パウエル議長初の議会証言は無難に乗り切った印象
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2月28日はパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の初の議会証言が行われました。
パウエル議長は、経済の過熱リスクと成長を軌道上に保つことのバランスをとることを確約し、減税や政府支出などによる追加的な刺激が存在しているものの、FRBは段階的な利上げを実施する方針を堅持すると表明しています。
また、その後の質疑応答ではFRBが後手に回り経済が過熱すれば、利上げペースを速める必要が出てくるとも言明しており、大方の予想通りタカ派寄りの内容となりました。
市場の関心事のひとつであった年内の利上げが3回なのか?4回なのか?については言及しておらず、そのこともあってか米10年債利回りが大幅に上振れするようなこともなかった印象もあり、思ったよりも株価の下落幅は大きくなかったように思えます。
場合によっては、米長期金利が大幅に上昇し、大きな株安となる可能性もあっただけに初の議会証言を無難に乗り切ったと言えるのではないかと思います。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:106.900
高値:107.667
安値:106.777
終値:107.308
+40.8pips(高値から安値:89.0pips)
ドル/円のレジスタンスライン
107.823
赤の極太のライン
107.760
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
107.177
緑の点線のライン
107.064
緑の点線のライン
106.952
青の点線のライン
106.836
青の点線のライン
106.483
青の点線のライン
106.310
緑の点線のライン
106.108
青の極太のライン
106.102
青の点線のライン
106.018
青の点線のライン
105.699
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、やや上ヒゲの長い小陽線となりました。
日足の波は下落トレンドの状態にあります。
『106.108』のサポートラインと『107.823』のレジスタンスラインに挟まれたエリアの中での値動きが継続しており、状況に大きな変化はありませんが、107円台に乗せて引けています。
【1時間足】
欧州時間までは安値を試すような値動きが続き、白い楕円の部分で小型のダブルボトムを形成、ネックラインをブレイクして上昇に弾みがついた形になっています。
日足のレジスタンスライン『107.823』までは届かず、『107.823』の手前から売りが入って少し値を下げて引けています。
日足のパートでも書いたように『106.108』のサポートラインと『107.823』のレジスタンスラインに挟まれたエリアの中での値動きという構図に変化はないため、サポレジ近辺での波の折り返しを見極めるために波をしっかり描いてサポレジをアップデートしていく事が今やるべきことになります。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:131.659
高値:132.175
安値:131.261
終値:131.268
-39.1pips(高値から安値:91.4pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
133.086
赤の極太のライン
133.060
ピンクの点線のライン
133.013
ピンクの点線のライン
132.992
ピンクの点線のライン
132.728
ピンクの点線のライン
132.326
赤の極太のライン
132.172
赤の点線のライン
132.054
ピンクの点線のライン
131.707
赤の点線のライン
131.405
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
131.292
青の極太のライン
131.143
青の点線のライン
131.083
青の点線のライン
131.030
青の点線のライン
130.916
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は、やや上ヒゲの長い陰線となりました。
日足の波形はオレンジの波、白い波ともに上昇トレンドの形状をくずし、その余勢をかって下落中という状況にあります。
『131.292』のサポートラインを2.4pipsほど下抜けてクローズするという何ともビミョーな引け方となっています。
【1時間足】
寄り付き~欧州時間にかけては高値を試すような値動きとなりましたが、日足のレジスタンスライン『132.326』の手前でダブルトップを形成、ネックラインを下抜いて下落に勢いがついた形になっています。
1時間足の値動きを細かく見ていくと白いラインのような波を描くことができますが、より大雑把な感じで見るのであれば青いラインのような波としてとらえることもできます。
白い波と考えて買っていた人は、白い波がダブルトップを形成したことで撤退を余儀なくされたと考えられ、それは同時に青い波と考えている人にとっては絶好の戻り売りポイントになったということでもあります。
相場というのは、大小の波を認識しておいて、小さい方の波と見ている人が損切りしてくるところで仕掛けていくことで勝ち易いトレードになることが多いもので、逆説的に言うと波をひとつとしか認識できていない時は危ないという事でもあります。
自分の損切りを誰かに利用されそうではないか?ということを常に考えながらポジションを取っていきましょう。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.23152
高値:1.23456
安値:1.22207
終値:1.22318
-83.4pips(高値から安値:124.9pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.24334
ピンクの点線のライン
1.24244
ピンクの点線のライン
1.24121
ピンクの点線のライン
1.23719
赤の点線のライン
1.23476
ピンクの点線のライン
1.23450
ピンクの点線のライン
1.23399
ピンクの点線のライン
1.22888
赤の点線のライン
1.22873
赤の点線のライン
1.22685
赤の点線のライン
1.22648
赤の点線のライン
1.22441
赤の極太のライン
1.22421
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.22123
青の点線のライン
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルの日足の形状は、実体のしっかりした陰線となりました。
日足のサポートラインであった『1.22441』を微妙にではありますが下抜いてきており、厳密に言えばダブルトップを形成、ネックラインを下抜けています。
抜け方が微妙な感じなので、日中足の波のを見ていく必要性がありますが、下の方から買っている人は一旦手仕舞っても良いかと思います。
【1時間足】
白い楕円の部分で三尊を形成、ネックラインを下抜いてきています。
日足のパートで述べたように日足レベルの重要なライン『1.22441』絡みのレベルの値動きになってきていますので、慎重に見極めていきたい状況になっています。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50【日本】1月鉱工業生産・速報値(前月比)
08:50【日本】1月小売業販売額(前年同月比)
08:50【日本】1月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
09:00【ニュージーランド】2月NBNZ企業信頼感
10:00【中国】2月製造業購買担当者景気指数(PMI)
14:00【日本】1月新設住宅着工戸数(前年同月比)
15:00【南アフリカ】1月マネーサプライM3(前年同月比)
17:00【スイス】2月KOF景気先行指数
18:30【南アフリカ】1月卸売物価指数(PPI)(前月比)
18:30【南アフリカ】1月卸売物価指数(PPI) (前年同月比)
19:00【ユーロ】2月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
19:00【日本】外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00【米国】MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:00【南アフリカ】1月貿易収支
22:30【米国】10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)
22:30【カナダ】1月原料価格指数(前月比)
22:30【カナダ】1月鉱工業製品価格(前月比)
23:45【米国】2月シカゴ購買部協会景気指数
24:00【米国】1月住宅販売保留指数(前月比)