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今年の相場は実質22日まで?今週はポジション調整の動きに注意

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先週末金曜日は、特段大きな材料等も出ず、全体的に小動きとなりました。

土日に出たニュースとしては、日本政府は、2017年度予算案の一般会計総額を過去最大の97兆4500億円程度(16年度当初予算は96兆7218億円)とする方向で最終調整に入ったとのニュースが出ています。

ドル/円

ドル円1時間足20161219-01

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

■始値:118.151

■高値:118.414

■安値:117.462

■終値:117.952

-19.2pips(高値から安値:95.2pips)

12月16日のドル/円は、全体的に小動きでしたが、NY時間に下落、一時『117.462』を付ける場面もありましたが、引けにかけて戻し118.00手前で引けています。

NY時間に急落が起こるまで方向感の無い値動きでしたので、短期トレンドの波形(青い波)が描き難い値動きでしたが、白い網掛けのレンジの値動きと考え、レンジの上限・下限に波の高低が来る形で波を描いてみると『H1』~『H2』にかけて高値を切り下げ、『L1』~『L2』にかけて安値を切り下げており、短期トレンド(青い波)はダウ理論的に言う下落トレンドの形状になっていると見る事が出来ます。

白い網掛けのレンジを下方にブレイクした形ですが、中期トレンド(オレンジ色の波)は上方向に向かっている状況にあり、ショートのエントリーは大きな流れに沿っていない為、レンジを下方にブレイクしたからと言って、ショートするというわけではありませんので、注意が必要です。

注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

114.883

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値。このプライスを下抜くと中期上昇トレンドが終了する。

115.389

12月13日~12月14日にかけて形成していたレンジの上限。

115.975

12月12日に付けた高値ライン。

118.561

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値。中期上昇トレンドが継続していく為には、このプライスを上抜く事が必要。

本日に関してですが、引き続き押し目買いのチャンスを窺って行くという事で良いかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足20161219-01

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

■始値:123.009

■高値:123.622

■安値:122.821

■終値:123.253

-24.4pips(高値から安値:80.1pips)

12月16日のユーロ/円は、寄り付きから上昇、一時『123.622』を付ける場面もありましたが、NY時間に入ると一転して下落、『122.821』を付ける場面もありましたが、引けにかけて戻し、123.00代で引けています。

白い楕円で囲った部分の波を短期トレンドの波と捉えるか?中期トレンドの波と捉えるか?で相場の見え方がかなり変わってきてしまう為、評価の難しい波のように思えます。

この波を短期トレンドの波として考えるのであれば、短期トレンドが上昇方向へ折り返している最中と取れますが、この波を中期トレンドの波と考えた場合、中期トレンドがトレンド転換しつつある状況と捉えることも出来る為です。

現時点でのこの問題に対して解を求める事は出来ませんが、どちらの可能性も有るという事で決め付けずに見て行く必要性があると言えます。

注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

122.748

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値のライン。

123.959

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値のライン。中期トレンドが上昇トレンドとして継続していく為にはこのラインを上抜けする事が必要。

本日に関しては、無理に参加せず方向性を見極めるという事で良いかと思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足20161219-01

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

■始値:1.04118

■高値:1.04734

■安値:1.03999

■終値:1.04488

+37pips(高値から安値:73.5pips)

12月15日のユーロド/ルは、東京時間~欧州時間にかけて上昇、欧州時間~NY時間にかけて下げたものの引けにかけて戻してクローズしています。

注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.06543

FOMCによる下落の起点となったプライス。

1.06048

直近の中期上昇トレンドのラス押し安値。

1.05287

直近の中期上昇トレンドの起点となった安値。

中期トレンドが切り替わったかのような形状を示しており、今日については様子見を基本線に見極めていくという事で良いかと思います。

本日について

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

08:50 【日本】11月貿易統計(通関ベース)

09:00 【ニュージーランド】12月NBNZ企業信頼感

19:00 【ユーロ】10月建設支出(前月比)

19:00 【ユーロ】10月建設支出(前年同月比)

本日は特に大きな指標の発表はありません。また、今日から今年最後の日銀の金融政策決定会合が行われます。

今週は23日が天皇誕生日で日本勢は休場、24日・25日の土日を挟み、26日はクリスマス休暇の振り替えで日本以外は休場、27日はボクシングデーでスイス以外の欧州勢が休場となります。

実質的には、今年の相場は22日までと言う事になりそうな感じですが、今週は休暇前のポジション調整の動きも出て来ることが予想される為、その点には注意が必要です。