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黒田バズーカ第三弾はマイナス金利。ユーロ/円-2016年01月29日の振り返り

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年1月29日の相場の振り返りをして行きたいと思います。

1月29日は日銀の会合があり、本邦では初となるマイナス金利を導入する事が決定されました。これを受けて、円安が進む展開となりました。ユーロ/円で250pips程、ドル/円で320pips程、ポンド/円で400pips程、豪ドル/円で220pips程・・・とクロス円は軒並み急騰する展開となりました。

個人的には、今回の会合では何もないかなと思っていたので驚きました。

以前にも書いた事があるのですが、私はイベントの日はトレードをしないと決めているので、この日はノートレードでしたが、仮に何も無かった時にどの程度円高に振れたかどうかは分かりようもないですが、何かがある事やない事に賭けてポジションを仕込んでおくのは博打以外の何物でもないと思います。

もし昨日、会合前にポンド/円のショートポジションを持っていたら、それこそ一瞬で400pips近い含み損を抱えるという事になったわけです。もしかしたら、実際にそういう憂き目を見た方もいらっしゃるかも知れません。

何らかの大きな材料で相場が動いている時にはテクニカル分析の入り込む余地などない特殊な値動きをします。こういう時は、押しや戻りを待ってじっくり仕掛けて行く方が勝ち易く、リスクも低いトレードが出来るものです。

さて、環境認識ですが、日銀の会合前には、135.50に売りオーダーが観測されている状況でした。マイナス金利導入によって、あっさりと135.50を破り、その後落ちてきた時に130.50がサポートラインとなって、再度高値を試しに行っています。

もし、エントリーするならココだったかなと思うのですが、こういう時は値動きも早いのでかなりの経験を積まないと入れないポイントだったかと思います。

その後、上値を試すものの発表直後の上値を超えられずに反落してきています。ちょっとヘンテコな形ではありますが、ダブルトップのような形状になっています。

これまで、130.50には売りオーダーが観測されていましたが、発表直後の押しをサポートした事で注目されたという事だと思うのですが、130.50に買いオーダーが観測されており、サポレジ転換をうかがわせる状態となっています。

レジスタンスとしては、132.50から断続的に売りオーダーが観測されており、当面130.50がサポートとなるかどうかに注目したいと思っています。