FOMCは年内2回、利上げも2回か?注目は来年の利上げペース
更新日時:2018年09月26日 07:31
9月25日の金融市場は、米国債利回り上昇、日・米・欧の株価はマチマチ、為替はユーロ高・円安となりました。
FRBは昨日からFOMCを開始していますが、今回・次回のFOMCで2回の利上げ観測が織り込まれており、今の所大きな値動きには繋がっていません。
ドル円


日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル円の値動き
始値:112.755
高値:112.970
安値:112.734
終値:112.960
+20.5pips(高値から安値:23.6pips)
ドル円の解説
【日足】
9月25日のドル円の日足の形状は、上下共に非常に短いヒゲがある陽線となりました。
昨日の上昇によって、僅かにではありますが、オレンジの波の直近高値ライン『112.852』を上抜いています。
抜け方が微妙な上、『112.852』の上には日足レベルのレジスタンスラインが断続的に存在しており、見極めが必要な状態になっています。
111円台ミドルで押し目買いを敢行したのであればともかく、高値ブレイクの買いを仕掛けようという企図を持っている人は113円台のレジスタンスラインの存在を頭に入れつつ、慎重に判断をしていくようにしましょう。
【1時間足】
日足のレジスタンスライン『112.852』を跨いでレンジを形成するような値動きとなりましたが、引けにかけて上放れしつつあるような勢いを呈しています。
完全に上放れしたとも言い難いような状態でもあり、引き続き見極めが必要な状態が継続しています。
日足のパートでも触れたように『112.852』から上には日足レベルのレジスタンスラインが断続的に存在しており、高値ブレイクでのエントリーはやり難いという事は言え、一種の結果論として言えば、買うならもう少し下だったという事になりますが、下で買えなかった人はそれを悔いても仕方ありませんので、『下で買えてれば・・・』的な悔恨を振り切って心を冷静に保ちながら相場を見ましょう。
逆に『下で買えてれば・・・』的な悔恨を持っているという事が自覚出来ている場合、それを引きずってあらぬ敗北を喫してしまう可能性もありますので、そういう自覚がある人は休んでしまうのも手です。
ユーロ円


日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ円の値動き
始値:132.479
高値:133.100
安値:132.359
終値:132.906
+42.7pips(高値から安値:74.1pips)
ユーロ円の解説
【日足】
9月25日のユーロ円の日足の形状は、上下共にヒゲがあり、実体が比較的しっかりした感じの陽線となっています。
オレンジの波がダブルボトムとなり、ネックラインであった『131.604』を上抜いていますが、オレンジの波のラス戻り高値ライン『133.096』の付近で頭を押さえられています。
引き続き、
1. 『133.096』を上抜く事が出来るかどうか?
2. 下がってきた時にネックラインであった『131.604』がサポレジ転換するか?
を見ながら、仕掛け所を探っていくという事になりそうです。
【1時間足】
日足のレジスタンスライン『133.096』と日足のサポートライン『131.604』に挟まれたエリアでの値動きになっています。
昨日も『133.096』を試してきましたが、上抜けは出来ずに引けています。
引き続き、『133.096』を破るかを見ていくという事になろうかと思われます。
ユーロドル


日足
1時間足
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ユーロドルの値動き
始値:1.17466
高値:1.17917
安値:1.17302
終値:1.17649
+18.3pips(高値から安値:61.5pips)
ユーロドルの解説
【日足】
9月24日のユーロドルの日足の形状は、上下共にヒゲがある小陽線となりました。
日足のレジスタンスライン『1.17971』に頭を押さえられ、『1.17057』と『1.17971』の間に入り込んでいます。
黄色の水平線は、『1.25070』~『1.13416』迄の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
ユーロドルは、日足の波が一方的な波か?波とも言えないようなレンジ的な値動きか?という事が多く、どの高値・安値に対してフィボナッチリトレースメントをあてるか?について意見の分かれる部分もあろうかと思いますが、当面の最も高い所から低い所に当ててみようという事で『1.25070』~『1.13416』迄の下落に対してあててみました。
こうしてみると『1.17971』のレジスタンスラインは38.2%戻しラインとほぼ重なるレベルにあり、『1.19417』のレジスタンスラインは50.0%戻しラインとほぼ重なるレベルにあります。
あまり近視眼的にならず、大きな視点でとらえながら重要ラインを見出し、その付近での値動きと損切りの有無を注意深く見ていくという事で良いかと思います。
【1時間足】
昨日のユーロドルは、直近安値ライン『1.17314』の下抜けに失敗、一方で日足のレジスタンスライン『1.17971』には届かずといった値動きで、上下あったものの、構図は変わらないという一日となりました。
引き続き、日足のサポレジを中心にマークしていくという事で良いかと思います。
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