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ガマンは含み益を持っている時にするもの~ユーロ/円~2016年06月08日振り返り

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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年06月08日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

■ユーロ円の値動き

始値:121.906

終値:121.890

高値:122.007

安値:121.318

-1.6pips(高値から安値:68.9pips)

昨日のユーロ/円の日足の形状は、下ヒゲの長い寄り引け同時線のような形状となりました。

一時、121.318を付ける場面もありましたが反発しています。日足レベルでは121.731のサポートラインを守って引けた形になっており、下ヒゲが長くなっています。

2日連続で、121.731を守って引ける形となりました。時間足で細かく見て行くと時間足レベルでは121.731のラインは素通りしてしまっていて、サポートライン・レジスタンスラインの役目をほとんど果たしていないのですが、日足レベルでは121.731より下はヒゲになっていて、効いている感じになっています。

一方、上方向は昨日は上値を試す展開ではなかったので、121.991のラインがレジスタンスラインとしての力を持っているかどうかは、よく分からないような状態です。このラインは上げ下げ共に素通りしてしまっているので、このラインを根拠としたトレードは気を付けた方が良いかも知れません。

オーダーの変化

ユーロ円1時間足チャート

上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のオーダー状況の推移は以下のような推移となっています。

124.00 売り

123.00 売り

122.00 売り

121.50 買い

121.00 買い

120.50 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、14時に以下のオーダーが観測されています。

122.25 OP

121.90 OP

日足のサポートライン・レジスタンスラインとなりそうなプライス

【日足レベルで見たレジスタンスライン候補】

126.211

124.239

123.754

123.570

122.524

121.991 ※機能するかどうかは疑問

【日足レベルで見たサポートライン候補】

121.731

121.010


ユーロ/円の値動きの解説

昨日のユーロ円相場は、方向感のない値動きで、安値を試す時間帯が長かったものの始値と同じようなレベルで引けています。

俯瞰すれば、121.731の日足レベルのサポートラインを挟んでの値動きに終始し、最終的には同ラインをサポートして引けていますが、時間足レベルで見ると121.731は上げ下げ共に素通りしていて、時間足の中ではあまりサポートラインとしての力を発揮出来ていない感じになっています。

昨日は、一昨日にエントリーしたショートポジション(122.462)を持った状態でした。昨日の寄り付き時点で、含み益を抱えている状態でしたが、昨日の場合はあまりスッキリした値動きではなかった為、非常に利食いに苦慮しました。

東京時間に121.318と言うプライスを付けたのが昨日の安値となりましたが、この時点では利食わず、『ダブルボトムになった時』もしくは『121.916のレジスタンスラインを実体で超えた時』にエグジットしようかと言うような考えでいました。

エグジットの2条件どちらも満たさない展開が続き、途中ダブルトップが出来たりするような展開でしたが、0時~1時にかけて121.482のサポートライン候補で反発したのを確認したところで利食っています。121.632でエグジット、結果的に83pipsの利益を得る事が出来ました。

私は、ショートの場合、ダブルボトムになった所で利食う事が多いのですが、時としてダブルボトムにならない場合もあります。昨日の場合はまだ良い方で、そこそこ良い所で出られたと思いますが、最悪なパターンとして『V』字で反転して行ってしまうというケースが挙げられます。『V』字で反発して行く時と言うのは、何か突発的な材料が出た場合などに多く、それほど出現頻度は高くない感じですが、『もし、V字で反転してしまったらしょうがない』と言うくらいの心構えでいます。

ダブルボトムになる時と言うのは、戻り売りが失敗した場合であって、時として戻り売りが成功してより大きな利益を得られる事もあります。『利大』を追求していく上では、その可能性を求めて行かねばならず、利食いにおいても『戻り売りが失敗』したところで利食う事を心掛けています。私の利食いの方法が絶対的に正しいと言うつもりはありませんが、個人的な考えとして、戻りが入って上がった所で焦って利食うよりも、そこから再度、安値を試してダブルボトムになった所で利食う方が、トータルでの利益は大きくなる傾向にあると考えています。

そういう意味で、昨日はガマンの相場でしたが、ガマンは含み益を持っている時にするもので、含み損のある時はガマンすべきではないというのが私のモットーでもあります。

それでは、本日も頑張りましょう!