ゾーンを見極めて無駄のないトレードを~2016年07月27日のユーロ円相場振り返り
更新日時:2016年07月28日 06:07
ユーロ/円の値動きについて
始値:114.937
終値:116.521
高値:117.135
安値:114.899
+158.4pips(高値から安値:223.6pips)
2016年07月27日のユーロ/円相場は、東京時間OP~日本時間12:00にかけて大きく上昇しました。12:00以降は115.802~116.543をコアレンジとしたレンジでの動きとなり、コアレンジの高値付近で引けています。
ここ2日程、東京時間OP前後から大きな動きが出る展開が続いており、東京時間は寝ているような欧州~NY主体のトレーダーの方は取り損ねてしまうような展開になっています。人間、24時間起きている事は不可能ですし、欧州~NYで勝負するという事でライフサイクルをそれにあわせているようなトーレーダーの方もいらっしゃると思いますが、寝ている間に何事かが起こって取り損ねてしまったとしても、それはそれで仕方のないことですので、割り切ってチャンスを待つという姿勢を崩さず、ヤケになってヘンな所で入らないように気を付けなければなりません。
エントリーポイントの解説と考え方
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のユーロ/円のエントリーポイントとしては、チャート画像『A』の楕円の部分でのエントリーが考えられました。
以下に詳しく見て行きたいと思います
エントリー候補地点の分析~『A』の部分について~
1時間足の『A』の部分を15分足で見た画像が下記の画像になります。
チャート画像『A2』の楕円の部分が、1時間足の『A』の部分にあたります。
環境認識として、一昨日~昨日の寄り付きにかけて114.561~115.113をコアレンジとするレンジ相場を形成していました。昨日の日本時間AM8:00~9:00においてレンジを上方にブレイクしています。この動きがチャート画像『A』の部分の値動きとなります。
この値動きによって、レンジブレイクが起こった可能性が考えられ、プルバックを確認してのロングのエントリーの検討を始めます。
15分足を見るとチャート画像『B2』の部分において、1時間足では上ヒゲになってしまっている部分に水平線(チャート画像水色の太いライン)を引く事が出来ます。チャート画像『A2』の部分において、レンジブレイクが発生した後、一旦戻ってきて、チャート画像水色のラインで長めの下髭を出して陽線に変わっています。
エントリータイミングとしては、このタイミングでのロングが比較的入りやすいタイミングであったかと思われます。
利食いの目標としては、一昨日の下落の前に形成していたレンジの下限である116.333近辺が考えられましたが、非常に上昇の勢いが強く、日足のレジスタンスライン候補であった116.991を一時上抜けて、117.135迄上昇しています。
ちなみに私は、上記のタイミングでロングのエントリーを行ったものの116.333で利食いをしてしまい、利食った後、80pips以上も上げてしまって、約100pipsほど勝ったのに負けたような気分になりました(´・ω・`)ショボーン
利食いは本当に難しく、正解のない分野だと思うのですが、これも相場と割り切って考えたいと思います。
東京時間で上げた後は、乱高下した後、レンジへ入る形になりましたが、昨日の場合はレンジの上限・下限が何処なのかが分かりにくいような値動きだった上に深夜にFOMCが控えていた事もあって、東京時間以降は様子見&ゾーニングに徹しました。
1時間足チャートの青いボックスをレンジとして考えているという事なのですが、この中でエントリーしてしまうと非常に負け易いトレードになりがちなので、注意が必要です。こうなってしまったら、上限・下限付近での逆張りか、どちらかへブレイクするのを待ってついていくしかありませんので、レンジの中で無駄なエントリーを繰り返して小さな負けを繰り返してしまうような事だけは避けなければなりません。
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