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北朝鮮が早朝にミサイル発射もドル円・クロス円は絶好の買い場に

更新日時:

先週末金曜日9月16日は、早朝に北朝鮮がミサイルを発射し、ドル円やクロス円は急落して始まったものの、比較的早期に買い戻しが入ってNYOPくらいまで上昇傾向が続く格好となりました。

人間はどんな事にも慣れるとはよく言ったもので、ミサイルにも慣れてしまったのか、ドル円・クロス円については北朝鮮のミサイルで下がった所は絶好の買い場となった感があります。

北朝鮮のミサイル絡みで本格的な円高トレンドが出来るには、ミサイルが日韓どちらかの国内に着弾するか、グァムに向けて発射されて本格的に戦争が始まるといった事になるかしないと本格的な円高のトレンドにはならないのかなと言うようにも思えます。

ドル/円

ドル円日足チャート2017年09月18日
ドル円1時間足チャート2017年09月18日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

※短期足は日によって何分足かが異なります。

ドル/円の値動き

始値:110.226

高値:111.325

安値:109.540

終値:110.824

+59.8pips(高値から安値:178.5pips)

ドル/円のレジスタンスライン

111.308

ピンクの点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ドル/円のサポートライン

110.734

緑の極太のライン

110.240

緑の極太のライン

109.933

青の点線のライン

109.532

緑の点線のライン

109.261

青の点線のライン

108.696

緑の点線のライン

107.910

緑の点線のライン

107.823

青の極太のライン

107.705

青の点線のライン

107.383

青の実線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ドル/円の解説

【日足】

ドル円は、7月11日に付けた『H1』の高値から下落の流れで推移してきた格好になっています。

結果論ではありますが、8月はダブルボトムのなりかけ(DB1の楕円)を作るのに丸一か月要したという事になりますが、結局、ネックラインに届かずに反落、8月15日~9月8日にかけて『逆N』の波形(赤いラインで描いた部分)を描いています。

この『逆N』の波形のラス戻り高値高値のラインが『LH1(110.240)』であり、9月13日の値動きによって同ラインを崩しています。本来ここで買い目線に切り替えたい所ではありますが、そのすぐ上には9月のレンジ上限ライン『LH2(110.734)』が存在しており、『完全に買い目線に切り替えるのはちょっとビミョーかも??』的な状態であり、9月14日については上抜けに失敗して長めの上ヒゲを出す結果となっていました。

先週末金曜日9月15日については、明け方に北朝鮮がミサイルを発射したとの報道を受けて下落したもののその後は大きく反発、『LH2(110.734)』の上でクローズしています。

日足のトレンドは『LH1(110.240)』を上抜いた事で、下落トレンドの形状を崩したと言えますが、上昇トレンドになったわけではないという状況にあります。

日足のトレンドが上昇トレンドとなる為には、何処かから一旦押しが入って下落し、『L1』の安値を下抜かずに切り返して新高値を獲って行く事で初めて高値・安値切り上げの波形が完成しますので、その点を履き違えずに波形を観察して行きましょう。

とは言え、当面『L1』からの上昇に対する押し目買いを狙って行くという事で良いかと思います。

【1時間足】

黄色のラインは9月8日~14日の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものです(※ヒゲは切っています)。

9月8日~14日にかけての上昇は、1時間足レベルで見るとまとまった押しが入らずに上げてきた格好になっています。

白い楕円で囲った部分が北朝鮮がミサイルを発射した際の値動きとなりますが、9月14日の終盤から北朝鮮がミサイルを発射した際の値動きによって、まとまった押しが入ったような値動きになっています。

ヒゲの先で『109.532』のサポートライン近辺に到達しており、同ラインは38.2%戻しラインに近しいレベルにあり、ロウソク足の終値は『109.933』のライン近辺で止まっています。同ラインは23.6%ラインに近しいレベルにあり、そういった意味ではちょうど良い所で止まっていると見れなくはないかと言うように思えます。

白い楕円で囲った部分を買えれば理想的だったと言えますが、時間帯としても早朝であり、まだ寝てたという方も多かったのではないかと思います。

ミサイル発射報道後はNYOP後まで上昇一辺倒となり、日足レベルのレジスタンスであった『110.734』を上方にブレイク、少し古いレジスタンスラインとなりますが、1時間足レベルのレジスタンスラインであった『111.308』にワンタッチして反落してきています。

値幅自体はかなり大きく動いた1日でしたが、『波形』と言う観点から見れば、1時間足レベルでは入りにくい波形であったという事は言え、値幅の割に短期売買向きの相場であったと言えようかと思います。

