FRB、景気見通しに自信深めるもインフレに対する認識甘い感も?
更新日時:2018年02月22日 7:41
2月21日の為替市場は、1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が追加利上げを後押しする内容と受け止められ、短期国債利回りが上昇、終盤のニューヨーク外為市場ではドルが買われる展開となりました。
パウエル議長はイエレン体制下の金融政策を支えた人物という事で、適温経済路線から大きく外れるような政策を打ってこないだろうと言われていますが、就任以降、パウエル議長の考えが垣間見られるような出来事はまだなく、どういう考えを持っているのかはまだ分からないと言えます。
昨日発表された議事要旨の内容からするとFRBは景気見通しに対する自信を深めている感じですが、アメリカはすでに完全雇用状態であり、賃金上昇→インフレの流れを押さえられるか?に腐心することになってくるような気がします。
ドル/円


日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:107.301
高値:107.896
安値:107.266
終値:107.760
+45.9pips(高値から安値:63.0pips)
ドル/円のレジスタンスライン
108.845
ピンクの点線のライン
108.627
赤の極太のライン
108.532
赤の点線のライン
108.293
赤の点線のライン
107.823
赤の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
107.383
青の点線のライン
107.315
緑の点線のライン
107.104
青の点線のライン
107.050
青の点線のライン
106.483
青の点線のライン
106.310
緑の点線のライン
106.108
青の極太のライン
106.102
青の点線のライン
106.018
青の点線のライン
105.699
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、それほど大きくないものの実態がしっかりした陽線となりました。
日足の波は下落トレンドの状態にあります。
『107.823』のレジスタンスラインにヒゲでワンタッチしてきましたが、終値ではレジスタンスされています。
今後の値動きによって変わる可能性がありますが、現状では『110.171』(オレンジの楕円の高値)がラス戻り高値という認識が大勢を占めるのではないかと思われます。
【1時間足】
現状を整理しておくと・・・
1. 日足のトレンドは下向き
2. 日足のラス戻り高値は『110.171』
3. 日足の目先のレジスタンスラインは『107.823』・『108.627』
という状況かと思います。
日足の波が反転するまでは目線を変える必要はなく、戻り売りのチャンスを探していく事が基本的な姿勢となりますが、『107.823』絡みの値動きとなっています。
まずは『107.823』付近での波の折り返しを見ていくということになりそうです。
ユーロ/円


日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:132.367
高値:133.048
安値:132.252
終値:132.341
-2.6pips(高値から安値:79.6pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
133.808
ピンクの点線のライン
133.719
ピンクの点線のライン
133.278
ピンクの点線のライン
133.086
赤の極太のライン
133.060
ピンクの点線のライン
133.013
ピンクの点線のライン
132.992
ピンクの点線のライン
132.728
ピンクの点線のライン
132.326
赤の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.172
青の点線のライン
131.987
青の点線のライン
131.813
青の点線のライン
131.664
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は、上ヒゲが長く実体がほぼない寄り引け同値線のような形状となりました。
日足の波形はオレンジの波、白い波ともに上昇トレンドの形状がくずれています。
【1時間足】
白いラインの波のように値動きを細かく見ていくと波の方向性が目まぐるしく入れ替わっていることがわかります。
一方で青い波と考えるのであれば、レンジに見えるという状態となっています。
相場の見方は常にひとつではなく、多様性のあるものですが、見方があればあるほど売買が交錯し、結果としてトレードが難しくなります。
難しい相場にあえて挑む必要はありませんので、分かるようになるまで触らないという事で良いかと思います。
ユーロ/ドル


日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.23353
高値:1.23590
安値:1.22803
終値:1.22810
-54.3pips(高値から安値:78.7pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.25483
ピンクの点線のライン
1.25070
ピンクの極太のライン
1.24706
赤の点線のライン
1.24334
ピンクの点線のライン
1.24244
ピンクの点線のライン
1.24121
ピンクの点線のライン
1.23719
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.23034
青の点線のライン
1.22441
青の極太のライン
1.22421
青の点線のライン
1.22132
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルの日足の形状は、実体がしっかりしている陰線となりました。
日足の波形はオレンジ色の波形・オレンジ色の波形の集合体であるピンクの波形共に上向きの状態にありますが、ダブルトップになる可能性が出てきています。
【1時間足】
昨日の値動きによって、青い波のラス押し安値を下抜けてきました。
本日これからの値動き次第ということになりますが『1.22441』のサポートラインは日足がダブルトップになった場合のネックラインとなりますので、注目されてくるラインとなるように思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50【日本】前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50【日本】前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
18:30【英国】10-12月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
18:30【英国】10-12月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
21:30【ユーロ】欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30【米国】前週分新規失業保険申請件数
22:30【カナダ】12月小売売上高(前月比)
22:30【カナダ】12月小売売上高(除自動車)(前月比)
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