フランス大統領選挙決選投票はマクロン氏優勢か
更新日時:2017年04月25日 08:14
4月24日の為替市場は、フランス大統領選挙の第1回投票で、マクロン氏有利と言う情勢を受けてユーロが急伸して寄り付きました。
ただ、全般的に寄り付き≒高値と言う形になり、その後は値を下げてクローズしています。
フランスの大統領選挙は、5月7日にマクロン氏とルペン氏の決選投票が行われる運びとなりますが、Ifopフィデュシアルの世論調査結果によると、マクロン氏の支持率が60%、ルペン氏の支持率はは40%となっており、マクロン氏優勢と言う情勢となっています。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:110.581
高値:110.587
安値:109.652
終値:109.753
-82.8pips(高値から安値:93.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.186
チャート画像青の点線
短期トレンドの直近安値。
108.362~108.580
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.398~109.122
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
108.749~10.279
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.785~109.041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.918~109.082
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.976~109.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.412~109.820
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
110.008~110.207
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
110.165
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの安値のラインでしたが、4月11日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
110.244~110.757
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、4月11日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
110.286
チャート画像緑の点線
中期下落トレンドの直近安値のラインでしたが、4月11日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
110.581
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの高値。
4月24日のドル円相場は、フランス大統領選挙第1回投票を受けて、窓開けスタートとなりましたが、その後は下落基調での推移となり109代で引けています。
窓開けによって、一時110代ミドルまで上昇したわけですが、終わってみれば、始値≒高値と言った形となりました。窓開けが一種のオーバーシュートとなって、『110.165~110.286』の抵抗帯群を上抜きましたが、結果的には抵抗帯として意識(チャート画像白い楕円の部分)され、『110.165~110.286』の抵抗帯群から戻り売りが入って、下落して行った格好になっています。
『110.165~110.286』の抵抗帯群は何なのか?と言うと3月27日~4月11日にかけて守られてきた旧支持帯群で、この支持帯群を破った事で中期下落トレンドが継続しており、戻ってきた時に売り勢力の足掛かりとなり易いレベルと言う事になります。
寄り付きで大きく窓を開けてしまった事で、『110.165~110.286』の抵抗帯群を突き抜けてしまっていた為、機能するかどうかが分からない感じではありましたが、チャート画像白い楕円の部分の値動きを見ると長めの髭を何本も出しており、抵抗帯としての強さを示していますので、抵抗帯近辺で売るという判断もし易かったように思います。
中期トレンド(オレンジ色の線で描いた波)は、上昇トレンドの形状にありますが、この上昇トレンドの値動きもより大きな目で見れば、4月10日~4月17日にかけての下落の方波の中での値動きと見る事が出来ます。
ともあれ、直近の値動きとしては、中期トレンド(オレンジ色の線で描いた波)は、上昇トレンドの形状にあり、それを更に細分化するのなら、『108.398~110.581』の方波の中での値動きと見る事が出来ます。
『108.398~110.581』の上昇に対する押し目買いのタイミングを測りつつ、『110.581』を上抜けて行けるかどうかを見て行くという事になりますが、『108.976~109.408』の支持帯を下抜いてしまった場合には、買いは注意が必要となります。
チャートに引いた緑のトレンドラインは、中期トレンドに対して引いたトレンドライン、紫のトレンドラインは短期トレンドに対して引いたトレンドラインになりますが、この2本のトレンドラインで形成される三角持合いと見る事も出来ます。
三角持合いをどちらへ抜けるか?どういった意味を持つ水平線で跳ね返されて抜けたのか?と言う事を観察しながら、エントリーのタイミングを探って行くと良いのではないかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:120.751
高値:120.751
安値:118.910
終値:119.266
-148.5pips(高値から安値:184.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
114.902
チャート画像青の点線
短期トレンドの直近安値。
116.011~116.463
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月19日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
116.517~116.874
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
116.518~117.593
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
