レンジを把握しずらい時は休むのも手~2016年07月18日の為替相場振り返り
更新日時:
円 | ユーロ | ドル | |
対円 | - | 119.9 | 80.9 |
対ユーロ | ▼119.9 | - | ▼27 |
対ドル | ▼80.9 | 27 | - |
対ポンド | ▼1.685 | ▼14.5 | ▼60.1 |
対豪ドル | ▼60.4 | 47.9 | 0.5 |
上の表は、円・ユーロ・ドルが、対他通貨において変動したpips数を終値ベースでまとめたものです。
※円・ユーロ・ドル目線で見ていますので、通貨ペアの上下とは逆になる場合があります。
※例えば、ドル/円が値上がりした場合、円目線で見ると円はドルに対して『値下がり』した事になります。
為替相場全体の方向性について
昨日の為替相場は、終値ベースで見ると全体的に円安となりました。ユーロは対ポンド以外でユーロ高、ドルは欧州通貨に対してはドル安、対円ではドル高、対豪ドルでは横這いと言うマチマチの値動きとなりました。
先週末の引けにかけてトルコのクーデターのニュースが伝わりましたが、未遂に終わった事を受けて、リスク要因とはならず一時的な値動きとなった形になっています。
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日については、クロス円は概ね同じような値動きをしているのですが、値幅の割には難しい相場であったように思えます。ユーロ/円は1日の値動きで見ると100pips以上の上昇をしていますが、大きく窓を開けて寄り付いた後、NY時間まで方向感が無い値動きを続け、NY時間になってレンジをブレイクするという値動きとなりました。エントリータイミングとしては、NY時間にレジスタンスラインをブレイクした所(チャート画像赤のライン)で入るくらいしかなかったかなと言うように思います。
ユーロ円は、比較的分かりやすいのですが、ドル円はレンジの上限を何処にするのかと言う見極めが難しい感じだった上に途中ダマシのブレイクなどもあり、ユーロ/円以上に難しい感じでした。
私は、昨日はイマイチ方向感が定かではなかった為に様子見となりましたが、無理に参加しなくともよかった相場かと思います。
直近の日足の傾向から見る今日の方針など
円 | ユーロ | ドル | |
対円 | - | ユーロ高傾向 | ドル高傾向 |
対ユーロ | 円安傾向 | - | ドル高傾向 |
対ドル | 円安傾向 | ユーロ安傾向 | - |
対ポンド | 円安傾向 | ユーロ安傾向 | ドル高傾向 |
対豪ドル | 円安傾向 | ユーロ安傾向 | ドル高傾向 |
直近の値動きの傾向としては、まだ円は全通貨的に円安傾向にあると考えています。基本的な方針としては、クロス円の押し目買いの方針で構えたいと思います。
上の画像は、ユーロ/円日足チャートです。黄色いラインはブレグジットショック当日の高値から安値を基準としてフィボナッチリトレースメントを当てたものです。
先週末のクローズの時点では、60.8%戻しのラインで頭を抑えられた格好になっていましたが、昨日が陽線となった事で、終値で明確に60.8%のラインを超えてきました。また、60.8%ラインの近辺にある116.991のレジスタンスラインも明確に上抜けてきました。
116.991(117と考えても良いと思います)のラインがサポートとしての力を持つかに注目して行きたいと思います。