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クロス円上昇の流れに変調を感じる?~2016年07月19日の為替相場振り返り

更新日時:

ドル円 ユーロ円 ユーロドル
始値 106.138 117.545 1.10744
終値 106.091 116.918 1.10187
高値 106.52 117.752 1.10794
安値 105.635 116.56 1.0999
結果 ▼4.7 ▼62.7 ▼55.7
ボラティリティ 88.5 119.2 80.4

上の表は、ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルの値動きをまとめたものです。

昨日は、終値ベースでみるとユーロ/円とユーロ/ドルは下落、ドル円は陰線ではありますが、ほとんど寄り引き同時線に近い形で引けており、横這いと言って良い値動きであったかと思います。端的に言うとすれば『円≧ドル>ユーロ』と言ったような強弱関係であったと思います。

ドル円の値動きについて

ドル円1時間足20160719

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

昨日のドル/円は、寄り付きから下落したものの105.70アラウンドで押し目買いが入り、NY時間まで上昇の流れとなりました。106.520を付けた後反落し、始値と変わらないレベルで引けています。

値動きとしては、押し目買いが入って前回高値を更新したものの前回高値のライン(106.25~106.30アラウンド)がサポートラインの役目を果たさず、かといって押し安値も割り込まずと言った非常に中途半端な値動きとなりました。

押し目買いをするとしても、ブレイクで入ると含み益がのる瞬間はあっても、利食いを間違えると建値決済以下のトレードとなってしまうような相場で、やや逆張り有利な相場であったかと思います。

本日ですが、日足ベースでみるとブレグジットショックの高値圏にあります。そろそろ売りが入ってきそうなレベルでもあり、今日陰線で引けるような事があれば、反落の可能性が高まってくるような位置関係でもあります。売るなら、逆張り気味に上がった所を売って損切り浅目、買うなら高値掴みになる可能性もありますので、ブレイク狙いの買いは注意が必要かと思います。

ユーロ/ドルの値動きについて

ユーロドル1時間足

上の画像は、ユーロ/ドル1時間足チャートです。

昨日のユーロ/ドルは、東京時間に少し上げる事もあったものの俯瞰すれば、ダブルトップを作って下落する展開となりました。ダブルトップとして見なくとも、もっと単純に1.10600アラウンド~1.1080アラウンドのレンジを下方にブレイクして、下落に勢いが付いたと見ても良いかも知れません。

一種の特徴と言えるのかも知れませんが、ユーロ/ドルはヒゲが長い傾向があるので、波形を描く時にヒゲに惑わされがちです。それだけヒゲで刈られる可能性も高い通貨ペアと言えますが、ヒゲに惑わされないように気を付けながら、方向性を見極める事が重要です。

話がそれましたが、昨日は主要3通貨ペアの中では、ユーロ/ドルが最も分かりやすいチャートになりました。昨日は、ユーロ/ドルでのトレードが正解だったかと思います。

本日ですが、ユーロ/ドルはレンジの1.10038~1.11525のレンジの下限付近にあります。ここを下抜けるとブレグジットショックの安値を試しに行く流れとなりそうですが、買いも入りやすいレベルとも言えます。

売りは底を叩いてしまう事が無いように気を付けながら、上がった所を逆張り気味に。1.10038のラインを下抜けてしまうと一気に損切りが入って下落に勢いがついてしまう懸念がありますので、買いについては逆張り気味に入ると危ないと思いますので、買いが強まってきた時に順張りで入るようにした方がよいように思われます。

ユーロ/円の値動きについて

ユーロ円1時間足

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

昨日のユーロ円相場は、難しい相場展開となりました。寄り付きから東京時間OPにかけて下落し、日足レベルのサポートライン候補の117アラウンドから先日の上げに対する押し目買いが入ったものの高値更新には至らず、117アラウンド~117.50アラウンドのレンジを形成、NY時間に同レンジを下抜けたものの引けにかけて117近辺まで戻して引けています。

昨日については、難しい相場展開であったように思えます。一昨日終盤の上げに対する押し目買いをすると、微損~建値くらいのトレードになったかと思うのですが、押し目買いで勝てなかった時に何を考えるか?という事が重要であったかと思います。押し目買いで勝てないという事は、可能性として『レンジ相場になる』か『トレンドが反転する』と言った可能性が考えられます。押し目買いが失敗してしまった時点で、即目線転換とまでは行かずとも、『おかしいな?』と感じる感性は重要ですし、そう感じる事が出来たなら、様子見にシフトチェンジする等の対応も出来たかと思います。

さて、本日ですが、日足の形状としては117のレジスタンスラインを一旦上抜けたものの押し戻されてきた形になっています。これまで買い一辺倒だった流れに変調を感じるので、買いは一日様子見か、高値掴みにならないように気を付けながら、慎重に買って行く事が必要かと思います。まだ完全に売り目線に転換したわけではないので、売りは、枚数少な目で上がった所を逆張り気味・損切り浅目で打診売り的な感じが良いように思われます。

本日は午前中私用で更新が出来ず、この時間の更新となってしまいました。