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ユーロ/円-2016年02月24日の振り返り-芸術作品レベルのWボトムが出現!

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年02月24日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

■ユーロ/円

始値:123.49

終値:123.51

高値:123.60

安値:122.44

+2pips(安値から高値116pips)

■ドル/円

始値:112.08

終値:112.15

高値:112.25

安値:111.03

+7pips(安値から高値132pips)

■ユーロ/ドル

始値:1.1018

終値:1.1012

高値:1.1045

安値:1.0956

-6pips(安値から高値89pips)

2/24は3通貨ペア共に高値から安値の値幅はそこそこ出たものの寄り引け同時線に近い形で引けています。

ユーロ/円の日足の形状はトンボのような形状となっています。下ヒゲの長い形状ですので、本日以降、相場の流れに変化が生じる事になるのかに注目して行きたいと思います。

ドル/円の日足の形状もユーロ/円同様、トンボのような形状となっています。こちらも、本日以降、相場の流れに変化が生じる事になるのかに注目して行きたいと思います。

ユーロ/ドルは、足長クロスのような形状となっています。こちらも、本日以降、相場の流れに変化が生じる事になるのかに注目して行きたいと思います。

3通貨とも寄り引け同値線で引けるというのは割と珍しいケースかと思います。ユーロ/円目線では、2月に入ってから下がりっぱなしで、何も考えずに売っていさえすれば良かったような相場展開でした。18営業日中、陽線が出たのが5日しかなく、その上大きな陽線ではなかったので、10円近く下げた事になります。重複になりますが、下落一辺倒だった流れに変化が生じるか、注目して行きたいと思います。

オーダーの変化

126.50 売り

125.00 売り

124.50 売り

122.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

121.80 割り込むとストップロス売り大き目

121.50 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

121.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、本邦時間14時・5時に新たに以下のオーダーが観測されています。

124.00 売り(5時観測)

123.75 OP25日NYカット(14時観測)

3通貨ペアの1時間ごとの値動き

7:00 -9.9 -11.5 0.7 円>ユーロ>ドル
8:00 -4.4 -8.1 3.6 円>ユーロ>ドル
9:00 -3.8 6.4 -9.6 ドル>円>ユーロ
10:00 -11.2 2.6 -12.1 ドル>円>ユーロ
11:00 9.6 -7.5 15.7 ユーロ>円>ドル
12:00 -0.7 -1.3 0.4 円>ユーロ>ドル
13:00 -19.6 -15.9 -1.9 円>ドル>ユーロ
14:00 1.2 2.7 -1.3 ドル>ユーロ>円
15:00 4.6 9.5 -6 ドル>ユーロ>円
16:00 13.5 24.8 -12 ドル>ユーロ>円
17:00 0.8 -2.2 3.2 ユーロ>円>ドル
18:00 -41.5 -19.1 -18 円>ドル>ユーロ
19:00 -10.2 -10.5 1.1 円>ユーロ>ドル
20:00 -32.2 -4.8 -24.3 円>ドル>ユーロ
21:00 35.4 14.6 17.5 ユーロ>ドル>円
22:00 11.3 -11.2 21.6 ユーロ>円>ドル
23:00 -22 -31.1 10.8 円>ユーロ>ドル
0:00 -26.4 -41.9 17.1 円>ユーロ>ドル
1:00 26.6 29.4 -4.8 ドル>ユーロ>円
2:00 6.8 3.5 2.7 ユーロ>ドル>円
3:00 11.2 8.9 1.3 ユーロ>ドル>円
4:00 5.2 16.5 -11.4 ドル>ユーロ>円
5:00 25.8 29.5 -6.5 ドル>ユーロ>円
6:00 30.5 22.5 6.6 ユーロ>ドル>円

昨日のユーロ/円相場の波形の天底と主要3通貨ペアの強弱関係を照らし合わせて細かく見て行きたいと思います。

本邦時間13時~14時にかけて123.03をつけた部分(チャート画像『A』の部分)

昨日は、寄り付きから前々日夜からの下落の流れを引き継ぐ形で下落し、本邦時間13時~14時にかけて、123.03をつけました。123.00と言うプライスには、明け方まで『買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測』という強めの買いオーダーが入っていたのですが、昨日の寄り付きの前に消失しています。

この事によって、123.00には大きめの買いオーダーは無い状態でしたが、13時~14時にかけて123.00を試しに来た際には一旦サポートしています。

相場の波形としては、前々日に一旦サポートされたプライスではありますが、昨日のこの段階では、ここで買いたい投資家が前々日に比べ、少なくなっていたという事が見て取れます。このようなオーダーの変化がある場合、この水準での買い意欲が弱まっている事を示していますので、下方ブレイクし易い状態になっています。

その為、こういったラインでの逆張りは危険ですので、注意が必要となります。むしろ、サポートラインと目していた水準での買い意欲の弱まりを注意深く見て、下方ブレイクを狙うトレードが有効となります。

本邦時間16時~17時にかけて123.60をつけた部分(チャート画像『B』の部分)

環境認識として、123.70には前日から存在しているレジスタンスラインがあり、そのすぐ上には『123.75OP25日NYカット』のオーダーが存在していました。また、重複となりますが、123.00にあった厚めの買いオーダーが消失したものの、一旦は123.00でサポートされました。

そういう状況の中で、16時~17時にかけて高値を試すも123.70のレジスタンスラインの前で跳ね返され、非常に上ヒゲの長い陽線が出ました。この事によって、123.60から上には強いレジスタンスが存在している事が洞察できます。一方、下方は123.00に存在していた厚めの買いオーダーが消失しています。

以上の理由から、ここは比較的ショートのエントリーがし易かったポイントであったように思われます。

本邦時間20時~21時にかけて122.45をつけた部分(チャート画像『C』の部分)

123.00を破ると122.45まで一気に下落しています。122.45と言うプライスには、買いオーダー等は観測されていなかった為、ここを目標値と設定して利食いをするのは難しかったかと思われます。

21時~23時にかけて戻りが入り、123.00がレジスタンスとなって、再度安値を試す形となり、再度122.45をつけた後、引けにかけて大きく切り替えして行っています。

この部分の値動きは芸術的なWボトムを形成しています。普通ダブルボトムは、どちらかが高かったり低かったりして多少いびつな形になるものですが、両方の安値が殆ど一緒のキレイな形になりました。だからなんなの?って言うレベルのお話ですが、意味もなく少し感動してしまいました。

本邦時間23時~1時にかけて円買いの流れであったものが、1時~2時のロウソク足が固まった段階で、円売りに変化してきており、流れに変化が生じた事が確認できます。『円売りの流れに変化が生じてきた事』、『ダブルボトムを形成しそうな形であった事』から、画像『E』の部分、本邦時間1時~2時にかけて、陽線が出た事を確認した後、本邦時間2時の寄り付きでのロングは比較的入り易かったかと思います。

昨日は、売り・買いどちらでも勝てるチャンスのあった相場でした。また、オーダーの消失によってサポートの力が弱まった部分等、注意深く見て行く事で勝てるチャンスが高まった展開であったように思います。

それでは、本日も頑張りましょう!