足の組み合わせがどうであろうとトレードをするには上位足レベルのサポレジ近辺での波の挙動・折り返しを見るという事が基本ですので、『110.734』『110.240』と言った日足レベルのラインを基準にしつつ、1時間足の波形がどう折り返すかを見て行く中でエントリーチャンスがあれば仕掛けるという事で良いかと思います。

上昇や下落の勢いが強いと乗り遅れたくないという気持ちが強くなりすぎてしまって、普段は使わない1分足や5分足で波形を見て入ろうとしてやられてしまうという事も往々にしてあり得ますので、普段1時間足を中心に分析をしている人は、焦って分足を利用して負けるという愚を犯さないようにしましょう。

分足をトレードに取り入れて行くのは、トレードが上達してからでも遅くありませんし、分足を利用してのトレードは労多く実り少なし的な事になりがちで、使わなければ使わないでも構わないというレベルのモノですので、分足の利用はご自身のスキルと相談の上で取り入れるかどうかを決めて行きましょう。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2017年09月18日
ユーロ円1時間足チャート2017年09月18日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

※短期足は日によって何分足かが異なります。

ユーロ/円の値動き

始値:131.367

高値:133.079

安値:130.598

終値:132.396

+102.9pips(高値から安値:248.1pips)

ユーロ/円のレジスタンスライン

132.922

ピンクの点線のライン

132.845

ピンクの点線のライン

132.555

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/円のサポートライン

131.956

緑の点線のライン

131.804

緑の極太のライン

131.717

緑の点線のライン

131.292

青の極太のライン

131.030

青の点線のライン

130.916

緑の実線のライン

130.858

緑の点線のライン

130.699

青の点線のライン

130.604

緑の点線のライン

130.342

緑の極太のライン

129.603

青の極太のライン

129.395

青の実線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/円の解説

【日足】

8月~9月半ばまでの値動きを見ると『DB1』の楕円の部分でダブルボトムを形成して上昇、『H1』の高値近辺で状を止められ、『DB1』の右側の足から『H2』の高値のほぼ61.8%戻しライン兼『DB1』のネックラインと近しいレベルから反発上昇して、『H2』の高値を上抜いています。

ピッタリの所で止まっているわけではありませんが、波の高値・安値の注目されるレベルの近辺では止まっている形であり、比較的素直なチャートになっていると言えます。

余談ですが、いくつかの波の高安近辺のサポレジをより新しい位置に引き直している部分があります。

話が余談に逸れましたが、日足レベルでは赤いラインで描いた『N』字の波形となっており、上昇トレンドの状態にあります。

【1時間足】

黄色のラインは9月8日~13日にかけての上昇に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものになります。

9月8日~13日にかけての上昇は、まとまった押しが入らずに上がって行ったな動きとなっていますが、9月13日~15日早朝にかけての値動きによって、ようやくまとまった押しが入ったと言えようかと思います。

白い楕円で囲った部分が北朝鮮がミサイルを発射した際の値動きとなりますが、ヒゲの先端で『130.604』にワンタッチしています。このレベルはフィボナッチリトレースメントで言えば50%戻し~61.8%戻しの間であり、ロウソク足の実体の終値はフィボナッチリトレースメント38.2&戻しライン近辺となっています。このレベルは『HL1』の部分と同じようなレベルであり、色々な意味で意識される所では止まっていると言えようかと思います。

北朝鮮がミサイルを発射した後の『ML1』の終値辺りである『131.000』近辺で買えれば、チャート的にもダブルボトムのネックラインでサポートされた所を買う形になるので、色々な意味で良かったと言えますが、時間帯が時間帯だった事もあり、ここでは買えなかったという人も多かったのではないかと思います。

『131.000』近辺で買えなかった場合にどこで買うか?と言う事になるわけですが、その為には赤の楕円で囲った部分の波をどう考えるのか?が重要になってきます。個人的には赤の楕円で囲った部分をどういう波として捉えるか?と言う事に少し迷いました。

最終的にブルーのラインのような一本の波として捉えましたが、グリーンのラインのような波やピンクのラインのような波として捉えることも出来ます。

赤い楕円で囲った部分が日足で言うと何処になるのか?と言うと日足の赤い楕円で囲った部分と言う事になり、これを波と捉えるのか?と言うとビミョー感が否めず、『日足の波形≒1時間足の中期トレンド』と考えた時、1時間足のこの部分の値動きをどう捉えるか?と言う事を考えれば、ブルーのラインのような一本の波として捉えるべきなのかな?と言う事でこのような引き方にしました。

