FXで何やっても勝てなくて、やったコト

モンテ・パスキ救済問題、ユーロの波乱要因となるか?

更新日時:

昨日は、BOEが政策金利・資産買入れプログラムともに据え置きと言ったニュースやイタリア政府がモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)など財務不安を抱える複数の国内銀行に対して、150億ユーロを注入する用意があると言った欧州関連のニュースがありました。

BOEの金融政策据え置きに関しては、大方の予想通りでした。

イタリアのモンテ・パスキ救済問題については、ECBは『イタリア政府でどうにかしてね(*´∀`)アヒャ』と言う姿勢で、イタリアの対応が問われるという状況になっていますが、対応次第ではユーロの波乱要因となる可能性も有り、個人的には密かに注目しています。

ドル/円

ドル円1時間足20161216-01

上の画像はドル円1時間足チャートです。

■始値:117.010

■高値:118.652

■安値:116.999

■終値:118.154

+114.4pips(高値から安値:165.3pips)

昨日のドル円は上昇の流れで推移し、一時118.652迄上昇、118.00代を維持して引けています。昨日は、トレード方針としては押し目買いを狙って行くという方針でいたのですが、短期トレンド(青い波)が下落の方向性になる局面がありませんでした。

押し目買いと言うのはメインのトレンド(中期トレンド・オレンジ色の波)に対して、ひとまわり小さいトレンド(短期トレンド・青い波)が一旦逆行し、再度メインのトレンドと合致した時に買って行く事を指しますので、昨日に関してはエントリーチャンスが無かったという事になります。

それだけFOMCの余勢が強かったという事かと思います。

注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

114.832

一昨日~昨日にかけて形成していたレンジの下限。ここを下抜くと中期上昇トレンドが崩れる

115.389

一昨日~昨日にかけて形成していたレンジの上限。

115.975

12月12日に付けた高値ライン。

本日に関してですが、引き続き押し目買いのチャンスを窺って行くという事で良いかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足20161216-01

上の画像はユーロ円1時間足チャートです。

■始値:123.225

■高値:124.083

■安値:122.553

■終値:123.035

-19pips(高値から安値:153pips)

12月15日のユーロ円は、寄り付きから欧州時間中盤にかけて上昇、一時『124.083』を付ける場面もありましたが、NY時間にかけて反落、『122.553』を付ける場面もありました。引けにかけて少し戻して、123.00近辺で引けています。

俯瞰すれば、『122.686』のラインがサポートラインとして機能した形になっています。

昨日に関しては、押し目買いの方針で、短期トレンド(青い波)が下落トレンドの形状となり、一旦、中期トレンド(オレンジ色の波)と逆行する形となりましたが、再度、中期トレンドの方向性と合致と言う所までは行きませんでしたので、エントリーには至りませんでした。注意深く値動きを観察して、短期トレンドが上昇トレンドの形状となるような局面があれば、ロングのエントリーを検討しても良いかと思います。

注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

122.235

12月14日からの上昇の起点

122.686

12月13日~12月14日にかけて形成していたレンジの上限。

122.846

12月12日に付けた高値ライン。昨日のFOMC後の上昇に対する50%戻しのラインと重なるレベル

123.959

直近高値のライン。中期トレンドが上昇トレンドとして継続していく為にはこのラインを上抜けする事が必要。

本日に関しても、引き続き押し目買い狙いと言う事で良いかと思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足20161216-01

上の画像はユーロドル1時間足チャートです。

■始値:1.05324

■高値:1.05386

■安値:1.03657

■終値:1.04118

-120.6pips(高値から安値:172.9pips)

12月15日のユーロドルは、下落流れで推移しました。一時『1.03657』を付ける場面もありましたが、引けにかけて少し戻して『1.04』に乗せて引けています。

注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.06543

FOMCによる下落の起点となったプライス。

1.06048

直近の中期上昇トレンドのラス押し安値。

1.05287

直近の中期上昇トレンドの起点となった安値。

基本的な方針としては、戻り売りを狙って行くという事で良いかと思います。

本日について

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

19:00 【ユーロ】10月貿易収支

19:00 【ユーロ】11月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

22:30 【アメリカ】11月建設許可件数(前月比)

22:30 【アメリカ】11月住宅着工件数(年率換算件数)

22:30 【アメリカ】11月住宅着工件数(前月比)

22:30 【アメリカ】11月建設許可件数(年率換算件数)

22:30 【カナダ】10月対カナダ証券投資額

本日は特に大きな指標の発表はありません。週末になりますが、チャートの動きをよく見て入るべき所は入るという事で良いかと思います。