ECB今後3年のインフレ目標引き下げか?今晩のドラギ総裁会見に要注目!
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6月7日の為替市場は、欧州中央銀行(ECB)理事会や英総選挙を控え、全体に不安定な値動きとなりました。
ECBが今後3年のインフレ目標を引き下げる方向で調整しているという報道もあり、ECBの金融政策は市場が思っているよりも緩和的なモノとなる為、本日のECB金融政策発表・ドラギ総裁の会見に注目が集まります。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:109.378
高値:109.876
安値:109.108
終値:109.797
+41.9pips(高値から安値:76.8pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.976~109.408
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.156~109.576
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
109.623~110.581
緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.318
緑の点線のライン
中期トレンドの安値
110.339~110.638
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
110.528~110.708
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.528~111.640
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯
111.471~111.873
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
112.034
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月7日のドル円相場は、一時『109.108』まで下落する場面もありましたが、欧州時間以降は反発、110円代には乗せられなかったものの109円代後半で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあります。
昨日の値動きの中で、『H1』の高値を上抜いた事で短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)のラス戻り高値をブレイクしており、短期下落トレンドの形を崩しています。
ショートのポジションを持っているという人は、短期下落トレンドが崩れた時点で一旦エグジットするという事で良かったと思います。
ロングのエントリーをするか?という点に関しては、中期トレンドが下落基調にある中で短期トレンドが逆行したという事ですので、昨日の段階では買って行くには時期尚早と言う事は言えようかと思います。そういった事を分かった上で買うという事はアリなわけですが、短期下落トレンドのラス戻り高値を崩した際の値動き的にプルバックが入ったわけでも無い為、飛び乗りで買ってまでリスクを取るか?と言われるとそれもビミョーかと思いますので、無理に買わずに様子見と言う事でも問題無かったように思われます。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:123.341
高値:123.727
安値:122.619
終値:123.602
+26.1pips(高値から安値:110.8pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
122.250~122.565
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.668
青の点線
中期トレンドの安値
122.695
青の点線
中期トレンドの安値
123.086~123.432
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
123.760~124.230
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.209~124.557
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.402~124.621
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
124.744~125.043
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
125.223
ピンクの点線
中期トレンドの高値
125.729
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月8日のユーロ円相場は、欧州時間OP前後から反落、一時『122.619』を付ける場面もありましたが、NY時間には反発123円代中盤で引けています。
昨日の値動きの中で、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)のラス戻り高値ラインを崩しており、短期トレンドの方向性に変化が生じています。
今日はいつもより、尺の小さいチャート画像を持ってきました。
『H1』~『L2』にかけて高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあると見る事が出来ますが、『L0』の安値ラインを破る事は出来ず、『L0』のラインから反発した格好になっています。
俯瞰すれば、『L0』~『H1』の方波の中での値動きと見る事も出来、当面注目されて来るラインになろうかと思われます。
現状では、『L0』~『H1』の方波の中をどう泳ぐか?と言う相場環境かと思いますので、『L0』~『H1』の方波の中での位置関係と短期トレンドの波の折り返しに注意しつつポジションを取って行くという事で良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.12756
高値:1.12819
安値:1.12033
終値:1.12550
-20.6pips(高値から安値:78.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11671~1.11899
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11877~1.12232
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12051~1.12464
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
6月7日のユーロドル相場は、寄り付き~欧州時間にかけて下落、一時『1.12033』を付ける場面もありましたが、その後は反発に転じ1.12ドル代中盤で引けています。
白い網掛けのレンジ相場が継続していましたが、一旦下方にブレイクして、再度レンジの中へ戻ってきたという値動きとなっています。
今回の場合、レンジの下限で逆張りをしたとしても、損切りせずに持っていれば建値以上~勝ちのトレードとなった可能性がありますが、それは結果論ですのでレンジ下限で逆張りをして損切りをしなかった人は結果オーライのトレードをしているという事になりますので、注意が必要です。
俯瞰すれば、『1.12051』のラインが機能して、反発して行った格好になっていますが、『1.12051』のラインは短期上昇トレンドラス押し安値ラインであり、意識されやすいラインであったという事は言えます。
レンジの下限で逆張りして損切り、『1.12051』のラインで再度逆張りと言うトレードもアリですので、ここを狙って行くという事であっても良かったかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
--:-- 【中国】 5月貿易収支(米ドル)
--:-- 【中国】 5月貿易収支(人民元)
08:01 【英国】 5月英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
08:50 【日本】 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
08:50 【日本】 4月国際収支・経常収支
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50 【日本】 4月国際収支・貿易収支
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
08:50 【日本】 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
10:30 【オーストラリア】 4月貿易収支
14:00 【日本】 5月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
14:45 【スイス】 5月失業率
16:15 【スイス】 5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
18:00 【ユーロ】 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
18:00 【ユーロ】 1-3月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
20:45 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:15 【カナダ】 5月住宅着工件数
21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
21:30 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
21:30 【カナダ】 4月新築住宅価格指数(前月比)