FXで何やっても勝てなくて、やったコト

イギリスのEU離脱で退場者続出?!~ユーロ/円~2016年06月23日振り返り

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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年06月24日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

■ユーロ円の値動き

始値:120.792

終値:113.468

高値:121.988

安値:109.474

-732.4pips(高値から安値:1251.4pips)

昨日のユーロ/円の日足の形状は大陽線となりました。

ご存知のようにイギリスの国民投票において、EU離脱派勝利との投票結果によって、ユーロ円は凄まじい下落となりました。最大で1251.4pipsもの下落をしたわけですが、私がFXを始めてから最大の下落幅であったように思います。

日足のサポートライン・レジスタンスラインとなりそうなプライス

【レジスタンスライン候補】

122.524

122.089

121.991

121.731

121.010

118.562

116.991

【サポートライン候補】

特になし

オーダーの変化

ユーロ円1時間足

上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のオーダー状況の推移は以下のような推移となっています。

123.00円 売り

121.00円 売り

115.50円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

115.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、18時及び21時に以下のオーダーが観測されています。

116.00円 売り(18時観測)

112.50円 買い(21時観測)

110.80円 買い(18時観測)

109.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り(18時観測)

107.00円 買い厚め(18時観測)

105.00円 買い厚め(18時観測)

値動きの解説

皆さんご存じの通り、先週末木曜日~金曜日にかけてイギリスのEU離脱に関する国民投票が行われ、EU離脱派の勝利に終わりました。

今日は、ポンド円のチャートも載せておきたいと思います。

ポンド円1時間足

上の画像はポンド円1時間足チャートです。

投票が締め切られた日本時間の金曜日朝6:00頃には、残留派優勢と言う情勢でした。しかし、蓋を開けて見ればEU離脱となったという事で、サプライズ感もあり、ポンド円に関しては7時間で2687.4pipsと言う凄まじい下落となりました。

私は、ポンドはやりませんがドル円やユーロ円も凄まじい下落でした。チャートの形状としては、ユーロ円とポンド円は似たような値動きになっていますが、本日は、ポンド円のお話をしたいと思います。

先週末金曜日の相場は、いずれ何とかショックとか名前が付きそうな相場となりましたが、私はこのブログでも書いたように先週末の木曜日~金曜日は参加しませんでした。出先でスマホからレートをチェックしたりはしましたが、2日間遊んで過ごし、正直な所、相場の事はほとんど考えませんでした。

このブログでは、何回も書いていますが、私はイベントの時はトレードをしないと決めています。大イベントの時に参加するのが正解なのか、参加しない事が正解なのかは人それぞれの考え方であって、どんな決断を下したとしても良いと思いますし、トレードをしてもしなくても良く、下した決断の中でどういったリスクを取り、その事に対する事前の想定の中で、どう判断し行動したかと言う結果に後悔が無いのであればそれはそれで良いのかなと思います。

ただ、後悔と言っても、参加しなかった後悔と参加して退場クラスのダメージを被ったという後悔とでは、同じ後悔でも天地の差があります。私は参加しなかった事に対する後悔はありませんが、この記事を読んでおられる方の中で、参加しなかった事で『もし参加してれば、スゴイ勝てたのにな~』みたいな後悔をしている方は、その後悔を引きずって普段のトレードを見失わないように気を付けねばなりません。

勝った人も負けた人も本質は一緒

FXはゼロサムゲームであり、誰かの勝ちは誰かの負けで賄われています。という事は、大負けした人もいるし、大勝ちした人もいるという事なのですが、個人的には勝者と敗者の差は勝ち負けの金額の差ほどないと思っています。というか、逆になっていた可能性だってあったわけで、勝った人も負けた人もトレーダーとしての考え方の本質に大差ないと思います。

勝った人も明日は我が身で、次回、同じような事があった時、次は大負けする側にまわってしまうという事もあり得ます。

今回、もし、EU離脱に至った場合、ポンドが売られ安全資産である円が買われるであろう事は誰しも予想出来た事だと思います。ただ、値動きの方向性は予想出来ていたとして、27円に迫ろうかと言う値幅が出るという事も想定出来ていた上でリスクを考える事が出来ていたか?という事が重要であったかと思います。

27円と言うリスクを想定した上で、その中でどういうリスクを取るのか?を考えてトレードをするならそれはそれで良いと思いますが、そこに考えが至らないままにトレードをするのであれば、それはトレードとは言えないのではないかと思います。普段、100~200pipsくらいの値幅を狙っているようなトレードをしているという場合でも、通常の10倍以上のリスクをなわけですから、取引枚数を10分の1にして普段と同等のリスクという事も出来ます。

中には、EU離脱になる事が途中から分かっていたんだから、リスキーな事はしていないという人もいるかも知れませんが、これほどの相場の急落であったわけですから、今度は介入警戒感も出てきます。さすがに即日で介入に踏み切る事は難しいと言えますが、各国の首脳が揃って口先介入を行えば、数円位ポンッと上がってしまう事も考えられ、それに巻き込まれて数円レベルの損切りをさせられる事だってあり得ます。

勝った人も負けた人も、この異常な相場展開の中でトレードをする事が本当に自分のトレードスタイルなのか?という事を考えるべきなのかな?と思います。

それでは、本日も頑張りましょう!