ピラミッティングのやり過ぎに注意~ドル・円・ユーロ相場~2016年03月30日振り返り
更新日時:
上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年03月30日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。
ユーロ/円の日足の形状は、陽線となりました。日足レベルで見たダブルトップの左の山を終値で超えて来つつあります。これで5日続けての陽線となりましたが、その中身を見るとレンジを作って破るもののレンジの上限がほんの少し上がるという動きを繰り返しながら上がってきている値動きが多く連騰している割には難しい値動きが続いてきたような感じもあります。左の山を越えた事で、勢いが強まるのか?ダマシに終わって反落するのかに注目して行きたいと思います。
ドル/円の日足の形状は、やや下ヒゲの長い陰線となりました。2月中旬から3月の相場は2段レンジのような相場でしたが、1段目のレンジの下限付近に位置しています。ここから買いが入るのか2段目のレンジの底を見に行くのかに注目したいと思います。
ユーロ/ドルの日足の形状は、陽線となりました。2/11高値の水準に近づいてきており、ここを破るかに注目したいと思います。
■ユーロ/円
始値:127.19
終値:127.42
高値:127.80
安値:126.76
+23pips(安値から高値104pips)
■ドル/円
始値:112.65
終値:112.39
高値:112.79/p>
安値:112.00
+26pips(安値から高値79pips)
■ユーロ/ドル
始値:1.1289
終値:1.1336
高値:1.1364
安値:1.1282
+47pips(安値から高値82pips)
慎重な利上げ、なお適切
上の画像はユーロ円1時間足チャートです。昨日もレンジ相場継続となりましたが、NY時間にレンジの上限を微妙にブレイクして行っています。
これがダマシとなるかは今の所何とも言えませんが、レンジ下限を足固めしつつレンジの上限を少しづつ切り上げているというここ最近の流れと同じような感じの値動きとなっています。
こういう時は、レンジの下限が上がる度に下限付近で買い増しをして行きやすいのですが、積み上がってくると急反落した時に大きくやられてしまうので、買い増しのし過ぎにも注意が必要です。特にこうやってジリジリあげた時と言うのは、1日で上げ幅全部下げる等という事もあるので、ピラミッティングにもルールを設けておく事が大切です。
日足レベルで見るとドル円とユーロドルが逆相関で動いているので、ユーロ円は両方に引っられて難しい相場となっています。こういった時は逆張り有利な展開になりがちです。波形を描いてしっかりと環境認識をした上でレンジの上限・下限付近で折り返しを確認してから入るくらいしかやりようが無い感じです。好みの問題もありますが、レンジに手を出したくないという人はやらなくて良い相場ですし、50pips位値幅はある感じなので取りに行くというのでも良いと思いますが、くれぐれもレンジの上限・下限で逆指値で入るようなトレードは避けましょう。
レンジでやられる時と言うのは、目がならされてしまって逆指値で入る『逆張りの中の逆張り』をした時にレンジの上限・下限で止まらなかった時に大きくやられてしまう可能性が高まるので、油断せずに折り返しを確認してから入る事と損切りを徹底する事が大切です。レンジの値幅にもよりますが、ある程度値幅のあるレンジであれば、レンジが崩れる最後はやられる形になりますが、勝ちを積み上げることも出来ます。
それでは、本日も頑張りましょう!