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サポレジ転換は投資家心理を洞察する事が大事。ユーロ/円-2016年01月12日の振り返り

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上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日の相場の振り返りをして行きたいと思います。

昨日は、約30pips程の窓を開けて始まり、22時くらいまで窓を埋める形で戻りを試していましたが、128.50位から一気に売られて一時、127.29を付ける場面もありました。

先週末の引け方が、128.00~128.10でサポートされたかのような引け方でしたが、週が明けてみると下窓であっさり下抜けと言う展開でした。

チャートの形状的には、先週末の引け間際で買って行くのもアリだとは思うのですが、私は基本的には週マタギのポジションは持たないようにしています。

理由はいくつかあるのですが、土日の間に何か予期せぬことが起こって、とんでもない下窓が開いてしまったりという事が怖いですし、何より土日はゆっくり休みたいので、ポジションを持ち越した事で土日の間のニュースが気になって休めないという事態を避ける精神衛生的な理由が大きいです。

昨日の場合は、30pips位の窓ですので、とんでもないというような大きさではありませんでした。また、窓を埋める動きも見られたので、週末の引け間際に買った人も逃げるチャンスはあったと思います。

ただ、昨日の場合はサポートになりそうな買いの注文が一日通してみても127.00近辺までない状態でした。こういう時は動意がついてしまうとガタガタっと下がってしまうので、週末の引け間際に買っていた場合は、『いつでも逃げる』と言う姿勢で欲張らずに建値~微益で逃げれたら御の字くらいの気持ちで相場を見ているといいと思います。

昨日の場合は週明・本邦休場という事で、売りオーダーが観測されたのが、14時に128.20にOP、18時に128.50に売りオーダーが観測されました。

結果的に128.50の手前から一気に売られて、127.29まで下げる展開となりました。

昨日は、ここを売れたかどうか?が勝負だったと思いますが、128.50と言うプライスは直近のチャートから見ると7日の上昇の際には売り注文は入っていたもののあっさり突破され、8日の下落の際には買い注文が入っていたもののあっさり突破されたプライスで正に三度目の正直と言う感じですが、注文ベースでみると売買注文が反転していて、『8日にはサポートラインとして見ていたものが、昨日はレジスタンスラインとして見ていた』と言う投資家心理が見て取れます。

このようにサポレジ転換は、投資家が節目として考えていたラインで起こります。過去のオーダー情報を注意深く見て、投資家心理を洞察する事が出来ていれば、この下落を取る事が出来たのではないかと思います。