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乱高下はチャンスも大きい?!ユーロ/円-2016年02月09日の振り返り

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年02月09日の相場の振り返りをして行きたいと思います。

昨日は東京時間から欧州時間にかけて下落したものの東京クローズから欧州時間にかけて大きく切り替えすという値動きとなりました。上下で200pips程の値動きとなりました。売り・買いどちらでも勝てるチャンスのある相場でした。

オーダーとしては、東京クローズ近辺で127.50と128.00に買いオーダーが観測され、欧州時間に129.50に買いオーダーが観測されましたが、これは割とあっさり破っています。その後、NYクローズにかけて129.00と128.50に買いオーダーが、131.00に売りオーダーが観測されています。

昨日の振り返りでも少し書いたのですが、私は昨日、129.00のラインで利食いを入れたと同時に買いで新たなポジションを取って、その時は損切りに掛かってしまいました。この際の買いは、戻り売りが入りそうという事を分かった上で、戻り売りポイントまでの戻りを取って、しかる後に再度、戻り売りを敢行したいという意図をもっての買いでした。東京時間は寝ているので、昨日の東京時間の下落は取れませんでした。

起きた時には、そこそこ戻り売りが進行してしまっていたので、下げ止まりを待ってからのロングの機会を伺いながら、チャート画像『A』の部分の値動きを観察していました。

この部分は大きく下げて行っているのですが、非常に長い下ヒゲを伴いながら下げて行っています。

下ヒゲの長さは、安値圏での買い意欲を表すものなので、『下がった所では買いたい』と言う参加者の存在を示しています。昨日の寄り付きは129.65で昨日の安値は128.25です。140pips程の大きな下落であったわけですが、その下げ方を見ると必ずしも一方的なものではなく、安値圏では買いが入りながら下げて行っているという事が見て取れます。

ここで大事な事は、140pispと言う大きな下げがあったという事実の中で、『安値圏では買いたい参加者もいる』という事です。この事に気付けていたかどうかで、買いのエントリーに踏み切れるかどうかが変わってきたかと思います。

その後、本邦時間13時にコマ足が出て、売買の勢力の拮抗を暗示しています。ここに至って、劣勢の減退を洞察する事が出来ると思います。ここでロングのエントリーを敢行するのもやや果断な決断ではありますが、ありだったかと思いますが、私はその後に陽線が出た所、本邦時間15時の寄り付き128.67でエントリーをしています。

根拠としては・・・

・128.00に買いオーダーが観測されていた事

・本邦時間13時のコマ足によって劣勢の減衰の可能性を感じていた事

・本邦時間14時に陽線が出た事で、転換の可能性を感じた事

上記3点の理由で反転するのではないか?と言う考えをもってロングのエントリーを敢行しました。利食いは当初はあわよくば131.00というような目標で臨みましたが、本邦時間1時に上髭の長い陽線が出て、その位置が、130.00近辺であった事もあり、130.00の買いオーダーがレジスタンスに転換したのではないか?と言う可能性を考慮し、本邦時間3時の寄り付きに129.85でエグジットしています。118pips程の利益をもってエグジットする事が出来ました。

昨日の東京から欧州時間にかけての下落は、下がった値幅から見ると判断が意外と難しい値動きだったように思います。129.50付近から戻り売りでショートポジションを持っていた方もいらっしゃったと思うのですが、大きく戻しては下げの繰り返しであったので、『スッキリした下げ』ではなかった為に利食いに迷われた方も沢山いらっしゃったのではないかと思います。

利食いに迷うという事は、売る事を迷っているという状態でもあります。この事自体が、相場の転換を暗示する投資家心理でもあります。自身と同じ迷いをもしかしたら、他の投資家も持っているかもしれないという事に考えが及んだ時、リアルな実感を持って投資家心理の移ろいを感じる事が出来ると思います。この感覚は事情に重要な感覚だと思いますので、その感覚を感じる事が出来た人は、それを大事にするときっとこの先良い事があるのではないかと思います。

それでは本日も頑張りましょう!