117.422~118.756
チャート画像緑の実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
117.490~118.053
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
118.685~118.985
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
120.745~121.693
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
4月24日のユーロ円相場は、フランス大統領選挙第1回投票を受けて、大きく窓を開けて寄り付き、一時『120.751』を付けましたが、その後は下落傾向での推移となり、119代で引けています。
『120.745~121.693』の抵抗帯の下限『120.745』付近から落ちてきた格好になっています。抵抗帯があるという事が分かっていても、ここをピンポイントで売るという事は至難の業であったかと思われますので、ここを売れなくても特段の問題はないと言えます。
中期トレンド(オレンジ色の線で描いた波)は、上昇トレンドの形状にあります。また、3月13日~4月14日にかけての中期下落トレンドのラス戻り高値を含む抵抗帯『117.422~118.756』を上抜いており、3月13日~4月14日にかけての中期下落トレンドの流れを崩しています。同時に同トレンドに対して引いたトレンドライン(紫色のライン)を上抜けています。
新旧の支持帯・抵抗帯が散在している状況にあり、白い楕円の部分の値動きがゴチャゴチャしている感じなので、やや仕掛けにくい感じになっていますが、強めの支持帯・抵抗帯を軸にエントリーポイントを模索して行くという事になりそうです。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.09190
高値:1.09191
安値:1.08200
終値:1.08661
-52.9pips(高値から安値:99.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05835~1.06041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05926~1.06278
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06040~1.06724
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.06388~1.06626
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06412~1.06797
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06700~1.06968
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06868~1.07691
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07451~1.07709
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08515~1.08674
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08933
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
4月24日のユーロ円相場は、フランス大統領選挙第1回投票を受けて、大きく窓を開けて寄り付き、一時『1.09191』を付けましたが、その後は反落、もみ合いに入って引ける形となりました。
寄り付きの値がそのまま昨日の高値となるような形となりましたが、昨日の寄り付き直後に付けた『1.09191』は、今年の年初来高値と言う事になります。
年初来高値をドンドン更新して行くという流れにはならず、高値圏での揉み合いになっています。
俯瞰すれば、3月27日~4月10日までの下落がイッテコイになったという事なわけですが、『1.07691』まで目ぼしい支持帯が無い為、下落に勢いが付くとストンと落ちてしまう可能性も有り、高値追いには注意が必要です。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 3月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
22:00 【米国】 2月ケース・シラー米住宅価格指数
22:00 【米国】 2月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
22:00 【米国】 2月住宅価格指数(前月比)
23:00 【米国】 3月新築住宅販売件数(前月比)
23:00 【米国】 4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
23:00 【米国】 4月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 【米国】 3月新築住宅販売件数(年率換算件数)
この記事をシェアする
関連記事
- 2018年10月09日 09:08 イタリアのサルビーニ副首相、EUのユンケル欧州委員長とモスコビシ欧州委員を欧州の敵と批判
- 2018年10月04日 07:40 パウエル議長『米経済は際立って良好』、利上げ継続の必要性を指摘
- 2018年10月03日 07:14 イタリア連立政権の有力議員、イタリアがユーロを離脱すれば経済は改善するとの認識示す
- 2018年10月02日 06:43 アメリカとカナダ、NAFTA再交渉協議期限ギリギリに合意
- 2018年09月26日 07:31 FOMCは年内2回、利上げも2回か?注目は来年の利上げペース
- 2018年09月25日 06:15 ドラギ総裁、来年夏にかけて金利を現在の低水準にとどめるとの確約も再表明
- 2018年09月18日 06:02 バルニエ首席交渉官、英国の離脱条件について合意できる可能性があるとの立場示す
- 2018年09月17日 02:26 トランプ大統領、約2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税措置を指示との報道
- 2018年09月04日 02:02 トランプ大統領NAFTAにカナダをとどめる必要はないとツィート
- 2018年09月03日 11:17 NAFTA再交渉を巡る米国とカナダ の2国間協議合意持ち越し