注意深く見れば合理的なエントリーが出来る~ドル・円・ユーロ相場~2016年03月18日振り返り
更新日時:
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年03月18日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。
ユーロ/円の日足の形状は、下ヒゲの長い陰線となりました。2日続けて同じような形状となっています。125.20~125.30近辺では買い意欲が強いようです。週が変わって反発に繋げていけるかに注目したいと思います。
ドル/円の日足の形状は、下ヒゲの長い陽線となりました。110代では買い意欲が強いようです。2月中旬から111~115の間のレンジに入っていると見ることも出来、2段底の下限付近にいると見ることも出来ます。陽線が出た事で、今週反発に繋げていけるか注目したいと思います。
ユーロ/ドルの日足の形状は、陰線となりました。年初来高値付近で陰線が出る形になったので、反落の可能性に注意が必要です。ここから反落してくると山が大きいダブルトップのような形を形成する事も考えられます。
ドル/円は年初来安値を下抜けるか?ユーロ/ドルは年初来高値を上抜けるか?と言う局面になっていますが、微妙に反転の気配も漂ってきています。ドル/円、ユーロ/ドルは重要な局面に入ってきたかと思います。
■ユーロ/円
始値:126.05
終値:125.83
高値:126.18
安値:125.25
-22pips(安値から高値93pips)
■ドル/円
始値:111.37
終値:111.57
高値:111.74/p>
安値:110.80
-20pips(安値から高値94pips)
■ユーロ/ドル
始値:1.1317
終値:1.1277
高値:1.1335
安値:1.1255
-40pips(安値から高値80pips)
ドル円とユーロドルは同じくらいの時期に節目を迎えるもの
日足を見るとドル円は年初来安値圏、ユーロドルは年初来高値圏にあります。ドル円とユーロドルは同じような時期に節目を迎える事が多いのですが、共に反転してくるのであればドルが主役の相場という事になってきます。
ドル円とユーロドルが逆相関で動く時は、ユーロ円はやりにくい相場が続くので、素直にドルストレートでトレードする等の切り替えも必要となります。
チャート画像『A』の部分
昨日は、俯瞰すればレンジ相場でエントリーの取っ掛かりが掴みにくい1日でした。無理に参加しなくても良い1日でしたが、エントリーを検討すべきポイントが2回ほどありました。
まずは、チャート画像『A』の部分(ユーロ円)の部分についてですが、環境認識として、10時の安値にサポートラインとなりそうなラインがあります。16時のロウソク足が固まった段階で、同ラインでサポートされたかのような値動きを示しています。
この時点で、第一判断としてサポートされたと考えます。この判断が正しいかどうかのフィルタリングとして、ドル/円・ユーロドルを併せて見て行きます。
上の画像はドル円1時間足チャートです。『C』の部分が同時刻となります。
ドル円においても、16時のロウソク足が固まった時点で、反発を示唆するような形となっており、円売りの流れがユーロ円と合致しています。
上の画像は、ユーロドル1時間足チャートです。『E』の部分が同時刻です。
ユーロドルにおいては、16時のロウソク足が固まった時点でユーロ売り・ドル買いの流れが継続しています。ユーロ円と方向性が合致していない事が分かります。
この事から、ユーロ円においては『A』の地点でのロングは時期尚早と見る事が出来、ここは見送るという判断が妥当な判断であったという事が出来ます。結果論としては、『A』の時点でロングしていても我慢して持っていれば最終的には勝てた公算が高いと思われます。
ですが、投資において『ガマンしてポジションを持つ』と言う行為は時として大怪我に繋がりますので、もしここで買っていた場合でもサポートライン候補を下抜けた時点で損切り出来ていなければなりません。もしここで買って、損切りしなかった事で結果的に勝ったような人はいつか大怪我をするトレードをしていると言えますので反省が必要です。
チャート画像『B』の部分
チャート画像『B』の部分についてですが、環境認識として17日21時の安値にサポートラインの候補があります。18時のロウソク足が固まった時点で、同ラインでサポートされたかのような値動きを示しています。
この時点で、第一判断としてサポートされたと考えます。この判断が正しいかどうかのフィルタリングとして、ドル/円・ユーロドルを併せて見て行きます。
上の画像はドル円1時間足チャートです。『D』の部分が同時刻となります。
ドル円においても、18時のロウソク足が固まった時点で、16時からの反発が継続している事をを示唆するような形となっており、円売りの流れがユーロ円と合致しています。
上の画像は、ユーロドル1時間足チャートです。『F』の部分が同時刻です。
ユーロドルにおいては、『F』の地点で上ヒゲの長い陽線が出現しています。これは戻り売りに失敗したという事を示唆しており、安値圏からの反発の可能性を示しています。ユーロ買いの流れへの転換を暗示しており、ユーロ円と方向性が合致しています。
以上の事から、ユーロ円において『B』の地点でロングのエントリーを行う事には合理性があると考えられます。
このブログでは、毎日のように言っている事ではありますが、ユーロ円においてはドル円・ユーロドルの方向性が一致した時に仕掛けて行く事が重要です。これを心掛けるだけでも無駄なエントリーを減らす事が出来ます。
それでは、本日も頑張りましょう!