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FOMC明けユーロ時間以降は乱高下~ドル・円・ユーロ相場~2016年03月17日振り返り

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年03月17日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。

ユーロ/円の日足の形状は、下ヒゲの長い陰線となりました。日足の流れとしては戻り売りに失敗したかも知れない可能性を示す足形になっています。今日は反発に繋げて行けるのかに注目したいと思います。

ドル/円の日足の形状は、下ヒゲの長い陰線となりました。今月に入ってから続いていたレンジを下方にブレイクしました。年初来安値の水準の110代に突っ込んでくる局面もありましたが、111はサポートして引けています。俯瞰すれば2月中旬から111~115の間のレンジに入っていると見ることも出来、2段底の下限付近にいると見ることも出来ます。ここを下抜けて行くのか引き続き注目したいと思います。

ユーロ/ドルの日足の形状は、大陽線となりました。年初来高値の1.1375に近づいてきました。ここを上抜けるのかに注目したいと思います。

ドル/円は年初来安値を下抜けるか?ユーロ/ドルは年初来高値を上抜けるか?と言う局面になっています。逆に言うとこの辺りでそろそろ反転してくると見ている投資家も一定数はいそうな感じがします。ドル/円、ユーロ/ドルは重要な局面に入ってきたかと思います。

■ユーロ/円

始値:126.31

終値:126.05

高値:126.61

安値:125.31

-26pips(安値から高値130pips)

■ドル/円

始値:112.54

終値:111.37

高値:112.94/p>

安値:110.65

-117pips(安値から高値229pips)

■ユーロ/ドル

始値:1.1224

終値:1.1317

高値:1.1341

安値:1.1057

+93pips(安値から高値284pips)

オーダーの変化

128.00 売り

127.00 売り

125.50 買い

125.00 買い

124.50 買い

124.00 買い

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、本邦時間19時に新たに以下のオーダーが観測されています。

127.50 売り厚め(19時観測)

126.40 OP17日NYカット(19時観測)

126.00 OP17日NYカット(19時観測)

124.75 OP17日NYカット(19時観測)

チャート画像『A』~『B』の部分

昨日は、FOMC明けで126.50の売りオーダー近辺で寄り付き、東京時間序盤は上抜けを試す状況でした。本邦時間9時に陰線が出現(チャート画像『A』の部分)、辛うじてサポートしたかのような形状を示しています。

ここでのショートのエントリーは比較的し易かったように思われます。10時の寄り付きでエントリーを行った場合、ストップロスは126.60~70アラウンドに置けばよいと思われます。この場合の第一利食い目標は直近2度止められている126.65アラウンド~買いオーダーが観測されている125.50アラウンドが良いかと思います。また、126.00~126.10にかけてサポートになり得るライン(チャート画像赤線『サポレジ転換警戒ライン』)がある為、この近辺での値動きには注意が必要です(今回の場合には杞憂に終わっています)。

この場合、126.45近辺でのエントリ-となりますが、最大の損失25pipsに対して最大の利益が105pipsを狙うエントリーですので、リスクとリターンのバランスとしても悪くないエントリーとなったと思います。

エントリーよりも利食いが難しいのはいつもの事ですが、昨日の場合はいくつか利食いのタイミングがありました。

まず一つ目は、126.65アラウンドのサポートラインに指値を入れて利食う方法です。

この場合、波形を描き、環境認識として126.65近辺にサポートラインがあるという判断が出来ていなければなりません。結果論から言いますと昨日の場合はこれがベストのタイミングとなりました。しかし、勝てる時に利益を伸ばすという事は非常に大切なので、126.65~125.50のサポートライン及び売りオーダーを破る可能性を見て、ポジションを持っているのも手ではあります。

昨日の場合は、126.65近辺でピンポイントで利食う方が良かったという結果になりましたが、それは結果論なので、126.65~125.50のサポートライン及び売りオーダーを破る可能性を考えて持っているのもけして悪い事ではありません。ちなみに私はここでは持ち続けていました。ただのこの場合、『破れない』と判断した時点で出なければなりません。

チャート画像『B』の部分を見て下さい。

まず、15時のロウソク足が上ヒゲの長い陰線となっています。こういう形状のロウソク足が出た時は、戻り売りが入った事を示しています。戻り売りが入ったという事は、利食っている投資家が増えてきているという事を示しています。上で述べたように126.50近辺のサポートを意識して利食いを入れた投資家が一定数はいたという事が見て取れます。

15時のロウソク足が固まった時点では陰線になっているので、まだこの戻り売りが失敗したかどうかは分かりません。

16時のロウソク足は下ヒゲの長い小陽線になっています。ここに至って、直近安値を下抜け出来ずに戻され、しかも陽線で引けたことで『戻り売りが失敗した』と言う判断をする事が出来ます。抜け期待でホールドしていた場合、この時点でエグジットの決断が出来ていなければなりません。また、同時にドテンの買いを入れるポイントにもなり得ます。私はここで利食うと同時に買いのポジションを取りました。

結果的にはこの後、一旦戻してから戻り売りが入る形になるのですが、その後の乱高下が凄まじかったです。後述しますが、このような乱高下の相場でもしっかり環境認識が出来ていれば、しっかり逃げる事も出来た相場でした。

チャート画像『B』~『C』の部分

126.50近辺での値動きから同ラインをサポートしたと見て、ロングのエントリーを行うという判断を下した投資家の方もいらっしゃったかと思われます。かくいう私もその口でした。

結果論から言うとここの値動きは非常に難しく、判断力が問われたポイントでした。判断力によって、勝って出られたか損切りとなったかが分かれる事になったかと思います。

ここで重要な事は、126.00~126.10にかけてレジスタンスになり得るライン(チャート画像赤線『サポレジ転換警戒ライン』)を認識出来ていたか?という事になります。これが認識出来ていた人は、18時のロウソク足が陰線となった時点で、レジスタンスされたと判断する事が出来、微益で撤退する事が可能でした。これが認識出来ていなかった場合、その後の20時の暴落に巻きまれて損切りとなった公算が高いと思われます。仮に損切りになっても20~30pipsと言った所かと思われますが、注意深く見ていれば避けられたポイントでもあったので、これを認識出来てなかった人は良い教訓が得られたのではないかと思います。

ちなみに私は、ここで逃げる事が出来て10pips程で撤退したところまでは良かったのですが、同時にショートを敢行しました。20時~の暴落が起こった時は『さすが俺(*´∀`)アヒャ』とか思っていたのですが、21時~の暴騰でやられてしまい25pips程やられてしまい-15pips位になってしまいました。昨日は結局、朝からロンドンにかけて60pips程取って終わりにしておけばよかったかなと言う一日でした。それにしても21時からの暴騰にはビビりました。

それでは、本日も頑張りましょう!