山高ければ谷深し。こういう時こそ油断せずに損切りを徹底しよう~ユーロ/円~2016年07月12日振り返り
更新日時:2016年07月13日 06:29
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年07月12日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。
始値:113.634
終値:115.765
高値:116.411
安値:113.268
+213.1pips(高値から安値:314.3pips)
ユーロ/円の値動きの解説
昨日のユーロ/円相場は、一昨日に引き続き非常に強い値動きをしました。一時116.411を付ける場面もありましたが、116代での定着は出来ず115.765で引けています。
昨日は、買い目線で構えておりました。下がった所は買うような感じで構えており、以下のラインに注目していました。
112.597・・・38.2%戻しのやや下
112.101~112.141・・・50%戻しと61.8%戻しの中間辺り
寄り付きから9:00位まで押してくる局面がありましたが、上昇の勢いが強く、押し目買いの候補地点として見ていた上記のラインまで届かず浅目の押しを作って上昇して行く形となりました。押し目となったのは113.325と言うプライスですが、この近辺には113.412並びに113.229と言うサポートライン候補があり、結果論としては、この支持帯がサポートラインとしての力を持ったという事になろうかと思います。
トレードですが、昨日の高値を完全にブレイクしたチャート画像『A』の地点でロングのエントリー(114.004で約定)を行っています。上値余地がどこまであるのかと言う点で少し迷いがあったのですが、チャート画像『B』の地点で利食っています(115.809)。
値動きとしては、終日上げ続けだったと言って良いような値動きでした。東京~欧州OP位までの間に買っておきさえすれば、どこで買っても勝てた相場ですが、これくらい勢いよく上げてしまうと反落の恐怖心が出てきて、買いを躊躇してしまったという方もおられたのではないかと思います。押しと言えるような押しは入らなかったような展開でもありましたので、買うにしても取っ掛かりが掴めなかったという人もおられたかとは思いますが、注目していたラインのブレイク等で入って行くしか仕方なかったかと言うように思います。
逆張りをやってしまうと負けてしまう可能性が高かった相場だったと思いますが、逆張りが絶対ダメと言うわけではなく、それで勝つ場合もあるわけですので、逆張りをして負けてしまった人はそれはそれで仕方なかったとして、切り替えが必要かと思います。ただ、この手の相場の時は、ナンピンや損切りずらしをしてしまうと致命的なダメージを被る可能性もありますので、そのような事をしてしまって大きく負けてしまった人や大きな含み損を抱えてしまった人は、その点についての反省は必要であろうかと思います。
決裁したポジション・保有中のポジション
決裁したポジション・・・ロング エントリー:114.004 エグジット:115.809 結果:+180.5pips
保有中のポジション・・・無し
日足の分析と今日の方針など
上の画像はユーロ円日足チャートです。
【日足のレジスタンスライン候補】
118.562
116.991
【日足のサポートライン候補】
114.561
111.663
111.023
日足のダブルボトムのネックラインとして注目していた114.561のラインをあっさりと上抜けてきました。次の上値目標としては116.991と言うライン(117と考えていいかと思います)が考えられます。
チャート画像に引いた黄色いラインは、ブレグジットショック当日の高値から安値にフィボナッチリトレースメントをあてたものです。こうして見てみると昨日の終値は、ちょうど50%戻しの地点にあたり、次の上値目標となる116.991は61.8%戻しの近辺となっています。
上がりっぱなしの相場・下がりっぱなしの相場というモノは無いので、必ずどこかで反落してくる局面はあると思います。一昨日から昨日にかけて、550pips程の上昇が見られました。相場の世界には『山高ければ谷深し』と言う格言もありますが、これだけ大きく上昇してきますと押しが入った際に100pipsや200pipsの押しが入っても不思議ではありません。
550pips上昇したという事は、30%戻しでも165pips、50%戻しであれば275pipsという事になります。
この2日、上昇の勢いは非常に強く、押しがほとんど入らずに上昇してきました。その勢いに惑わされて、下がったら何も考えずに買って損切りしないというようなトレードをすると思わぬ含み損を抱えたり、大負けしてしまうという事もあり得ますので、こういう時こそ基本に忠実にしっかりと損切りをして行く姿勢が重要と思います。
さて本日ですが、基本的には押し目買い方針で構えたいと思います。押し目買いの候補地点としては、以下のプライスを中心にマークして行きたいと思います。
候補1:114.334~114.664
日足のダブルボトムのネックラインとなった114.561を中心に1時間足レベルで見た抵抗帯の114.334~114.664まで押してくる局面があれば、押し目買いを検討したいと思っています。
候補2:113.701~114.021
一昨日~昨日にかけての上昇のちょうど半戻しが、昨日の始値近辺となるのですが、その近辺の113.701~114.021には支持帯が存在しています。候補地点1をすっぽ抜けてしまったような場合には候補地点2での買いを検討したいと思います。
また、その少し下には、昨日の安値となる113.268と言うプライスがあるのですが、万一、急落して113.268を破るような局面があれば、上昇の流れに変化が生じる可能性がありますので、仮にヒゲになっても113.268以下の値を付けるような事があれば、買いは様子見としたいと思います。
また、押しが入るにせよ入らずに上昇を続けるにせよ、117代を見るような事があれば、売りを検討したいと思います。
それでは、本日も頑張りましょう!
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