欧・米の材料出るも本命は本日のECB金融政策イベント&ドラギ総裁会見
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9月6日の為替市場はやや円安の方向性となりました。
以下のような事柄が材料視されています。
1. フィッシャーFRB副議長退任
FRB(米連邦準備制度理事会)のフィッシャー副議長が任期途中の10月中旬をもって退任すると発表。これを受けて、12月の利上げの可能性が低下するとの思惑からややドル売りに傾く場面がありました。
2. ECB(欧州中銀)関係筋の話
ECB(欧州中銀)関係筋の話として『量的緩和(QE)に関して10月26日まで決定に至る公算は小さい』・『(翌日発表の)スタッフ予測の草案では2018~19年のインフレ見通しを小幅下方修正へ』と報じられる と一時ユーロが弱含む場面がありました。
3. トランプ大統領の発言
トランプ米大統領が『北朝鮮での軍事行動は第1の選択肢ではない』と表明したのに続き、債務上限延長問題についても『3カ月の債務上限延長で合意した』と発表すると、米長期金利が上昇するとともにドル買い・円売りが優勢となりました。債務上限については、トランプ大統領と議会指導部が、ハリケーン『ハービー』の救済に向けた短期歳出との抱合わせで12月15日までの引上げに合意しています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足と1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:108.791
高値:109.389
安値:108.441
終値:109.209
+41.8pips(高値から安値:94.8pips)
ドル/円のレジスタンスライン
110.734
ピンクの極太のライン
110.633
ピンクの点線のライン
110.280
ピンクの点線のライン
109.924
赤の点線のライン
109.822
ピンクの点線のライン
109.445
ピンクの点線のライン
109.327
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
109.041
緑の点線のライン
108.747
青の点線のライン
108.575
青の点線のライン
108.461
青の実線のライン
108.402
青の極太のライン
108.398
青の実線のライン
108.362
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円は4月19日から続く『108.402~114.258』のレンジ(※ヒゲは切ってあります)の中での値動きとなっています。
昨日は『108.402』のラインを試しに来る場面もありましたが、『108.402』の少し手前から反発しています。
【1時間足】
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は8月29日~8月31日の上昇によって下落トレンドを崩ししたものの8月31~9月6日の値動きによって完全にイッテコイとなっています。
日足の考察で述べたように『108.402』には少し届かなかったものの『108.461』のラインから反発しています。
『108.461』の下には『108.402』を含め、断続的にサポートラインが存在しており、逆張りをするのであれば仕掛けやすいレベルであったと言えますが、『108.259』(※年初来安値)辺りにストップロスを置いて逆張りと言う手もなくはなかったかと思いますが、短期トレンドの波形が折り返したわけではないので無理に仕掛けなくても良かったかと思います。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足と1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:129.603
高値:130.384
安値:129.359
終値:130.135
+53.2pips(高値から安値:102.5pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
131.592
ピンクの実線のライン
131.464
ピンクの点線のライン
131.327
ピンクの極太のライン
131.265
ピンクの点線のライン
130.645
ピンクの点線のライン
130.406
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
129.395
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円は4月14日から始まった上昇トレンドが継続しています。
現在は『128.406~131.327』のサポレジの中での値動きになっており、ちょうど中間辺りにいます。買うにしろ売るにしろどちらかのサポレジに引き付けて仕掛けを考えたいので、そういう意味では最も仕掛け難い位置にあると言えようかと思います。
【1時間足】
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)に明確な方向性は無く、現在の値動きは『127.567~131.592』の上昇の方波の中での値動きとなっています。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は下落トレンドの形状にあり、昨日は反発の値動きが見られたものの短期下落トレンドを崩すと言う所にまでは至っていません。
本日はECBの金融政策発表並びにドラギ総裁の会見が予定されていますので、ポジションをスクエアに戻してイベントを迎えるようにしましょう。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足と1時間足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.19116
高値:1.19496
安値:1.19021
終値:1.19155
+3.9pips(高値から安値:47.5pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.20593
ピンクの実線のライン
1.19780
ピンクの極太のライン
1.19432
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.19078
青の点線のライン
1.18954
青の点線のライン
1.18782
青の点線のライン
1.18686
緑の極太のライン
1.18570
青の点線のライン
1.18365
緑の実線のライン
1.18206
緑の極太のライン
1.17797
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルは昨年12月から始まった上昇トレンドが継続しており、状況に変化はありません。
【1時間足】
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は明確なトレンドはない状態にありますが、8月15日~29日にかけての上昇によって中期下落トレンドを崩しており、短期トレンドはどちらとも言えない形状になっています。
昨日は『1.19198』のレジスタンスラインを上方にブレイクしましたが、その後は上がり切らずと言った値動きになっています。
本日はECBの金融政策発表並びにドラギ総裁の会見が予定されていますので、ポジションをスクエアに戻してイベントを迎えるようにしましょう。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
08:50 【日本】 8月外貨準備高
10:30 【オーストラリア】 7月貿易収支
10:30 【オーストラリア】 7月小売売上高(前月比)
14:00 【日本】 7月景気先行指数(CI)・速報値
14:00 【日本】 7月景気一致指数(CI)・速報値
18:00 【ユーロ】 4-6月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前年同期比)
18:00 【ユーロ】 4-6月期四半期域内総生産(GDP、確定値)(前期比)
20:45 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 【米国】 4-6月期四半期非農業部門労働生産性・改定値(前期比)
21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
21:30 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
21:30 【カナダ】 7月住宅建設許可件数(前月比)
23:00 【カナダ】 8月Ivey購買部協会指数