市場の関心はG20財務相・中央銀行総裁会議へ
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ムニューシン米財務長官は、ショイブレ独財務相との会談後の共同記者会見で、『トランプ政権として通商戦争への突入は望んでいないものの、公平性を高める上で一定の通商関係を見直す必要がある』との認識を示しました。
ムニューシン氏は、為替操作に対抗していくことで両氏が一致したと明らかにした上で、ユーロについては『多くの国が採用しているユーロは様々な要因の影響を受ける』と指摘し、『1つの国が管理する通貨とは異なる』との認識を示しました。
米国家通商会議の責任者であるピーター・ナバロ氏は、ドイツがユーロの過小評価を利用して貿易での優位性を不当に高めていると批判した事もありますが、ドイツが意図したものであろうがなかろうが、実際問題としてそういった側面は確かにあると言え、その事がユーロ圏におけるドイツの一人勝ちの状況を作り出しているという事は出来、ユーロ安の状況が出来るだけ長く続いて欲しいというのがドイツの本音である事は明らかと言えます。
それは日本も同様で、これ以上の急激かつ過度な円安にはならなくて良いとしても、例えば100円を割るような円高は困るというのが本音であろうかと思われます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.454
高値:113.540
安値:112.898
終値:113.290
-16.4pips(高値から安値:64.2pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.699
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
111.746~112.487
チャート画像青の実線のボックス
中期トレンドの支持帯。
111.884
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
112.786
チャート画像青の点線
中期トレンドのダブルボトムのネックライン。
113.515~113.897
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.654~114.060
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.674~114.606
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
114.307~114.671
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
114.505~115.158
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
114.584~114.830
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
115.420
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月16日のドル円相場は、112後半~113ミドルで方向感なくもみ合う展開となりました。
チャートを見ると上は『113.515~113.897』の旧支持帯の下辺近辺で頭を抑えられ、下は113.00前後で止まっているような形になっています。下方には『112.786』というサポートラインが存在していますが、同サポートラインにはまだ届いていない状況です。
サポレジと言う観点から見れば、『112.786~113.515』と言う水準は真空地帯のようなレベルであり、どちらにでも行けてしまうレベルとも言えます。その為、安易な仕掛けは少し危険かというように思えますので、売り・買いの勢力どちらが強いかを見極めつつ、売るにせよ買うにせよ出来るだけ足掛かりとなるサポレジのある水準に引き付けて入りたい所です。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:121.812
高値:122.059
安値:121.120
終値:122.036
+22.4pips(高値から安値:93.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
118.284
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
118.728~119.421
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
119.605~119.846
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
119.841~120.191
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.017~120.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.082~121.102
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
120.444~120.054
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.987~121.261
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
121.650~121.995
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
122.234~122.499
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
122.865
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月16日のユーロ円相場は、寄り付きから軟調な展開が続きましたが、NY時間~引けにかけて反発122代を回復して引けています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状にあります。
チャートを細かく見ると中期トレンド(オレンジ色の波)の支持帯である『120.082~121.102』の上辺近辺から反発しています。この付近は、何層かの支持帯が重なるように存在しているレベルでもあり、120.00のラウンドナンバーも重なっている事から買いが入り易いレベルであったと言えようかと思います。
また、短期下落トレンドの抵抗帯『121.650~121.995』を上方にブレイクしており、短期トレンドの方向性に変化が生じており、売りは注意が必要です。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.07353
高値:1.07735
安値:1.07050
終値:1.07712
+35.9pips(高値から安値:68.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.04984
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
1.05043~1.05241
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05417~1.05255
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05297~1.06243
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06030~1.07115
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07085~1.07368
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
3月16日のユーロドル相場は寄り付き~NY時間にかけてやや軟調な展開でしたが、NY時間~引けにかけて上昇して引ける形となりました。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状にあります。
チャートを細かく見て行くと中期トレンドの支持帯『1.06030~1.07115』の上辺近辺から反発上昇して行った形になっています。
画像の尺の問題で写っていませんが、当面の上値目標としては2月2日に付けた高値の『1.08166』のレジスタンスラインが上値目標となりそうです。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
19:00 【ユーロ】 1月貿易収支
19:00 【ユーロ】 1月建設支出(前月比)
19:00 【ユーロ】 1月建設支出(前年同月比)
21:30 【カナダ】 1月製造業出荷(前月比)
22:15 【米国】 2月鉱工業生産(前月比)
22:15 【米国】 2月設備稼働率
23:00 【米国】 3月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
23:00 【米国】 2月景気先行指標総合指数(前月比)