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投資家は地道な値動きが大嫌い?!ユーロ/円-2016年01月27日の振り返り

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年1月27日の相場の振り返りをして行きたいと思います。

昨日は、128.20近辺~129.50付近での値動きとなりました。俯瞰すると東京時間午前中に付けた安値をサポートとして、上昇して行っています。また、128.00に買いオーダーが観測されています。

昨日はFOMCがありましたが、ユーロ/円に関しては大きな値動きにはつながりませんでした。大きなイベントがある際にトレードするかしないかは好みの問題もありますし、良いとも悪いとも言えませんが、私はこういった際にはトレードしないと決めているので、昨日はノートレードでした。

チャートを見ますと少しづつ安値が切り上がり、少しづつ高値も切り上がっている事が見て取れます。だからと言って、上昇トレンドとも呼べないようなスッキリしない値動きになっています。

投資家にとって分かりやすい相場は、N字やV時のような形の値動きかと思うのですが、実際の相場ではなかなかそういった形の値動きになる事は少ないのが現実です。

煮え切らないというか地道と言うかスッキリしない値動きが多く、こういう時にどう立ち回るかがトータルの勝敗に大きく関わってくると思います。

毎日のように同じことを言っている気がしますが、こういう時はとにかく中途半端な所で入らない事を心掛けて、サポートライン・レジスタンスライン絡みの位置で入る事を心掛けて行く事が勝率をアップさせ、無駄なエントリーをして負けてしまう事を防ぐ唯一にして最大の方法だと思います。

少し細かく見て行くとこれまでレジスタンスラインとして機能していた128.50の売りオーダーが一昨日の時点で消滅し、昨日に関しても売りオーダーは観測されませんでした。その為、昨日はそのラインでの抵抗はあまりなく割とすんなり上に抜けてしまっています。一旦、抵抗を上抜けてそれまでのレンジに戻されてくる値動きは割とよく見る値動きですが、その際、再度上値を試しに行った時、そこに売りオーダーがあるかどうかに注目する事は非常に重要な視点です。

レジスタンスラインを上抜けてから、元のレンジに戻ってきた時にブレイクはダマシだったと考える事も出来るわけですが、ダマシだったかどうかを見極める際にはそこにはまだ売りたい人がいるかどうか?が判断材料の一つになります。昨日の場合はそこに売りオーダーが観測されなかったので、上がってきたところを逆張りで迎え撃つようなエントリーをするとあっさりやられてしまうという事になります。

オーダーをしっかり見ていれば、128.50がサポートとして機能しない可能性が高い事を感じる事が出来、それが出来れば無駄なエントリーで無駄な損失を出す事を防ぐことも出来たと言えます。このようにサポートラインやレジスタンスラインは、過去に止まったというだけではなくオーダー情報も併せて見て行く事でその裏側にある投資家心理を洞察する事も出来ます。

それでは本日も頑張りましょう!