FXで何やっても勝てなくて、やったコト

久々のスーパーマリオバズーカ炸裂!ユーロ急騰。

更新日時:

6月27日の為替市場は、ドル円↑ ユーロ円↑ ユーロドル↑と言った値動きとなり、主要3通貨ペア全てが上昇しました。

ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁は欧州経済の見通し改善に伴いマイナス金利や大規模な債券購入といったECBの政策手段の調整を行うことは可能であると発言、これがタカ派的路線への転換と捉えられた事がユーロ買いに繋がった格好になりましたが、ユーロ円は127円代、ユーロドルは1.13ドル代に急騰しています。

また、米上院のマコネル共和党院内総務が今後の党内の賛成票増加を見込んでオバマケア代替法案採決を延期したため、ドル売りに傾いた面もありユーロドルの上昇の流れに拍車をかけた面もありましたが、ドル円の上昇の勢いにはブレーキをかけた格好となった側面もあったように思われます。

ドル/円

ドル円1時間足チャート2017年06月28日

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:111.832

高値:112.459

安値:111.456

終値:112.326

+49.4pips(高値から安値:100.3pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

109.156~110.717

緑の実線のボックス

中期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

110.670~111.377

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

110.972~111.717

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

111.427~111.676

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

111.471~111.873

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

111.584~111.961

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

112.034

緑の点線

中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。

6月27日のドル円相場は、東京~欧州時間にかけては下落、欧州~NY時間にかけては上昇と言う展開となりました。一時『111.456』迄下落する場面もあったものの最終的には112円代でクローズしています。

中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は高値・安値切り上げの形状となっており、ダウ理論の分類で言う所の『追随期』進行中の状態にあると考えられる状態にあります。

昨日の記事で解説したエントリーポイント(チャート画像白い楕円の辺り)でエントリー出来ていたという方は、昨日については新たにエントリーポイントを探すというよりもポジションを眺めていれば良いという1日であったかと思われますが、このポイントでエントリーしていた場合、建値近くまで下落してくる場面(チャート画像赤の点の部分)もあった為、ビビって切ってしまったというトレーダーの方もおられたのではないかと思います。

時と場合で切ってしまって奏功する事もありますし、昨日のように大きく反発して行ってしまう事もあるわけですので、どちらが良くてどちらが悪いとは一概に言えませんが、昨日のケースで言えば、建値付近(白い楕円の部分)がラス押し安値となっており、ここを下抜く事で短期上昇トレンドも終わるという波形でしたので、切るのであればここを実体で抜けてからでも遅くなく、そうなる前に切ってしまうのは恐怖心をコントロール出来ていないという事になろうかと思います。

一度利益が乗ったポジションが建値近くまで戻ってきてしまうと『エントリーは失敗だったか?』と言う考えが生まれ、冷静な判断を失ってしまう事もありますが、そういう時こそ波形をしっかり見て『どうなったらエントリーは失敗と言えるのか?』を考えた上で結論を出す習慣を付けるようにする事が非常に重要です。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足チャート2017年06月28日

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:125.020

高値:127.473

安値:124.731

終値:127.376

+245.3pips(高値から安値:274.2pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

123.703~124.633

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

123.904~124.408

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

124.402~124.621

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

124.875~125.215

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

125.223

緑の点線

中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。

125.729

緑の点線

中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。

6月27日のユーロ円相場は、非常に強い動きをしました。終値ベースでは約250pipsの上昇、日通しの安値~高値では274.2pipsという大きな上昇で127円代に乗せてクローズしています

ちなみに127円代と言うのは昨年5月以来の水準であり、1年以上振りの事になります。

中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は高値・安値切り上げの形状となっており、ダウ理論の分類で言う所の『追随期』進行中の状態にあると考えられる状態にあります。

昨日については、新たに買い場を探すというよりも、既に持っているポジションを眺めていると言った感じの1日であったように思われます。

6月22日の記事で解説した『EP1』もしくは、6月26日の記事で解説した『EP2』でエントリー出来たという方は、現時点で300pips以上の含み益が乗っている状態にあると思われ、昨日は笑いが止まらないような状態ではなかったかと思います。

追随期狙いのトレードは、こういった大きな値幅を取れる可能性のあるトレードであり、私が常々『追随期だけを狙うだけでも良いくらい』と申し上げているのは、1時間足レベルで見た中期トレンドの追随期を仕留められれば数百pips勝つ事も珍しい事ではなく、トレードする枚数によっては月に1回仕留めれば1ヶ月~数か月分の生活費を稼ぎ出せてしまう事もあるほどであり、3通貨ペアくらいでトレードしているという事であれば、月に2・3回チャンスがあるという事もある為、これだけで生活して行く事も可能な上、追随期を狙うという事はその前段階として必ず『先行期』もあるわけで、先行期と思しき状態となるまでは頻繁にチャートをチェックする必要性も無い為、時間的な余裕もあるという事で、色々な面でメリットが大きいからでもあります。

トレードのやり方・考え方は人それぞれではありますが、思うように勝てていないという人や自分の勝ちパターンが見つかっていないという人は、とにかくダウ理論的に言えば『追随期』狙い、エリオット波動理論的に言えば3波もしくはC波を狙って行く事だけを考えると勝ちに近づけると思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足チャート2017年06月28日

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.11794

高値:1.13486

安値:1.11782

終値:1.13366

+157.2pips(高値から安値:170.4pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.10846~1.11122

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.10885~1.11639

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.11080~1.11291

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.11153

青の点線のライン

中期トレンドの安値

1.11229

青の点線のライン

中期トレンドの安値

1.11415~1.12056

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.11424~1.11753

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.11628~1.11863

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.11764~1.11999

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.11794~1.12105

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.12786

緑の点線

中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。

1.12813

緑の点線

中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。

6月27日のユーロドル相場は、非常に強い値動きとなりました。1.13ドル代に乗せてクローズしています。

中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)に明確なトレンドはない状態ですが、直近のダブルトップの高値ライン『1.12786~1.12813』を上抜けており、(昨日までとは逆の意味で)ダウ理論の分類で言えば『先行期』にある可能性があります。

個人的には、戻り売りが入って下落トレンドになっても良いような形にあったと考えていましたが、結果論としてはそうはならず、上昇して行ったという事になるわけですが、実際にポジションを持つ前に予想が外れる分には損する事もないので、また相場観を立て直していくと言う事で良いかと思っています。

追随期狙いのトレードをするという事は、先行期としての値動きがあった上で追随期の値動きを取りに行くという事であり、更に具体的に言えば、中期トレンドレベルでの方波が出てから中期トレンドの向きに対して短期トレンドが一旦逆行し、短期トレンドが中期トレンドの方向性に再度合致した所で仕掛けるという手順を踏んでエントリーに至るという事になりますので、前段階の見立てが間違っていてもエントリーに至る過程の中で間違いに気付けばエントリーしないわけで、相場観を立てていく中である種のチェック機能が働くという事でもあります。

相場観というモノは、どこまで行っても『かも知れない』と言うレベルを超えるものではなく、結果が出てはじめて『かも知れない』が正しかったかどうかが分かるものですので、エントリーに至るまでの相場観を組み立てる過程でチェック機能が働くように考えて行く事が無駄撃ちを減らし、勝率の向上へと繋がって行く事になりますので、それを常に自問しながら相場観を立てて行く習慣を付ける事が非常に重要です。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

17:00 【ユーロ】 5月マネーサプライM3(前年同月比)

20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

23:00 【米国】 5月住宅販売保留指数(前月比)