間違ったと思ったら、すぐに切り替えるという柔軟さを持とう~ユーロ/円~2016年05月30日振り返り
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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年05月30日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。
■ユーロ円の値動き
始値:122.687
終値:123.754
高値:123.887
安値:122.658
+106.7pips(高値から安値:122.9pips)
昨日のユーロ/円の日足の形状は、陽線となりました。
昨日は、先週末の流れを引き継ぐ形で、東京時間は非常に強い動きをしました。欧米勢が休場という事もあり、欧州時間以降は小動きとなって引けています。
先週から、ダブルボトムのなりかけのような状態が続いてきましたが、昨日の終値でネックラインを超えてきました。本日の終値でネックラインより上で引けるかに注目したいと思います。
日足のサポートライン・レジスタンスラインとなりそうなプライス
【レジスタンスライン候補】
126.211
124.239
【サポートライン候補】
123.570
122.524
121.991
121.731
オーダーの変化
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のオーダー状況の推移は以下のような推移となっています。
125.00 売り厚め
124.50 売り
124.00 売り
123.50 売り
122.00 買い
121.20 割り込むとストップロス売り大きめ
121.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、新たに観測されたオーダーはありませんでした。
ユーロ/円の値動きの解説
環境認識として、先週末は122.90~123.00にかけてのレジスタンスをなかなか破れないという展開が続いていました。この水準にはいくつかレジスタンスラインが存在していました。
昨日の東京時間の寄り付きから上昇し、これらの抵抗帯を破って大きく上昇して行く形となりましたが、チャート画像『A』の部分が、昨日、唯一と言って良いエントリーポイントだったかと思います。
『A』の部分の中身の値動きを見て行くと7:00~9:00にかけて抵抗帯を僅かに上抜けしています。9:00~10:00のロウソク足が陰線となったものの終値がギリギリ抵抗帯の一番下で止まり、10:00~11:00のロウソク足が陽線となって抵抗帯の上で引けています。
この値動きを見て、同抵抗帯がサポレジ転換して支持帯となったと判断して11:00の寄り付き(123.100)でロングのエントリーを行いました。0:00の寄り付き123.681で利食っています。結果的に58.1pips程の利益を得る事が出来ました。
このエントリーはブレイク狙いのエントリーでしたが、ポイントは9:00~10:00のロウソク足が陰線となった際に123アラウンドのレジスタンスラインでレジスタンスされたと判断し、ショートでのエントリーをしたか?思い留まれたか?と言う部分であったかと思います。
この部分の値動きは非常に微妙なもので、9:00~10:00のロウソク足の終値がぴったり旧抵抗帯の一番下で止まっています。これが実体で下抜けていれば、ショートと言う判断をしても良いのですが、ピッタリの位置で止まってしまった為に難しい判断を迫られる形になったかと思います。
ここでショートをしてしまっても、必ずしもダメなトレードとは言えませんが、1本待つ慎重さがあればなおよいという事になります。仮にここでショートしてしまっても、10:00~11:00の足を見てドテンのロングと言う手もありますので、この部分においては慎重さと『間違った』と思ったら、すぐに切り替えるという迅速さが求められたかと思います。
さて本日ですが、アメリカとイギリスが休場明けとなります。
買いについてはまず、日足のサポートライン候補となる123.570近辺が注目されてくるかと思います。123.00近辺まで下落してくる局面があれば、このレベルのサポートラインも注目されてくるかと思います。一応、その間にもいくつかサポレジ転換の候補がありますが、昨日、上がってくる時にほぼ素通りだったので、機能するかどうかは怪しい感じがします。
売りについては124.239に日足レベルで見たサポートラインの候補があります。また、その上下には売りオーダーも観測されているので、この辺りが軸になりそうです。
今週は木曜日にECB金融政策発表、木曜日に雇用統計と週末にイベントが続きます。イベントを控えてどのような値動きとなるかに注目して行きたいと思います。
それでは、本日も頑張りましょう!