北朝鮮のミサイル発射と米国防総省の火消発言で為替は右往左往
更新日時:
8月29日の為替相場は、ドル円・ユーロドル共に荒っぽい値動きとなりました。
北朝鮮関連の材料に振り回された格好となりましたが、早朝に北朝鮮がミサイルを発射、日本の上空を通過して襟裳岬沖に着水しました。緊急警報システム「Jアラート」やNHK速報でこの事実が伝わると同時に円買いが活発化しました。
NYダウがプラス圏を回復し、引けにかけて21870ドル台へ反発すると円売りが強まる格好となり、更に米国防総省が「北朝鮮のミサイルは北米とグアムの安全を脅かさない」との見解を示した事でリスク回避ムードが緩んだ事でドル円は大きく上昇、ユーロドルに関してもドルが買われて下落しました。
昨日の出来事をざっくりとまとめるなら早朝に北朝鮮がミサイルを発射した事でリスク回避、夜になって米国防総省が火消発言をした事でリスク回避が緩んだという事になりますが、北朝鮮問題自体が消えてなくなったわけではない為、緊張感が高まれば急落と言う事態も起こり得ると思いますので、注意が必要です。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
ドル/円の値動き
始値:109.225
高値:109.893
安値:108.259
終値:109.673
+44.8pips(高値から安値:163.4pips)
ドル/円のレジスタンスライン
110.244
ピンクの点線のライン
短期トレンドの戻り高値
109.773
ピンクの実線のライン
中期トレンドのレジスタンスライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ドル/円のサポートライン
109.562
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
109.331
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
108.859
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
108.461
青の実線のライン
中期トレンドのサポートライン
108.398
青の実線のライン
中期トレンドのサポートライン
108.362
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ドル/円の解説
8月29日のドル円相場は、寄り付き~欧州時間OP前後は安値を試す展開でしたが、『108.398』のサポートラインでサポートされるとその後は急騰、『109.673』でクローズしています。
この記事を書いている今現在の時点においては、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)の直近高値ライン『109.773』を微妙にではありますが上抜けており、中期トレンドの方向性に変化が生じつつあります。
中期トレンドが転換するかどうかは今の段階では何とも言えませんが、まずはこの波がどこまで伸びるかを見ながら、中期下落トレンド崩したかどうかを見極めていくという事になりそうです。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
ユーロ/円の値動き
始値:130.840
高値:131.610
安値:129.642
終値:131.327
+48.7pips(高値から安値:196.8pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
131.535
ピンクの点線のライン
短期トレンドのレジスタンスライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/円のサポートライン
131.191
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
131.007
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
130.840
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
130.550
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
129.999
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
129.421
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
129.184
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
129.101
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
128.848
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
128.637
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
128.444
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
127.882
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
127.567
青の実線のライン
中期トレンドの押し安値
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/円の解説
8月29日のユーロ円相場は、寄り付き~東京時間前に北朝鮮のミサイル発射を受けて円高に振れましたが、その後はほぼ終日にわたって上昇の流れでの推移となり『131.327』でクローズしています。
8月18日に付けた『127.567』から一息に4円位上げてきたという事になりますが、引き続きこの波がどこまで伸びるのか?を見極めて行くという事になりそうです。
これまでの上昇の過程で、いくつかのサポートラインを引く事が出来ます。
サポレジは引こうと思えば何本でも引けてしまう類のモノですが、時が経ってレートが動けば不要なものは自然と淘汰されて重要なモノだけが残ります。
短期トレンドのサポレジは特にこの傾向が強いモノですので、引けそうな所に引いてみて、それらが淘汰されてから波を描き直すようにするとキレイな波が描けますのでウマく波が描けないという人は引くだけ引いてみて機能したものだけ残して描き直して見ると良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.19779
高値:1.20695
安値:1.19457
終値:1.19709
-7.0pips(高値から安値:123.8pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.20593
ピンクの点線のライン
短期トレンドのレジスタンスライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.19512
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
1.19195
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
1.18841
緑の実線のライン
中期トレンドの旧レジスタンスライン
1.18365
緑の実線のライン
中期トレンドの旧レジスタンスライン
1.18236
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
1.18108
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
1.17797
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
1.17675
緑の点線のライン
短期トレンドの旧レジスタンスライン
1.17483
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
1.17372
青の点線のライン
短期トレンドの押し安値
1.17150
青の点線のライン
短期トレンドのサポートライン
1.16911
青の実線のライン
中期トレンドのサポートライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※紫のラインは前日の値動きで消滅したもの。説明用に残してあります。
ユーロ/ドルの解説
8月29日のユーロドル相場は、寄り付き~欧州時間にかけて上昇、一時『1.20695』を付ける場面もありましたが、その後は反落ほぼイッテコイになって引けています。
昨日の欧州時間以降の反落で大きく値を下げましたが、短期上昇トレンドを崩すと言う所にまでは至っていません。引き続き8月17日から始まった上昇の波が何処まで行くのかを見極めていくという事になろうかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
07:45 【ニュージーランド】 7月住宅建設許可件数(前月比)
08:50 【日本】 7月小売業販売額(前年同月比)
08:50 【日本】 7月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
10:30 【オーストラリア】 7月住宅建設許可件数 (前月比)
15:00 【南アフリカ】 7月マネーサプライM3(前年同月比)
16:00 【スイス】 8月KOF景気先行指数
17:30 【英国】 7月マネーサプライM4(前月比)
17:30 【英国】 7月マネーサプライM4(前年同月比)
17:30 【英国】 7月消費者信用残高
18:00 【ユーロ】 8月消費者信頼感(確定値)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:15 【米国】 8月ADP雇用統計(前月比)
21:30 【米国】 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)
21:30 【カナダ】 4-6月期四半期経常収支