G20声明、アメリカの反対で反保護貿易の文言削除
更新日時:
ドイツのバーデンバーデンで行われていたG20財務相・中央銀行総裁会議は18日、将来のショックに対する経済の耐性を高めるための諸原則を採択しました。声明ではこれまで長らく言及してきた反保護貿易主義の部分を削除したそうです。
これは、議長国のドイツがトランプ政権に折れたと言って良いように思えます。
また、為替については過去の言及を踏襲するものとなり、『為替レートの過度な変動や無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響を与え得る。外国為替市場について緊密に協議し、通貨の競争的な切り下げ回避を含むこれまでの合意を再確認する』というモノになっています。
具体的で重要な何かが決定したというような会議ではなく、主にアメリカが姿勢と考え方を改めて示したような会議となった感じがしますが、7月のG20首脳会合へ向けての宿題づくりのような感もあります。
また、ムニューシン米財務長官からの他国批判も聞かれなかった為、為替に対する影響は限定的なモノに留まっています。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.290
高値:113.485
安値:112.556
終値:112.701
-58.9pips(高値から安値:92.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.699
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
111.746~112.487
チャート画像青の実線のボックス
中期トレンドの支持帯。
111.884
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
113.001~113.449
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
112.786
チャート画像青の点線
中期トレンドのダブルボトムのネックライン。
113.515~113.897
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.654~114.060
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.674~114.606
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
114.307~114.671
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
114.505~115.158
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
114.584~114.830
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
115.420
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月17日のドル円相場は、寄り付き~東京時間にかけて少し上昇する場面もあったもののそれ以降は一貫して下落の流れでの推移となり、113を割り込み112代で引けています。
『112.786』にサポートラインがあり、このサポートラインはダブルボトムのネックラインであったのですが、このラインを下抜けており、2月28日から始まった上昇の全戻しも視野に入ってきました。
2月28日~3月10日にかけて上昇したわけですが、チャートを見れば111代後半から115代中盤までの上昇であり、俯瞰すれば1月下旬からこの範囲内を行ったり来たりしているといると見る事も出来ます。
3月が終わると今年も4分の1が終わるという事になりますが、今年最初の4半期のドル円は111代後半~115代中盤のレンジでの推移であったという事が言えるかと思います。それは即ち、111代後半と115代中盤に強力なサポレジがあるという事であり、当面注目して行くべきラインと言う事でもありますので、しっかりと頭に入れておく必要性があります。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:122.037
高値:122.242
安値:120.807
終値:121.038
-99.9pips(高値から安値:143.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
118.284
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
118.728~119.421
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
119.605~119.846
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
119.841~120.191
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.017~120.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.082~121.102
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
120.444~120.054
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
120.987~121.261
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月17日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
121.243~122.224
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
121.327~121.812
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月17日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
122.234~122.499
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
122.865
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月17日のユーロ円相場は、寄り付き~東京時間OPにかけて上昇しましたが、その後は一貫して下落の流れでの推移となりました。辛うじて121代で引けています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り下げの下落トレンドの形状になりつつありますが、チャート画像白い楕円で囲った部分の上昇の流れを断ち切るには、白い楕円内部の赤い円の部分のラス押し安値を破る必要性があり、そういう意味では白い楕円の部分の上昇の流れを完全に断ち切ったとは言えない状況にあります。
一方、チャート画像オレンジの楕円で囲った部分の中期トレンドは、高値・安値切り下げの下落トレンドの形状にあると言えます。この下落の流れを断ち切る為には、オレンジの楕円内部の緑色の円のラス戻り高値を破る必要性があります。
2つのトレンドのどちらが強いかは終わって見なければ分かりませんが、ラス押し安値・ラス戻り高値は買い方・売り方の足掛かりとなっているプライスですので、当面、どちらに破って行くかを見て行くと良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.07712
高値:1.07815
安値:1.07268
終値:1.07387
-32.5pips(高値から安値:54.7pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.04984
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
1.05043~1.05241
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05417~1.05255
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05297~1.06243
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06030~1.07115
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07085~1.07368
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
3月17日のユーロドル相場は、全体に小動きとなりました。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状にあります。
チャートを見ると『1.07085~1.07368』の上辺近辺で引ける形になっています。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
21:30 【スイス】 1月卸売売上高(前月比)