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ユーロ/円-2016年03月02日の振り返り-セオリーと言う誘惑も複数通貨ペアを見ていれば回避可能!

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年03月02日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

■ユーロ/円

始値:123.84

終値:123.30

高値:124.34

安値:123.07

-54pips(安値から高値127pips)

■ドル/円

始値:113.97

終値:113.45

高値:114.54

安値:113.20

-52pips(安値から高値134pips)

■ユーロ/ドル

始値:1.0864

終値:1.0866

高値:1.0880

安値:1.0824

+2pips(安値から高値56pips)

ユーロ/円の日足は、やや上ヒゲの長い陰線となりました。

ドル/円の日足の形状は、ユ-ロ円同様に上ヒゲ長い陽線となりました。

ユーロ/ドルの日足の形状は、上下にヒゲがあるものの寄り引け同時線に近い形となりました。

昨日は、ドル/円・ユーロ/円が下落、ユーロ/ドルは横這いと言う一日でした。円高の動きの強かった一日だったかと思います。

オーダーの変化

122.50 買い

122.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

121.80 割り込むとストップロス売り大き目

121.50 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、本邦時間14時・18時・21時に新たに以下のオーダーが観測されています。

126.00 売り(21時観測)

125.50 OP2日NYカット(14時観測)

124.50 売り(18時観測)

123.50 買い(18時観測)

123.00 買い(14時観測)

3通貨ペアの1時間ごとの値動き

ユーロ/円 ドル/円 ユーロ/ドル 備考
7:00 7.2 5.9 1.9 ユーロ>ドル>円
8:00 -2.4 -12.8 9.3 円>ユーロ>ドル
9:00 -0.9 1 -1.8 ドル>円>ユーロ
10:00 4.8 11.8 -6.7 ドル>ユーロ>円
11:00 -11.4 -6.9 -4 円>ドル>ユーロ
12:00 -16.3 -9.9 -4.6 円>ドル>ユーロ
13:00 -2.9 -2.4 -0.7 円>ドル>ユーロ
14:00 6.3 3.3 2.5 ユーロ>ドル>円
15:00 38.2 46.1 -10.6 ドル>ユーロ>円
16:00 0 -11 10.5 ユーロ=円>ドル
17:00 17.3 12.4 3.5 ユーロ>ドル>円
18:00 4.6 -2.3 6.4 ユーロ>円>ドル
19:00 -20.1 -3.3 -14.7 円>ドル>ユーロ
20:00 1.6 4.8 -3 ドル>ユーロ>円
21:00 1.7 -2.9 4.2 ユーロ>円>ドル
22:00 -25.4 -9.9 -12.9 円>ドル>ユーロ
23:00 -41.8 -33.8 -4.6 円>ドル>ユーロ
0:00 -11.3 2 -11.8 ドル>円>ユーロ
1:00 7.7 -10.4 16.6 ユーロ>円>ドル
2:00 3.7 -5.4 8.4 ユーロ>円>ドル
3:00 -21 -36.8 16.5 円>ユーロ>ドル
4:00 -1.3 4.1 -4.3 ドル>円>ユーロ
5:00 -5.5 -6.5 1.2 円>ユーロ>ドル
6:00 13.2 10.2 2 ユーロ>ドル>円

昨日のユーロ/円相場のポイントとなった部分を見て行きたいと思います。

本邦時間13時~14時にかけてレンジ下限から上昇、レンジブレイクした部分(チャート画像『A』の部分)

寄り付きから本邦時間15にかけて123.60~124.06のレンジを形成していました。16時~18時にかけて、一旦上方向へブレイクしています。結果的にみるとこのブレイクはダマシに終わっています。

チャート画像『A』の部分の洞察がポイントとなりました。

環境認識として、チャート画像の赤線のような水平線を引けている必要性があります。

チャート画像『A』の部分、13時~14時のロウソク足の形状は、上ヒゲが長い陰線となっています。この形状は、戻り売りが入った事を示しています。戻り売りが入るという事は、『上がった所は買いたい』と考える投資家が増えている事を示しています。『まだまだ下がる』と考えている投資家が多いのであれば、ショートポジションを持ち続けているはずです。

これは、『A』の近辺に赤線で引いたラインがサポートとして意識された事を示していると考えられます。

13時~14時のロウソク足が確定した時点では陰線で終えており、この戻り売りが失敗したか?成功したか?はまだ何とも言えません。

14時~15時は小陽線で引けています。この事によって、以下の事が洞察できます。

1 レンジ下限でサポートされた。

2 戻り売りが失敗した。

上記2点の理由から、15時の寄り付きでのエントリーは比較的判断が容易であったと考えられます。

ここでエントリーした場合、利食いの第一目標は124.50近辺と考えられますが、そこまで届かずに元のレンジの内側に戻ってきてしまっているので、あまり大きな利益とならなかった公算が高いと考えられますが、22時にレンジの内側に戻されてきた時点で撤退した場合ですと20pips程度の利益が得られたと考えられます。レンジ上限のラインをブレイクした後、サポレジ転換したかのような動きを示しているので、その前に利食う事は少し難しかったのではないかと思います。

本邦時間22時~23時にかけてレンジの内側に押し戻されてきた部分(チャート画像『B』の部分)

一旦、レンジブレイクしたかに見えたもののチャート画像『B』の部分で、元のレンジに押し戻されて結果的にブレイクアウトがダマシに終わっています。

こういったダマシのブレイクアウトは、投機筋が好き好んで使うパターンなのですが、ここはショートのチャンスであったかと思います。

ここで大事な事は、『B』の上に引いてあるラインの上でもみ合っている時に手を出さない事です。この部分は一旦ブレイクアウトして、レジスタンスラインがサポートに転換したかを試しに来ています。しかも、サポレジ転換したかのような値動きを示しています。

この値動きを見て、ロングのエントリーを行う事は一種のセオリー的なエントリーなのですが、その決断をする前にドル/円の動きも併せて見て行かなければなりません。

上の画像はドル/円の1時間足チャートを切り抜いたもので、『C』の部分は22時~23時の値動きを示しています。

昨日の相場は、ドル/円とユーロ/円の相関性が強い値動きでした。ユーロ/円においては、『B』の上に引いてあるラインを一旦ブレイクした後、サポレジ転換したかのような値動きを示しています。ですが、ドル/円においては、同時刻上値を試したもののピンクのラインのレジスタンスラインに上昇を阻まれています。この事によって、円安の上値が抑えられているという事を洞察しなければなります。この事を洞察できれば、この時点におけるユーロ/円のロングを思い止まる事が出来ます。

ここを思い止まる事が出来れば、22時~23時において元のレンジの内側に戻ってきたことを見て、ショートのエントリーを敢行できたという事になります。

このようにセオリー的には、ロングの場面でも他の通貨ペアを見ておく事によって、ダマシを見破り無駄な負けを回避する事も可能となります。

それでは本日も頑張りましょう!