オバマケア代替法案の採決を延期~トランプ大統領は政治家になれるか?~
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米下院は3月23日、オバマケア(医療保険制度改革)代替法案の採決の延期を決定しました。
為替市場は全体に小動きで、この事による大きな変動はありませんでした。
トランプ大統領が共和党議員の説得し切れなかったという事になろうかと思われますが、説得に失敗したという事ではない為、引き続き経過を見守るという事になろうかと思われます。
オバマケア代替法案には、保険未加入者への罰金廃止、メディケイド(低所得者向け公的医療保険)の予算縮小などが盛り込まれていますが、共和党の保守層は『オバマケアと大差なく不十分』『国民にとって厳しすぎる内容』との見方を示しており、今回の採決の延期となったわけですが、市場の関心はそういった事よりもトランプ大統領が議会と対話しながら、場合によっては法案を修正したりしながら政策を実現して行けるか?と言う事にあるようにも思われます。
トランプ政権になって、正常な(?)手続きを行うのは初めてなような気がするのですが、トランプ大統領が実業家から政治家になって行く上での試金石ともなり得る事柄のように思えます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.257
高値:111.572
安値:110.621
終値:110.973
-28.4pips(高値から安値:95.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.699
チャート画像緑の点線
中期トレンドのサポートラインでしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
111.746~112.487
チャート画像緑の実線のボックス
中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
111.884
チャート画像緑の点線
中期トレンドのサポートラインでしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
112.372~112.822
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
113.001~113.449
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
113.515~113.897
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.654~114.060
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
113.674~114.606
チャート画像緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
114.307~114.671
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月15日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
114.505~115.158
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
114.584~114.830
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
115.420
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月23日のドル円相場は、寄り付き~東京時間OPにかけて上値を試す展開となりましたが、反落、110代で引けています。
チャート画像白い楕円の部分で、ダブルボトムを形成して行くような感じもしたのですが、そういうわけでもなく煮え切らない値動きでした。
サポレジと言う観点からしても、ヘンな所から反発・ヘンな所から反落と言う感じでもあり、足掛かりを見つけ難いような展開という印象の値動きでした。
売るにしても買うにしても、足掛かりをしっかりと見極めてから入って行く事が肝要ですので、引き続き足掛かりを見極めていくという事で良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:120.075
高値:120.302
安値:119.312
終値:119.659
-41.6pips(高値から安値:99.0pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
118.284
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
118.728~119.421
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
119.737~120.234
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
120.017~120.408
チャート画像緑の点線のボックス
短期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
120.082~121.102
チャート画像緑の実線のボックス
中期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
120.444~120.054
チャート画像緑の点線のボックス
短期トレンドの支持帯でしたが、3月22日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
121.243~122.224
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
121.327~121.812
チャート画像緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯でしたが、3月17日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
122.234~122.499
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
122.865
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月23日のユーロ円相場は、120近辺で寄り付き、東京時間OPにかけて上値を試しましたが、その後は反落、119代で引けています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り下げの下落トレンドの形状にありますが、『118.728~119.421』の支持帯の上辺近辺(チャート画像白い楕円の部分)では、長めのヒゲが何本か出る等、買いたい参加者の存在が見て取れます。
一方、中期上昇トレンドの旧支持帯であった『120.082~121.102』の下辺付近に短期下落トレンドの抵抗帯が形成されており、差し当たっては『119.421』・『120.082』をどちらへ抜けて行くかを見て行くという事になりそうです。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.07918
高値:1.08041
安値:1.07672
終値:1.07820
-9.8pips(高値から安値:36.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.04984
チャート画像青の点線
中期トレンドの直近安値。
1.05043~1.05241
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05417~1.05255
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、3月3日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.05297~1.06243
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06030~1.07115
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07085~1.07368
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.07273~1.07804
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.08166
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
3月23日のユーロドル相場は、揉み合いとなりました。1日の値幅が36.9pipsしかありませんでしたので、やり難い相場であったかと思います。
中期トレンド(オレンジ色の波)は、ダウ理論的に言う高値・安値切り上げの上昇トレンドの形状にありますが、『1.08166』のレジスタンスラインに上昇を阻まれる形になりつつあり、『1.07273~1.07804』の支持帯の上辺を崩しつつ(チャート画像白い楕円の部分)あります。
『1.07273~1.07804』の支持帯の上辺を崩す事が出来れば、多少は値幅が出て来そうな感じがしますが、1.07代には支持帯が散在していますので、ショートをして行く場合には1.07代の支持帯には警戒が必要です。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
06:45 【ニュージーランド】 2月貿易収支
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
14:00 【日本】 1月景気先行指数(CI)・改定値
14:00 【日本】 1月景気一致指数(CI)・改定値
18:00 【ユーロ】 3月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
18:00 【ユーロ】 3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21:30 【米国】 2月耐久財受注(前月比)
21:30 【米国】 2月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
21:30 【カナダ】 2月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30 【カナダ】 2月消費者物価指数(CPI)(前月比)