ただ、緑の波形の高安の中で、生き残っているサポレジが何本かありますので、それらについてはサポレジとして水平線を引いています。

グリーンのラインで描いたような波形として捉えても構いませんし、ピンクのラインで描いたような波として捉えてダブルボトムと見る事も出来るわけですが、ここで大事なのは最終的にどういう波形を描くかという事ではなく、自分以外のトレーダーがどういう波形と認識しているのか?と言う事を認識する事であり、何種類もの波形が描けるという事は、その分だけ解釈があるという事を知った上で、グリーンの波と考えている人はどこで売買をしてどこに損切りを置くのか?ピンクの波と考えている人は何処で売買をして何処に損切りを置くのか?を理解しておく事であり、それが分かればどこで買えばいいのか?と言う事が自ずから見えてきます。

グリーンの波であれ、ピンクの波であれ、波形から見て売りを諦めるレベルは何処か?と言うと『HH2』の高値を抜いた所と言う事になりますが、『HH2』の上には日足レベルのレジスタンスラインである『131.804』が存在し、更にその上には1時間足レベルのレジスタンスラインである『131.956』が存在しています。

結局、総合的に考えて、売りを考えている層が売りを諦めるのは、『HH3』と言う事になります。

ここを買うのは結構高い所を買っている感じがする位置からの買いですが、サポレジや波形を包括的に考えるとここしかないという事になります。ただ、その後の戻しが比較的急激だった事や金曜日だったという事を考えるとここを買った場合、長期保有のポジションと言うよりは早目に出てしまって良いポジションだったと言えようかと思います。

波形の描き方に迷った時に大切な事は、自分の描き方が正しいかどうか?を考える事ではなく、どういうパターンの波形が描き得るか?を考え、それぞれのパターン毎の売買タイミングを知った上で、合理的なエントリーポイントを探す事ですので、迷った時は描き得る波形を全て描いてみてどうするかを決断して行くと無駄な負けを減らす事に繋がると思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2017年09月18日
ユーロドル1時間足チャート2017年09月18日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

※短期足は日によって何分足かが異なります。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.19169

高値:1.19864

安値:1.19001

終値:1.19453

+28.4pips(高値から安値:86.3pips)

ユーロ/ドルのレジスタンスライン

1.20785

ピンクの点線のライン

1.20683

ピンクの点線のライン

1.20476

赤の点線のライン

1.20387

ピンクの点線のライン

1.20312

ピンクの極太のライン

1.20205

ピンクの点線のライン

1.20051

赤の点線のライン

1.19857

ピンクの点線のライン

1.19289

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/ドルのサポートライン

1.19048

緑の点線のライン

1.18723

青の点線のライン

1.18617

青の極太のライン

1.18570

青の点線のライン

1.18365

緑の実線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/ドルの解説

【日足】

先週のユーロドルは『H1(1.20312)』からの下落の1週間となりましたが、週後半にかけて日足の上昇トレンドのラス押し安値『DL1(1.18617)』から反発しています。

『1.19780』や『1.20312』を超えられずに『DL1』を下抜いてしまうと三尊やダブルトップになる可能性のある形状になってきており、下落してくる事があれば『DL1(1.18617)』が注目されるラインになってきそうです。

【1時間足】

9月14日に長い下ヒゲ(チャート画像『HL1』の楕円の部分)を出して、日足・1時間足レベルのレジスタンスラインが断続的に存在しているエリアを試してから上昇してきた格好になっています。

日足のパートで述べたように『1.18617』のラインは日足のラス押し安値ラインであり、同ラインから反発して赤のラインのような『N』字を描いています。

紫のラインは9月8日~14日にかけての下落トレンドに対して引いたトレンドラインになりますが、安全策を取るのであれば、『N』字になった所でエントリーするのではなく、トレンドライン抜けでロングするという事で良かったかと思います。

『N』字になってすぐに入ってしまうと赤の太線を引いたレジスタンスラインから戻り売りが入る可能性があり、やや買い難いと言えますが、トレンドライン抜けのタイミングであれば、『短期トレンドが上向き』・『レジスタンスラインブレイク』・『トレンドラインブレイク』と言う3つの根拠のあるエントリーポイントとなる為、優位性の高いポイントであったと言えようかと思います。

トレンドライン抜けで買った場合の損切りは『1.19204』の少し下辺りに置けばよいと思われます。リスクリワードとしてもバランスの取れたエントリーであったと言えますが、上がっていった際に『1.19780』に日足レベルのレジスタンスラインがあり、そのすぐ上に1時間足の短期下落トレンドのラス戻り高値が存在している上、週末金曜日であった事から、『1.19780』近辺では利食っておくべきであったと言えます。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

18:00 【ユーロ】 8月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)

21:30 【カナダ】 7月対カナダ証券投資額

23:00 【米国】 9月NAHB住宅市場指数

24:00 【英国】 イギリス カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

29:00 【米国】 7月対米証券投資(短期債除く)