒゲの長い寄り引け同時線のような形状のロウソク足が出現しています。
この値動きを見て、ダブルトップを形成するのではないかとの思惑から、18時の寄り付きでショートのエントリーを行いました。結果的には、下がって行く形となり、今現在含み益がのっている状態にありますが、エントリー直後、逆行して上がってしまい、損切りになりそうな局面もありました。
今現在、まだポジションを持っている状態にありますが、様子を見ながら利食いを入れて行こうと思います。
一昨日、昨日と比較的やり易い相場であったかと思います。
さて、本日ですが、一昨日の上げに対する押し目買いと昨日の下げに対する戻り売りが交錯するような微妙なレベルに位置しています。現段階では何とも言えませんが、まずは昨日の下げに対する一発目の戻り売りが失敗するか成功するかを見て行きながら、チャンスを窺いたいと思います。
ただ、売り・買いどちらも考えられるような相場はえてして難しい相場となる事も多い為、無理せず、いつも以上に中途半端な所で入らない事を心掛けて行きたいと思います。
それでは、本日も頑張りましょう!
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