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相場において決め付けは危険と言う根拠をチャートから読み取る~ドル・円・ユーロ相場~2016年04月08日振り返り

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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年04月07日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。

ユーロ/円の日足の形状は、上ヒゲの長い陽線となりました。形状自体は戻り売りに失敗した事を示唆しており、安値圏からの反発の可能性を示唆するものとなっています。今週は反転上昇の流れとなって行くのかに注目して見て行きたいと思います。

ドル/円の日足の形状は、上ヒゲの長い陰線となりました。形状としては戻り売りが入った事をしめしています。ユーロ円と違い、陰線で終った事で戻り売りが失敗したとは言えない形状である為、今日の値動きが非常に重要になってきます。

ユーロ/ドルの日足の形状は、上下共にヒゲのある陽線となりました。高値圏での持合い継続中と言った格好です。

■ユーロ/円

始値:123.07

終値:123.20

高値:124.21

安値:122.98

+13pips(安値から高値123pips)

■ドル/円

始値:108.17

終値:108.08

高値:109.08

安値:108.06

-9pips(安値から高値102pips)

■ユーロ/ドル

始値:1.1376

終値:1.1397

高値:1.1418

安値:1.1348

+21pips(安値から高値100pips)

ユーロ円の日足チャートの形状自体は反転を感じさせる部分もあるが果たして・・・?

先週末は適当なエントリーポイントが見つからず、ノーエントリーでした。

この記事の冒頭で少し書きましたが、ユーロ円の日足の形状は戻り売りに失敗した事を暗示しています。プライス的にも安値圏にあり、反転の可能性を秘めているように思えます。以前、『クロス円の爆益を狙おう!通貨強弱を意識すれば勝率も向上する』と言う記事で書いた事がありますが、クロス円で最も勝ち易く、利益も伸びるのは3通貨ペアの方向性が揃った時です。

そういった観点から、ドル円・ユーロドルのチャートを見て行きたいと思います。

ドル円日足20160408.png

上の画像はドル円日足チャートです。一番新しい足が陽線になっていますが、この足は今日の足で一本前が先週末の足になります。

上ヒゲの長い陰線となっており、ユーロ円と似たような形状となっています。この形状は戻り売りが入った事を示していますが、最終的に陰線で引けているので、今の段階では戻り売りに失敗したという事は出来ません。ただ、戻り売りが入ったという事は、利食いを入れた投資家の人がいたという事は洞察できます。『利食いを入れる=反発』という事にはならないので、今の段階ではまだ円買いの流れが止まったという事は出来ません。従って、円の視点から考えると円売りは時期尚早と言えますが、円買いについても慎重に行う必要があるという事が言えます。

ユーロドル日足20160408.png

上の画像はユーロドル日足チャートです。こちらは高値圏での持合いになっています。

ユーロ視点から見てユーロ買いとなるのは、『レンジを上方にブレイクした時』もしくは『レンジ下限で折り返した時』なので、一本前の足がレンジ下限で折り返したと取れない事も無いような状態になっていますが、この形状ではその判断は難しいと思います。

ユーロ視点から見た場合、ユーロ買いは時期尚早と言えそうです。

これらの事から導き出される結論は、ユーロ円を買い目線にチェンジして行くのは時期尚早という事になるかと思いますが、逆に言うと買い一辺倒・売り一辺倒で臨む相場ではないという事でもあります。相場において決め付けは危険ですが、『買いオンリー』でも『売りオンリー』でもないという根拠をチャートが示してくれています。

決め付ける事なく、入っても良いタイミングを待つ事が勝ちへの道ですので、無駄撃ちに注意しながらチャンスを待ちましょう。

それでは、本日も頑張りましょう!