節目を微妙に破る値動きが散見されるが果たして?~2016年10月18日の為替相場解説~
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ドル/円の解説
ドル/円の環境認識
俯瞰すれば緑のラインで引いた三角持合いのような状況になってきています。
高値切り下げ、安値切り上げと言う状態にあり、値動きが収束してきている事が見て取れますが、どちらかへ放たれると大きな値動きに繋がり易いので注意が必要です。
ドル/円の値動きの考察
上げず・下げずというような状態となりましたが、一昨日に『EP1』の辺りで打診売りをした場合には、短期の下落トレンド(青いラインで引いたトレンド)が崩れた『EX1』で撤退しておく必要性があります。中期のトレンドとしても、安値を切り上げてしまっていますのでここは引っ張らずにポジションを切って良いかと思います。
中期トレンド(オレンジ色のラインで引いたトレンド)の前回安値に届かずに短期トレンド(青いラインで引いたトレンド)が折り返す形になったので、上げるのかと思いきや再度短期トレンドが下落の方向に反転しつつあります。
冒頭で書いたように中期トレンドの波形が三角持合いのような状態になってきており、どちらへ抜けて行くかに注目して行く必要性があります。
ユーロ/円の解説
ユーロ/円の環境認識
俯瞰すればピンクのラインで引いた長期トレンドの方波に対する押し局面進行中と言った状況にあり、ここ1週間ほどの間『114.074』~『115.112』のレンジの中での値動きとなっていましたが、レンジの中で徐々に高値を切り下げ、昨日、レンジの下限を割ってきました。
チャート画像に引いた黄色のラインは、ピンク色のラインで引いた長期トレンドの方波に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
現在のレベルは、50%戻し~61.8%戻しの間くらいにあり、そろそろ押し目買いが入ってもいいし、もう少し下押しする余地もあるという微妙なレベルにいます。ただ、10月6日から始まった下落の流れの中で、中期トレンドが上向きになる局面は一度も無かったので、買って行くにはスリリングな状況と言えるかと思います。
ユーロ/円の値動きの考察
中期トレンドが高値を切り下げている状況にあるという認識の中で、白い楕円の下落に対する戻り売りを狙うトレードが考えられました。
この場合、注意点として中期トレンドが完全に下向きと言う状況下にあるわけではないので、中期トレンドの前回安値=レンジ下限の『114.074』近辺で短期トレンドが反転したりと言った怪しい動きがあれば、長く持たずにすぐに出るという事を意識しておく必要性があります。
白い楕円で囲った下落の動きに対して、青いラインで引いた短期トレンドが逆行する値動きを見せています。この値動きに対して引いたトレンドラインが緑色のトレンドラインになります。
このトレンドラインを下方にブレイクして、トレンドラインの裏側にあたったタイミングの『EP1』でのショートが考えられたかと思います。ただ、明日にECBの金融政策発表を控えていますので、短期のトレンドを見ながら良い所で利食う必要があるかと思います。
ユーロ/ドルの解説
ユーロ/ドルの環境認識
中期トレンドの安値が切り上がっています。この事から、緑のラインで引いたような三角持合いにあると考える事も出来ます。
明日にECBの金融政策発表を控えていますが、それによってどちらかへ抜けて行く事になるのかどうか?注目して行きたいと思います。
ユーロ/ドルの値動きの考察
基本的には下落の流れにありましたので、青いラインで引いた短期トレンドに対して、緑色のラインのようなトレンドラインを引き、このラインを破ってプルバックが入ったタイミングである『EP1』の辺りでのショートが考えられたかと思います。
しかしながら、その後の値動きにおいて、中期トレンドの前回安値を下抜けずに短期波形が反転しつつありますので、微益撤退となった可能性が高いトレードになってしまったのではないかと思います。