今年は欧州選挙イヤー。どこかで火を噴く材料となるか?
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昨日は、 昨年12月8日開催のECB理事会議事要旨では、量的緩和(QE)に反対する一部メンバーが資産買い入れの延長に反対していたというニュースが出ました。
議事要旨によると『数人のメンバー』は、買い入れ延長案に賛同しなかった一方、買い入れ規模の減額は歓迎したとされており、ECBの政策スタンス変更の兆候的なモノなのかも知れない感じもします。
今年は、イギリスがユーロ脱退交渉を正式に開始する見込みである上にユーロ圏では選挙も相次いで実施される事から、他にもユーロ脱退を決断する国が出てくるかも知れず、今すぐにどうこうと言うような材料ではありませんが、どこかのタイミングで火を噴く事があるかも知れません。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:115.402
高値:115.503
安値:113.749
終値:114.683
-71.9pips(高値から安値:175.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
114.988~115.418
短期トレンド(青い波)のラスト戻り高値と下落トレンドを確定する事になった安値で形成される抵抗帯。
115.338~116.569
中期下落トレンド(オレンジ色の波)のラスト戻り高値と下落トレンドを確定する事になった安値で形成される抵抗帯。中期下落トレンドの流れを断ち切る為にはこの抵抗帯を破る事が必要。
長らくサポートラインとなっていた『115.321』のラインを下方にブレイクした事で、中期トレンド(オレンジ色の波)は下落トレンドの形状となっています。
この下落トレンドを断ち切る為には、『115.338~116.569』を破る必要性がある為、当面注目されてくる抵抗帯となりそうです。
週末なので週マタギのポジションを持つかどうかと言う問題はありますが、基本的には戻り売りのタイミングを計って、タイミングが合えばショートのエントリーを検討して行くという事で良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:122.121
高値:122.222
安値:121.181
終値:121.682
-43.9pips(高値から安値:104.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
121.311
1月12日安値。俯瞰すれば、今の値動きは121.311~123.688の方波の中での値動きとも言える。
121.421~121.820
短期上昇トレンドのラス押し安値~短期上昇トレンドを確定させる事となった高値で形成される支持帯
121.811~122.144
短期下落トレンドのラス戻り高値~短期下落トレンドを確定させる事となった安値で形成される抵抗帯
123.688
1月9日高値。俯瞰すれば、今の値動きは121.311~123.688の方波の中での値動きとも言える。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、『高値切り上げ・安値切り下げ』と言う状態にあり、明確なトレンドは出ていない状況で、現在の値動きは『121.311~123.688』の方波の中での値動きと言う事が出来ます。
『121.311~123.688』のどこかで戻り売りが入って、『121.311』のサポートラインをブレイクして行くような事があれば、中期トレンドが下落トレンドとなって行くという事になります。仮に『121.311』のサポートラインを下方にブレイクして行くような事があれば、中期トレンド(オレンジ色の波)の3波もしくはC波と言う事になるので、戻り売りをするタイミングが来るかどうか注意しておきたい所です。
短期トレンドの抵抗帯・支持帯の形成と変遷を見ながら、打診売りを仕掛けるチャンスが来ればショートを検討しても良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.05816
高値:1.06839
安値:1.05706
終値:1.06113
+29.7pips(高値から安値:113.3pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.04736
1月11日からの上昇の起点となったプライス。
1.05725~1.06028
短期上昇トレンド(青い波)のラスト押し安値から上昇トレンドを確定させる事となった高値で形成される支持帯。
中期トレンド(オレンジ色の波は)明確なトレンドがある状態ではありませんが、直近の高値であった『1.06149』のラインを上方にブレイクしており、今後の値動き如何によっては上昇トレンドになって行く可能性を秘めています。
短期トレンドの抵抗帯・支持帯の形成と変遷を見ながら、打診買いを仕掛けるチャンスが来ればロングを検討しても良いかと思います。
本日について
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
時間未定 【中国】 12月貿易収支(米ドル)
時間未定 【中国】 12月貿易収支(人民元)
08:50 【日本】 12月マネーストックM2(前年同月比)
09:00 【米国】 イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
22:30 【米国】 12月卸売物価指数(PPI)(前月比)
22:30 【米国】 12月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
22:30 【米国】 12月小売売上高(前月比)
22:30 【米国】 12月小売売上高(除自動車)(前月比)
24:00 【米国】 1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
24:00 【米国】 11月企業在庫(前月比)
本日は、注目度の大きい指標の発表はありません。週末なので、引け間際の深追いは禁物です。