4月は北朝鮮問題、フランス大統領選挙によるリスク回避の月だった
更新日時:2017年05月01日 9:52
4月も終わり、今日から5月と言う事になりますが、先月は北朝鮮問題、フランス大統領選挙によるリスク回避の月だったという事になろうかと思います。
フランスの大統領選挙は、マクロン氏が決選投票に進めないのではないかと言う懸念から、リスク回避の動きが強まりましたが、結果的には1位で決選投票に進み、世論調査の上でも優位に立っており、こちらについてはリスク要因としてはやや後退したという感じです。ただ、決選投票でまさかのルペン氏勝利と言う可能性は少ないながらも残されており、警戒しておく必要はあります。
北朝鮮情勢は、この週末の6回目の核実験はありませんでしたが、ミサイル発射などはしており、依然として緊張状態は継続しています。
今後、どういう展開になって行くのかは分かりませんが、即軍事衝突と言う可能性は低いように思いますが、アメリカは北朝鮮に核放棄させるまでやるという事なのかなと言うように思えます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.248
高値:111.709
安値:111.064
終値:111.513
+26.5pips(高値から安値:64.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.362~108.580
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.398~109.122
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
108.749~10.279
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.785~109.041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
108.918~109.082
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月20日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
108.976~109.408
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.412~109.820
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
109.623~110.581
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
111.034
チャート画像青の点線
短期トレンドの安値。
111.254~111.516
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
111.699
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
4月28日のドル円相場は、東京時間は下落傾向での推移となりましたが、東京時間クローズ前後から反発、NY時間~クローズにかけて少し下げてクローズしています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
一方、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、方向感の無い形状となっており、俯瞰すれば『111.034の支持帯~111.699の抵抗帯』のレンジでの値動きとなっています。
当面、『111.034~111.699』のレンジをどちらへ抜けて行くのかを見て行くという事になりますが、どちらへ抜けるにしてもその上下には生きているサポートライン・レジスタンスラインが存在していますので、抜けた後どうするかを考えながら相場を見つめて行くようにする必要性があります。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:120.954
高値:121.987
安値:120.682
終値:121.512
+55.8pips(高値から安値:130.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
116.011~116.463
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月19日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
116.517~116.874
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
116.518~117.593
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
117.422~118.756
チャート画像緑の実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
117.490~118.053
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
118.685~118.985
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
119.016~120.751
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
119.253~119.790
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月25日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
121.063~121.474
チャート画像緑の点線のボックス
4月26日~4月27日にかけて形成されていたレンジ。
121.243~122.224
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
121.919
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
4月28日のユーロ円相場は、東京時間は下落傾向での推移となりましたが、東京時間クローズ前後から反発、NY時間~クローズにかけて少し下げてクローズしています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
一方、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、レンジを形成しつつも、下落傾向での推移となっており、『中期トレンドに対して短期トレンドが逆行』している状態にありました。
このブログでは、『中期トレンドに対して短期トレンドが一旦逆行し、短期トレンドが再度中期トレンドの方向性と合致したタイミングで仕掛ける事を押し目買い・戻り売りと言う。』と言う事をクドイくらいに言っていますが、その視点で見た時、いくつかエントリーのタイミングがありました。
ひとつめのタイミングは、チャート画像『E1』の赤丸の辺りでの逆張りが考えられました。
『E1』での逆張りは、『119.016~120.751』の支持帯の上辺『120.751』のサポートラインを信じて買うというエントリーになります。波の折り返し等が無い段階でのエントリーなので、完全なる逆張りと言う事になる上、ここを抜けると次のサポートライン候補迄は割と距離があるので、損切りタイト目で打診買い的に仕掛けて行くという自覚があった上で仕掛ける事が重要です。
ふたつめのタイミングは、チャート画像『E2』の赤丸の辺りでのエントリーが考えられました。
私の中では、こちらの方がおススメで、まず、チャート画像白い楕円の部分で、小型のダブルボトムを形成、ネックラインを上方にブレイクしています。
チャート画像紫のトレンドラインは、直近高値からE1迄の値動きに対して引いたものになりますが、『E2』のポイントはこのラインを崩したタイミングでもあります。
『120.751』のサポートラインでのサポート、ダブルボトムのネックラインブレイク、トレンドラインのブレイクと3つの根拠が重なっているのが『E2』のポイントで、比較的買いやすいエントリーポイントであったという事は言えようかと思います。
『E1』・『E2』どちらで買った場合でも、懸念材料としては金曜日であった上に月末であった事から、NY時間~クローズにかけてポジションを落としてくる動きが出る(実際に出ました)可能性があり、週マタギ・月マタギのポジションを持つかどうか?という点が懸念された部分はあったように思います。
また、中期トレンドが上昇トレンドを継続していく為には、『121.919』のレジスタンスラインを上抜く必要性がありますが、ここを上抜けるかどうかは分からない為、『E1』や『E2』で買った場合、『121.919』のレジスタンスラインを上抜けずに波が折り返してしまった場合には、逃げておく必要性があります。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.08715
高値:1.09467
安値:1.08562
終値:1.08976
+26.1pips(高値から安値:90.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05739~1.05929
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05835~1.06041
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05926~1.06278
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06040~1.06724
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.06388~1.06626
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.06412~1.06797
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06700~1.06968
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月18日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.06868~1.07691
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.07451~1.07709
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、4月24日の値動きによって下方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
1.08373~1.08700
チャート画像青の点線のボックス
4月24日~25日にかけて形成されていたレンジ。
1.08373~1.09190
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.09238~1.09452
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.09485
チャート画像ピンクの点線
中期トレンドの直近高値。
4月28日のユーロドル相場は、東京時間クローズ前後から反発、NY時間~クローズにかけて下げてクローズしています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げの状態になっており、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあります。
一方、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、4月28日寄り付き時点では、下落傾向での推移となっておりました。
チャートを見ると随分ヘンな所から反発している(チャート画像の赤丸)ように見えますが、このラインと言うのは、『1.08373~1.08700』のレンジを上方にブレイクした際の押し安値のライン(チャート画像白い楕円の部分)であり、根拠がないラインと言うわけではありません。
ちなみに私は、ココにラインを引こうと思えば引けるという事は認識していましたが、あまり重要なラインとは思っていませんでした。
このラインから反発して、上昇したものの『1.09238~1.09452』の抵抗帯の上辺と『1.09485』のレジスタンスラインが重なるレベルでは頭を抑えられて(チャート画像白い楕円の部分)、反落してきたという値動きだったという事が出来ます。
エントリーを考えるのであれば、この2つのラインを認識した上での逆張りくらいしか無かったかと言うように思えます。ただ、無理にそれをやる必要もあまりなく、様子見と言う事でも良い相場であったかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
16:15 【スイス】 3月実質小売売上高(前年同月比)
21:30 【米国】 3月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 【米国】 3月個人所得(前月比)
21:30 【米国】 3月個人消費支出(PCE)(前月比)
23:00 【米国】 4月ISM製造業景況指数
23:00 【米国】 3月建設支出(前月比)
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