弱い独8月ZEW景気期待指数とライアン米下院議長発言でドル買い。ドルの方向性に変化が出るか?
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8月22日の為替市場は、ドル買いの方向性となりました。
1. 独8月ZEW景気期待指数が予想を下回った
独8月ZEW景気期待指数が10.0となり、市場予想(15.0)を下回っています。
2. 米下院のライアン議長の発言
米下院のライアン議長が税制改革法案について、共和党議員の間で合意が形成されているため、オバマケア代替法案よりも通過が容易だとの認識を示した事などを背景に、NYダウ平均が引けにかけて上伸した事を受けてドル買いが優勢となりました。
以上のような事柄が材料視されました。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
ドル/円の値動き
始値:108.960
高値:109.646
安値:108.848
終値:109.558
+59.8pips(高値から安値:79.8pips)
ドル/円のレジスタンスライン
110.953
赤の点線のライン
短期トレンドの旧サポートライン
110.891
ピンクの実線のライン
中期トレンドの戻り高値
110.422
赤の点線のライン
短期トレンドの旧押し安値
110.244
ピンクの点線のライン
短期トレンドの戻り高値
109.694
赤の点線のライン
短期トレンドの旧サポートライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ドル/円のサポートライン
108.644
緑の点線のライン
短期トレンドの旧戻り高値
108.644
青の実線のライン
中期トレンドの押し安値
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ドル/円の解説
8月22日のドル円相場は、ほぼ終日にわたって上昇の流れでの推移となりました。『109.558』でクローズしています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)の下落の方波『110.891~108.644』の中での値動きとなっており、中期下落トレンドは崩れていないという状況にあります。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は白い楕円で囲った部分でダブルボトムを形成しており、『109.438』がネックラインになっています。
中期トレンドが転換する際には、中期トレンドがダブルボトムになる事もあり、左右の足それぞれに短期トレンドのダブルボトムが形成される事もあります。
そういった形状になった場合には中期トレンドの転換の可能性も出てくる為、注意深く見て行きましょう。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
ユーロ/円の値動き
始値:128.721
高値:129.169
安値:128.317
終値:128.855
+13.4pips(高値から安値:85.2pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
130.167
赤の点線のライン
短期トレンドの旧サポートライン
130.058
赤の点線のライン
短期トレンドの旧サポートライン
130.033
ピンクの実線のライン
中期トレンドの戻り高値
129.541
赤の点線のライン
短期トレンドの旧押し安値
129.056
ピンクの点線のライン
短期トレンドの戻り高値
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/円のサポートライン
128.444
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
127.882
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
127.567
青の実線のライン
中期トレンドの押し安値
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/円の解説
8月22日のユーロ円相場は寄り付き~東京時間OP前後にかけて上昇、一時『129.169』を付ける場面もありましたが、129円代に定着する事は出来ずに『128.317』まで反落、引けにかけて戻して『128.855』で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあり、ここ数日は『130.033~127.567』の下落の方波の中での値動きになっています。
この記事を書いている今現在のチャートを見ると白い楕円の部分において、パッと見『ダブルトップになりそう』な感じのチャートになっています。
『129.056』のレジスタンスラインでほぼピッタリ頭を抑えられている格好になっていますが、『129.056』のレジスタンスラインは『130.033~127.567』の方波の61.8%戻しラインとほぼ同じようなレベルでもあり、そういった事もあって意識されたという事は言えようかと思います。
短期トレンドがダブルトップになる場合『128.444』がネックラインになりますので、同ライン近辺まで下落してくるような事があればブレイクするか?サポートするかに注目です。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.18134
高値:1.18236
安値:1.17443
終値:1.17604
-53.0pips(高値から安値:79.3pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.18365
ピンクの実線のライン
中期トレンドのレジスタンスライン
1.18236
ピンクの点線のライン
短期トレンドのレジスタンスライン
1.17675
ピンクの点線のライン
短期トレンドのレジスタンスライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.17483
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
1.17372
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
1.17150
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
1.16911
青の実線のライン
中期トレンドのサポートライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/ドルの解説
8月22日のユーロドル相場は東京時間OP前後に少し上げる局面もありましたが、ほぼ終日にわたって下落基調での推移となりました。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は相変わらず上とも下とも言えないようなビミョーな方向感にありますが、『1.18365~1.16911』の下落の方波の中での値動きが続いているという事は言えようかと思います。
『1.18365~1.16911』の方波の中で短期トレンドのサポートライン・レジスタンスラインを何本か引く事も出来ますが、中期トレンドの方向性がよく分からない以上、トレードをするなら短期売買と言う事にならざるを得ず、無理に触らなくとも良い状態にあると言えます。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
16:00 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
17:00 【ユーロ】 8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:00 【ユーロ】 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:00 【南アフリカ】 7月消費者物価指数(CPI)(前月比)
17:00 【南アフリカ】 7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
23:00 【米国】 7月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00 【米国】 7月新築住宅販売件数(前月比)
23:00 【ユーロ】 8月消費者信頼感(速報値)