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メイ英首相の演説に要注目!単一市場と関税同盟からの撤退表明か?

更新日時:

英テレグラフ紙は、メイ英首相が17日に行う演説でEU離脱(ブレグジット)交渉において『単一市場と関税同盟からの撤退』を表明する見通しだと報じました。

■英国が関税同盟の一員でなくなることを明確にする

■EU加盟国との間で新規で対等なパートナーシップを求める

■加盟の一部を維持したり、準加盟国のようなかたちをとることはない

■他の国々が採用しているモデルを求めることもしない

■離脱にあたって加盟の一部の維持は考えない

・・・と言った内容が骨子の演説となるそうです。

報道を見る限り、多少の語弊を恐れずに言えば、EUとEUの構成国では無い先進国(例えば、アメリカや日本)のような関係性・立ち位置になるという方向性のように感じますが、EU側は単一市場へのアクセスの条件として人の移動の自由の受け入れを求める姿勢を崩さない公算が高いと言われており、今年も欧州発の何事かがありそうな感じがします。

ドル/円

ドル円1時間足20170117

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:114.323

高値:114.463

安値:113.617

終値:114.171

-15.2pips(高値から安値:84.6pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

113.617~113.866

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値のライン。1月16日の値動きで少しはみ出す部分もあったので、少し幅を持たせて『帯』として考えている。

114.988~115.418

短期トレンド(青い波)のラスト戻り高値と下落トレンドを確定する事になった安値で形成される抵抗帯。

115.298

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値。中期トレンドがダブルボトムになった場合、ネックラインとなり得るという意味で注目されるライン。

115.338~116.569

中期下落トレンド(オレンジ色の波)のラスト戻り高値と下落トレンドを確定する事になった安値で形成される抵抗帯。中期下落トレンドの流れを断ち切る為にはこの抵抗帯を破る事が必要。

1月16日のドル円相場は、高安の値幅はソコソコありましたが、終値ベースでみると小動きとなりました。

本日寄り付き時点での状況としては、『115.338~116.569』の中期トレンドの抵抗帯&『114.988~115.418』の短期トレンドの抵抗帯 VS 『113.617~113.866』の支持帯 と言った様相を呈しており、114.988から始まる分厚い抵抗帯を113.617~113.866の支持帯で支えているような状態となっています。

113.617~113.866』の支持帯を下方にブレイクする方がスッキリした値動きと言えますが、『113.617~113.866』の支持帯の近辺に更なる支持帯が構築されてくると小さい値幅のレンジに入って行く事も想定されますので、そういう状況の時になってしまった場合にはつまらない負け方をしないように注意が必要です。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足20170117

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:121.219

高値:121.672

安値:120.748

終値:121.005

-21.4pips(高値から安値:92.4pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

120.843

チャート画像青い点線の水平線。

1月16日安値ライン。今の所、短期トレンド(青い)波の直近安値ラインに過ぎない。

121.219~121.529

チャート画像赤い点線のボックス。

短期下落トレンドのラスト戻り高値~短期下落トレンドを確定させる事となった安値で形成される抵抗帯。

121.311~122.276

チャート画像ピンク色のボックス。

中期下落トレンドのラスト戻り高値~中期下落トレンドを確定させる事となった安値で形成される抵抗帯。

1月16日のユーロ円相場は、高安の値幅はソコソコありましたが、終値ベースでみると小動きと言う展開でした。昨日の高値圏にいた時間帯は寄り付きからの数時間で基本的には下落基調でしたが、アメリカが休場だった事もあり、欧州時間以降は小動きになったという展開でした。

画像の尺の問題で左端が切れてしまっていますが、中期トレンド(オレンジ色の波)はダウ理論的に言う下落トレンドの形状にあります。

本日寄り付きの段階では、『121.219~121.529』の短期トレンドの抵抗帯 & 『121.311~122.276』の中期トレンドの抵抗帯 VS 『120.843』のサポートライン と言った情勢にありますが、『120.843』のサポートラインは今の所、短期トレンドの直近安値にすぎないので、買い方は少し分が悪い状態と言えるのかも知れません。

基本的には、下目線で戻り売りを狙って行くという事で良いと思いますが、冒頭で述べたように本日は英国メイ首相の演説が予定されており、突発的な値動きには注意が必要です。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足20170117

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.06036

高値:1.06350

安値:1.05784

終値:1.05991

-4.5pips(高値から安値:56.6pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.04736

チャート画像青い点線の水平線

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近安値。1月11日からの上昇の起点となったプライス。

1.05725~1.06028

チャート画像青い点線のボックス

短期上昇トレンド(青い波)のラスト押し安値から上昇トレンドを確定させる事となった高値で形成される支持帯。

1.06036~1.06280

チャート画像赤い点線のボックス

短期下落トレンド(青い波)のラスト戻り高値から下落トレンドを確定させる事となった安値で形成される抵抗帯。

1.06741

チャート画像ピンク色の点線の水平線

中期トレンド(オレンジ色の波)の直近高値。中期トレンドが上昇トレンドとなって行く為には、このラインの上抜けが必要。

1月16日のユーロ/ドルは、寄り付き~欧州時間にかけて下落しましたが、引けにかけて戻し、ほとんどイッテコイ的な値動きとなりました。

中期トレンド(オレンジ色の波)はトレンドレスの状況にあり、『1.06741』の高値を破れば、上昇トレンドになって行くという状態になっています。

1月17日の寄り付きの段階では、『1.05725~1.06028の支持帯』 VS 『1.06036~1.06280の抵抗帯』 という状況になっています。

抵抗帯と支持帯がくっついているような状況になっていますので、これをどちらかに抜けて行くまでは触らないという事で良いかと思います。

本日について

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

09:30 【オーストラリア】 11月住宅ローン件数(前月比)

13:30 【日本】 11月鉱工業生産・確報値(前月比)

18:30 【英国】 12月消費者物価指数(CPI)(前月比)

18:30 【英国】 12月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比)

18:30 【英国】 12月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

18:30 【英国】 12月小売物価指数(RPI)(前月比)

18:30 【英国】 12月小売物価指数(RPI)(前年同月比)

19:00 【ユーロ】 1月ZEW景況感調査

20:45 【英国】 メイ首相の演説

22:30 【米国】 1月ニューヨーク連銀製造業景気指数

本日は、20:45から英国メイ首相の演説が予定されており、注目を集めています。

ポンド等は、演説を受けての乱高下もあるかも知れませんので、注意が必要です。