FXで何やっても勝てなくて、やったコト

トランプ大統領、中国へ配慮した発言。北朝鮮問題は表向き沈静化しているが・・・?

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6月21日の為替市場は、主要3通貨ペアとも比較的小動きではありましたが、ドル円→ ユーロ円↑ ユーロドル↑と言った結果となり、ややユーロ買いの強かった1日と言う事になろうかと思います。

これと言った大きな材料は出ませんでしたが、終盤のNY市場では米株安からドル売りの値動きがやや強まってきています。

そんな中で、Twitter上で中国の北朝鮮への働きかけについて批判的な見方を示していたトランプ大統領は21日、駐中国大使に就任したテリー・ブランスタッド前アイオワ州知事と臨んだ集会で、『中国と素晴らしい関係にある』とのべ、やや火消的な姿勢を見せています。

この所、北朝鮮問題は表面上やや沈静化しているような状況にありますが、問題自体が消えたわけではなくまたどこかで材料視される事もあるかも知れません。

ファンダメンタルズ的な要因と言うのは、注目されたりされなかったりを繰り返すもので、それがいつどこで注目されるかは分からないという種類のモノですが、その時々で最も注目されているテーマと言うものがありますので、そういった事については調べておくと女の子がいる店などに行った時の話題作りにはとても役立つ可能性があります。

ただ、それでトレードに勝てるかと言うとビミョーな部分もありますので、あくまでもそれはそれとしてチャートを信じるという姿勢を大事にするという事で良いかと思います。

ドル/円

ドル円1時間足チャート2017年06月22日

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:111.444

高値:111.732

安値:111.060

終値:111.372

-7.2pips(高値から安値:67.2pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

108.932

青の点線

中期トレンドの安値

109.156~110.717

緑の実線のボックス

中期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

109.337~109.663

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

109.681~110.285

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

110.339~110.638

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

110.528~110.708

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

110.528~111.640

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯

110.670~111.377

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

111.471~111.873

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯

6月21日のドル円相場は、寄り付き~欧州時間にかけて下げ、欧州~NY時間にかけて反発、NY時間から~引けにかけてまた少し下げるという方向感の無い値動きで、ほぼイッテコイ的な値動きとなって引けており、111円台をウロウロしていただけの1日と言った格好になっています。

中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、現段階ではトレンドレスの状態にありますが、6月14日から始まった上昇の流れはダウ理論の分類で言えば『先行期』、エリオット波動理論のカウントで言えば1波orA波orX波の可能性があります。

チャート画像の白い楕円の部分において、小さなレンジを形成しており、そのレンジ上限に引いた水平線が緑のラインとなります。結果論として言えばこのラインからの反発だったわけですが、このラインでの逆張りは不可能とまでは言えませんが、現実的には少し難しかったかと言うように思えます。

あらゆるトレードチャンスを取って行くという事は不可能ですので、上記のようなポイントは見送ってしまってもいいのかな?と思います。

サポレジ的な観点から見れば、『111.471~111.873の売り勢力』 VS 『110.670~111.377の買い勢力』 という構図に変わりはありませんので、どちらの力が上回るかを見極めていくという事で良いかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足チャート2017年06月22日

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:124.073

高値:124.449

安値:123.648

終値:124.380

+30.7pips(高値から安値:80.1pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

122.250~122.565

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

122.454

青の点線

中期トレンドの安値

122.695~123.771

緑の実線のボックス

中期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

123.911~124.375

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

124.209~124.557

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

124.402~124.621

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

124.744~125.043

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

125.223

ピンクの点線

中期トレンドの高値

125.729

ピンクの点線

中期トレンドの高値

6月21日のユーロ円相場は、寄り付き~欧州時間にかけて下落、一時『123.648』を付ける場面もありましたが、欧州時間以降は反発、124円代で引けています。

中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、トレンドレスの状態にあり、6月15日を起点として始まった上昇の流れは、ダウ理論の分類で言えば『先行期』、エリオット波動理論のカウントで言えば1波orA波orX波の可能性があります。

昨日の記事で少し書きましたが、昨日については逆張りのロングを検討しても良い場面がありました。

逆張りを考えても良かったポイントは2つあり、1つは短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)のラス押し安値(白い楕円で囲った安値)のラインでの逆張り、もう1つはその少し下の緑色のラインでの逆張りです。

ちなみにこの緑のラインは何のラインなのかと言うと中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)のダブルボトムのネックラインです。

2つとも意味のあるラインで、故に注目されるラインだったと言えますが、一時的にとは言え、両ラインを実体で下抜けている時間帯もありました。

ここで逆張りをする場合の考え方は、短期トレンドのラス押し安値ラインで反発する可能性もある程度はあり、その下に中期トレンドのネックラインが控えているという状況を活かして、短期トレンドのラス押し安値ライン『123.911』で買って、損切りを中期トレンドのネックライン『123.771』の下辺りに置くというような考えで良かったように思います。

昨日のケースでは、損切りを何処に置くか?が比較的難しく、あまりタイトにしてしまうと損切りした後に上がって行ってしまうという悔しいパターンになってしまった可能性もあります。

そこで注目したいのが、チャート画像赤のボックスの部分で、この部分で小さな押しを作っています。最終的にここを破ってしまったら、損切りをするという事でも良かったように思いますが、その場合、損切りの値幅がやや広い(30pips弱)感じになってしまう為、その点のみが懸念材料と言えたかと思います。

そもそも論として、中期トレンドのネックラインの方で逆張りすれば良いという事も言える訳ですが、そこまで落ちてこない可能性もあったわけでその手前である短期トレンドのラス押し安値の方で入りたいと考えたとしてもおかしな事ではありません。

大事な事は、そういった事が見えていた上で何処でリスクを取るか?を考えてポジションサイズを調整したりする等してバランスを取る事ですので、それを熟考した上で逆張りをするのであれば、それはそれで良いと言えます。

ただ、逆張りはあくまでも逆張りで波形を見て入っているわけではないという部分もありますので、利益が乗ったからと言って気を抜かず、ヘンな動きをしたら逃げるという心構えを持っておく事も重要です。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足チャート2017年06月22日

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.11332

高値:1.11683

安値:1.11265

終値:1.11670

+33.8pips(高値から安値:41.8pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.10846~1.11122

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.10885~1.11639

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.11080~1.11291

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.11153

青の点線のライン

中期トレンドの安値

1.11415~1.12056

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

1.11628~1.11863

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.11867~1.12249

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.12786

ピンクの点線

中期トレンドの高値

1.12813

ピンクの点線

中期トレンドの高値

6月21日のユーロドル相場は、全体的に上昇の流れでの推移となりました。値幅がそれほど出たわけではありませんが、日足レベルで見ると実体がしっかりある陽線となっています。

中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)に明確な方向性はない状況が継続しています。

引き続き様子見推奨の状態であり、やるとすれば短期売買に徹するという事になろうかと思いますが、無理にやらなくても良い相場かと思います。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

06:00 【ニュージーランド】 ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利

08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)

15:00 【スイス】 5月貿易収支

17:00 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)月報

21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数

21:30 【カナダ】 4月小売売上高(前月比)

21:30 【カナダ】 4月小売売上高(除自動車)(前月比)

22:00 【米国】 4月住宅価格指数(前月比)

23:00 【米国】 5月景気先行指標総合指数(前月比)

23:00 【ユーロ】 6月消費者信頼感(速報値)