FXで何やっても勝てなくて、やったコト

FOMC、10月からバランスシート縮小開始。政策金利据え置きも年内の利上げ示唆

更新日時:

昨日は、FOMC(米連邦公開市場委員会)が開催され、FRB(米連邦準備理事会)は10月からバランスシート(約4兆2000億ドル規模)の縮小に着手する事を決定、政策金利は据え置きとなりましたが、年内にあと1回の利上げを示唆しています。

保有する米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を10月から月額最大100億ドル規模で減らし、上限を段階的に月500億ドルまで引き上げるとしています。

イエレン議長はFOMC終了後の記者会見で、バランスシート縮小計画を見直すのは、景気状況が『著しく悪化』した場合のみとし、縮小は『緩やかにかつ予測可能な形で』進むとの見通しを示しています。

また、『今年のインフレ率低下は依然として謎だ』と述べ、インフレ率を押し下げた要因が持続的なものとなる公算が大きいかどうか見極めることが重要との認識を示し、必要なら金利見通しを変更する用意があると説明しています。

最近アメリカを襲ったハリケーン『イルマ』については、『中期的に国内経済の方向を著しく変える可能性は低い』としています。

これを受けて為替市場はドル買いで反応しています。

ドル/円

ドル円日足チャート2017年09月21日
ドル円1時間足チャート2017年09月21日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル/円の値動き

始値:111.574

高値:112.524

安値:111.106

終値:112.199

+62.5pips(高値から安値:141.8pips)

ドル/円のレジスタンスライン

112.342

ピンクの実線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ドル/円のサポートライン

112.145

緑の実線のライン

111.873

緑の極太のライン

111.827

緑の点線のライン

111.744

緑の点線のライン

111.221

青の点線のライン

111.025

青の点線のライン

111.799

青の点線のライン

110.734

緑の極太のライン

111.700

青の点線のライン

110.240

緑の極太のライン

109.933

青の点線のライン

109.532

緑の点線のライン

109.261

青の点線のライン

108.696

緑の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ドル/円の解説

【日足】

ドル円は日足レベルで見ると赤いラインで描いた『逆N』の下落トレンドの形状を崩しており、その余勢を駆っての上昇が継続しています。

『111.873』のレジスタンスラインが注目されていましたが、FOMC及びイエレン議長の発言絡みで、鎧袖一触と言った感じでブレイクしています。

『DH1』の高値~『DL1』の安値迄の下落を一本の下落の方波(ピンクのラインで描いたライン)として見た場合の61.8%戻しラインを実体で上抜けており、全戻しも視野に入ってきています。

9月8日から始まった上昇は日足レベルでは『押し目無き上昇』と言った状態にあり、ピンクの方波目線で見た戻り売り警戒レベルを比較的あっさりクリアしたと言えようかと思います。

日足のレベルでは、ダウ理論的に言うトレンドはない状態にあり、分類としては先行期の状態にある可能性があります。

【1時間足】

俯瞰すれば、『111.221』のサポートライン(白い楕円で囲った安値近辺)のレベルで支えられて上昇、1時間足レベルのレジスタンスラインであった『112.342』近辺で一旦は頭を抑えられて引けた格好になっています。

昨日(日本時間だと本日未明)は、FOMC並びにイエレン議長の会見が予定されておりましたので、短期売買をしている人はノートレードでお休みと言う事で良かった1日であったかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2017年09月21日
ユーロ円1時間足チャート2017年09月21日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ/円の値動き

始値:133.824

高値:134.049

安値:133.244

終値:133.429

-39.5pips(高値から安値:80.5pips)

