主要3中銀の金融政策のコントラスト。当面は欧・米の金融政策を注視。
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6月29日の為替市場は、ドル円↓ ユーロ円↑ ユーロドル↑ と言った値動きとなり、引き続きユーロ買いの流れが継続しています。
市場のテーマとしては、各国の金融政策のコントラストと言う事になろうかと思いますが、FRB(米連邦準備理事会)の年内の利上げが疑問視される状況下、日本に関しても金融政策に大きな変化はないという中で、欧州の中央銀行がタカ派的メッセージを打ち出して来た事が、そのまま金融政策のコントラストとなって為替に影響している状況になっています。
日本の金融政策については、近々に大きな変化があるとは考えにくい為、欧・米の金融政策に注視していくという事になりそうです。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:112.264
高値:112.918
安値:111.804
終値:112.164
-10.0pips(高値から安値:111.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
110.670~111.377
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
110.972~111.717
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
111.427~111.676
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
111.471~111.873
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.584~111.961
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
111.950~112.414
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
112.207~112.968
緑の点線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.508~112.939
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
6月29日のドル円相場は、乱高下する形となりました。東京~NY時間序盤にかけて上昇、一時『112.918』を付け113円代に乗せようかという勢いを示しましたが、その後は一転して反落、112円を割り込み一時『111.804』を付けましたが、引けにかけて少し戻して112円代を回復して引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの状態にあります。
昨日の値動きを見て、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)を少し修正しました。白い楕円で囲った部分の値動きの評価が難しい感じですが、判断に困るような値動きをしている時というのは、難しい相場になりがちです。
本日に関しては、短期トレンドのラス押し安値を崩せるかどうかに注目して行く事になろうかと思われます。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:127.706
高値:128.821
安値:127.706
終値:128.314
+60.8pips(高値から安値:111.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
123.703~124.633
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
123.904~124.408
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
124.402~124.621
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.875~125.215
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
125.223
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
125.729
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
126.970~127.596
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
6月29日のユーロ円相場は、寄り付きからNY時間にかけて上昇、一時『128.821』を付け129円代に迫ろうかという勢いでしたが、『128.821』をピークに反落、128円代序盤で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの状態にあります。
中期トレンドはダウ理論の分類で言えば『追随期』、エリオット波動理論のカウントで言えば3波もしくはC波にあると見る事が出来ますが、ダウ理論の分類でいう所の『利食い期』、エリオット波動理論のカウントで言えば5波が出るかどうか?に注目しながら、それらが出ると判断出た場合には買い増しを考えて行くという事で良いように思われます。
ひとつのトレンドの中で、買い増したり売り乗せたりする事を『ピラミッティング』と言ったりしますが、私はトレードの手順として大体以下のようなサイクルでポジションを取っています。
1. 『先行期(1波)』・・・基本ポジションは取らない。稀に打診買い・打診売りをする事もアリ。ポジションサイズは通常の半分ほど
2. 『追随期(3波)』・・・最初のポジションを取る。ポジションサイズは通常のサイズ。利食いは目標値と言うよりは波形で利食う。
3. 『利食い期(5波)』・・・買い増し・売り乗せを行う。ポジションサイズは通常の半分。ここで取ったポジションが損切りになった場合、全ポジションをクローズ。利食いには目標値を定め、目標値に達した場合は全ポジションをクローズ。
利食い期(5波)というモノが出現しない場合もあるので、買い増し・売り乗せをしない時もありますが、ポジションのサイズというモノは1回のエントリーで賭けるサイズを大きくしてリスクを取るよりも、波形の段階によって買い増したり売り乗せたりしながら、ポジションサイズを増加させていくとスムーズに利益を伸ばして行く事が出来ます。
個人的には、ポジションサイズをコントロールしながら、波に乗って行くのがトレードの醍醐味と思っており、これが出来るようになるとトレードと言うものがとても楽しくなりますので、トレードに余裕が出てきたら、これをマスターして見ると良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.13762
高値:1.14446
安値:1.13737
終値:1.14393
+63.1pips(高値から安値:70.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11229
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11415~1.12056
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11424~1.11753
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11764~1.11999
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11794~1.12105
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.12786
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12813
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
1.13305~1.13777
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
6月29日のユーロドル相場は、上昇の流れでの推移となりました。1.14ドル代に乗せてクローズしています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)に明確なトレンドはない状態ですが、高値切り上げの状態にはなっておりダウ理論の分類で言えば『先行期』にある可能性があります。
現在の上昇の動きを『先行期』と仮定して、『追随期』を狙って行くという事で良いように思われます。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
07:45 【ニュージーランド】 5月住宅建設許可件数(前月比)
08:30 【日本】 6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 【日本】 5月有効求人倍率
08:30 【日本】 5月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
08:30 【日本】 5月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)
08:30 【日本】 5月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
08:30 【日本】 5月失業率
08:50 【日本】 5月鉱工業生産・速報値(前月比)
10:00 【中国】 6月製造業購買担当者景気指数(PMI)
14:00 【日本】 5月新設住宅着工戸数(前年同月比)
15:00 【南アフリカ】 5月マネーサプライM3(前年同月比)
16:00 【スイス】 6月KOF景気先行指数
17:30 【英国】 1-3月期四半期経常収支
17:30 【英国】 1-3月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前期比)
17:30 【英国】 1-3月期四半期国内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
18:00 【ユーロ】 6月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00 【日本】 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 【南アフリカ】 5月貿易収支
21:30 【米国】 5月個人消費支出(PCE)(前月比)
21:30 【米国】 5月個人所得(前月比)
21:30 【米国】 5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 【カナダ】 4月月次国内総生産(GDP)(前月比)
21:30 【カナダ】 5月鉱工業製品価格(前月比)
21:30 【カナダ】 5月原料価格指数(前月比)
22:45 【米国】 6月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 【米国】 6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値