堅調な米雇用関連指標、本番は本日の雇用統計
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6月1日の為替市場は、雇用関連指標が堅調だったことで、FRB(米連邦準備理事会)の6月利上げ観測が強まった事から、ドルが買われる展開となりました。
本日の米雇用統計が本番と言う事になりますので、雇用統計の結果をじっくりと見て行くという事になろうかと思われます。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:110.756
高値:111.474
安値:110.674
終値:111.330
+57.4pips(高値から安値:80.0pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
109.623~110.581
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯
110.318
青の点線のライン
中期トレンドの安値
110.528~110.708
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
110.676~111.104
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.809~111.114
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.176~111.377
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.235~111.408
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
111.960~112.229
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.034
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月1日のドル円相場は、上昇の流れでの推移となりました。111代を回復してクローズしています。
今日は全体的な流れを確認する為にいつもより尺の小さいチャート画像を持ってきました。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、5月10日から高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの形状で推移してきました。
5月17日に『L1』の安値を付けて反発、5月24日に『H1』の高値を付けて再度反落してきたというのが昨日までの値動きの流れと言う事になります。
中期下落トレンドが継続していく為には、『L1』の安値を下抜いて行く必要があったわけですが、『L2』の部分において短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)がダブルボトムを形成して反発して行ったという形になっています。
画像の尺が小さい為に少し見にくいかと思われますが、『L2』においてダブルボトムを形成した後、プルバックが入ってネックラインまで戻ってきたタイミングがあり、そこでのロングが考えられました。
俯瞰すれば、中期トレンドがダブルボトムになる可能性があり、中期トレンドの右側の足の中で短期トレンドがダブルボトムになったというタイミングでのエントリーと言う事になるわけですが、ここで買えれば中期トレンドが折り返していった時に底で買えたという事になってきますので、リターンを考えればチャレンジする価値のあるエントリーポイントであったと言えます。
また、ショートポジションを持っていたトレーダーの方は、出来ればダブルボトムのネックラインを上抜いてしまった時点、遅くともラス戻り高値のラインを上抜いてしまった時点『LS1』近辺でエグジットしておく必要性があります。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:124.529
高値:125.080
安値:124.456
終値:124.846
+31.7pips(高値から安値:62.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
122.250~122.565
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.668
青の点線
中期トレンドの安値
123.258
青の点線のライン
中期トレンドの安値
123.760~124.230
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
124.209~124.557
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
125.729
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月1日のユーロ円相場は、上昇の流れでの推移となりました。一時『125.080』を付ける場面もありましたが、125円代を維持することは出来ず、124円代後半で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値を切り上げているものの高値を切り上げ切れず、ダブルトップになる可能性もあるかな?という状況にあり、かといって中期トレンドのラス押し安値を崩してるわけでもないという中途半端な状態にあります。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、『124.209~124.557』 VS 『123.760~124.230』と言う構図になっていましたが、買い勢力の力が勝り、『124.209~124.557』の抵抗帯を上抜いています。
売買の攻防の決着が付いた所を取って行くのはトレードの基本ではありますが、プルバックが旧抵抗帯の上辺までビミョーに届いていない為(チャート画像白い楕円の部分)、プルバック入った所を買いたいタイプの人で杓子定規にやりたい感じの人は、買えずに上がって行ってしまってしょんぼりと言う事もあったかと思います。
ブレイクした所で買うのか?プルバックが入ったところで買うのか?プルバックが入ったとして、ラインまで戻ってきた所を買うのか?と言うのは、個々のトレードルールの細部の問題で、どれがベストと言う事はなく、時と場合で奏功する事もあれば、買えなかったり売れなかったりする事もあるという部類もモノですので、個々のルールの決まりごとの中で決めた事に従った結果として買えなかったり売れなかったりして上がって行くのを指をくわえて見てるだけという事が起こったとしても、それは仕方のない事でもありますので、そういう事の頻度なりをある程度長い期間のデータとして集めて、一番良いと思われるモノに修正を加えて行ければ良いと思います。
大事な事は、売買の攻防の決着が付いたという事が認識出来ていたかどうか?と言う事なのであって、エントリールールの細部の問題で買えなかったという事はそれほど大きな問題ではありませんので、そういう事があったからと言って、精神的に引きずったりしないようにしましょう。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.12424
高値:1.12560
安値:1.12014
終値:1.12115
-30.9pips(高値から安値:44.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11671~1.11899
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11877~1.12232
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12576
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月1日のユーロ円相場は、下落の流れでの推移となりました。1.12ドル代の中での値動きに終始した感じの1日になっています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値を切り上げている状態にあり、中期上昇トレンドが継続していく為には、『1.12576』を上抜けて行く必要性があるという状況にありましたが、『1.12576』の手前から反落してきた格好になっています。
昨日に関しては、個人的にはエントリーすべきポイントは無かったと思いますが、それでもあえて、強引にエントリーするのなら『1.12576』のラインを背に売るくらいだったかと思います。ただこ、ここを売れたか?と言うとラインの手前から折り返しており、現実的には難しかったのではないかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 5月マネタリーベース(前年同月比)
14:00 【日本】 5月消費者態度指数・一般世帯
17:30 【英国】 5月建設業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 【ユーロ】 4月卸売物価指数(PPI)(前月比)
18:00 【ユーロ】 4月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
21:30 【米国】 5月失業率
21:30 【米国】 5月平均時給(前月比)
21:30 【米国】 4月貿易収支
21:30 【米国】 5月非農業部門雇用者数変化(前月比)
21:30 【カナダ】 4月貿易収支
21:30 【カナダ】 1-3月期四半期労働生産性指数(前期比)