ユーロ/円のレジスタンスライン

133.999

ピンクの点線のライン

133.779

ピンクの点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/円のサポートライン

133.333

青の点線のライン

133.043

緑の点線のライン

132.847

青の点線のライン

132.725

青の点線のライン

132.317

青の点線のライン

131.956

緑の点線のライン

131.804

緑の極太のライン

131.717

緑の点線のライン

131.292

青の極太のライン

131.030

青の点線のライン

130.916

緑の実線のライン

130.858

緑の点線のライン

130.699

青の点線のライン

130.604

緑の点線のライン

130.342

緑の極太のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/円の解説

【日足】

ユーロ円の日足の形状は、上昇トレンドの状態にあります。

9月6日~11日にかけて小型のダブルボトム(『DB1』)を形成、ネックラインを上抜いてから『押し目無き上昇』が継続しており、昨日に関しては陰線となりましたが、昨日の陰線一本で日足レベルの『押し』と捉えるか?と言えば、現時点ではそこまでの値動きではないという事になろうかと思われます。

【1時間足】

昨日のユーロ円の値動きに対して、赤いラインで描いたような『逆N』の波形を描く事が出来ます。

現時点では、1時間足レベルの短期トレンドのネックラインやラス押し安値と言った重要なプライスを破ったりと言った事は起こってはいません。

赤いラインで描いた『逆N』の波形を1時間足レベルの短期トレンドとして捉えるという事であれば、1時間足レベルの短期上昇トレンドが終了し、中期トレンドの上昇の方波が確定するという事になるわけですが、『1時間足の波形≒1時間足の中期トレンド』という考えに立脚すれば、昨日の値動きは日足レベルで見れば一本の陰線に過ぎないと言え、日足レベルの『押し』と言うレベルには至っておらず、現時点では1時間足レベルの短期トレンドとして捉える事は出来ないという事になります。

しかし、日足において今後、陰線が連続して出現するような事があれば、赤いラインで描いた『逆N』の波形は1時間足レベルの短期トレンドとして捉えるべきものであったという事になり、現時点ではどちらと断ずることも出来ず、どちらと決めつけてしまう事も危険であると言えます。

波の法則性というモノは、正しい波形を描けてこそ機能するものですので、波形を描こうと思えば描けるとしても、それが正しい波形ではないという事もありますので、その波形が正しくない可能性を常に頭に置きながら、時に正しくない波形のダマシを利用するくらいの気持ちでエントリータイミングをはかる事も有効です。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2017年09月21日
ユーロドル1時間足チャート2017年09月21日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.19926

高値:1.20327

安値:1.18605

終値:1.18898

-102.8pips(高値から安値:172.2pips)

ユーロ/ドルのレジスタンスライン

1.20387

ピンクの点線のライン

1.20312

ピンクの極太のライン

1.20205

ピンクの点線のライン

1.20134

ピンクの点線のライン

1.19926

ピンクの極太のライン

1.19715

赤の点線のライン

1.19331

赤の点線のライン

1.19244

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/ドルのサポートライン

1.18838

青の極太のライン

1.18723

青の点線のライン

1.18617

青の極太のライン

1.18570

青の点線のライン

1.18365

緑の実線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/ドルの解説

【日足】

ユーロドルは日足レベルの上昇トレンドが継続中の状態にありますが、白い楕円で囲った部分の形状が三尊やダブルトップになる可能性があり、警戒が必要な情勢となっています。

昨日の下落によって、ネックライン(『1.18617』)のレベルに接近してきており、ネックラインを破るか?守るか?を見て行く事になりそうです。

【1時間足】

値動きの上では、『1.20312』のレジスタンスラインから『1.18617』のサポートラインの間を1時間で動いたという事になります。

FOMC並びにイエレン議長の会見を受けての値動きですので、これを予想しろと言っても無理な話ですので、昨日に関してはお休みと言う事で良かったかと思います。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

--:-- 【日本】 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表

--:-- 【南アフリカ】 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利

07:45 【ニュージーランド】 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)

13:30 【日本】 7月全産業活動指数(前月比)

15:00 【スイス】 8月貿易収支

15:30 【日本】 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

17:00 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)月報

21:30 【米国】 9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

21:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数

21:30 【カナダ】 7月卸売売上高(前月比)

22:00 【米国】 7月住宅価格指数(前月比)

22:30 【ユーロ】 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

23:00 【米国】 8月景気先行指標総合指数(前月比)

23:00 【ユーロ】 9月消費者信頼感(速報値)