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ドル円・クロス円は方向性が出るまでガマン~2016年08月15日エントリーポイントの解説~

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20160815-01

上の画像は、ドル円1時間足チャートです。

俯瞰すれば、『100.742』~『102.597』のレンジの中での値動きとなっており、レンジの下限に近い位置で小さいレンジを作りつつあるような状態になっています。

チャートの黄色い線は、先週末金曜日の米小売売り上げ高の下振れによる急落の動きに対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものです。

38.2%のラインで上値を抑えられた格好になっていますが、少し戻りが浅いような気もします。50%戻し近辺に『101.485』・『101.545』と言うレジスタンスライン候補も存在しているので、その近辺までの上値余地がありそうな感じがします。

『101.485』・『101.545』を超えてしまうと次のレジスタンスラインまでは少し距離があるので、売り目線の人は注目しているラインなのではないかと思います。

エントリーポイントについて

トレードですが、昨日に関して言えば、上から下まで50pipsもないような値動きでしたので、やりようが無かったかと思います。ドル円に関して言えば、50pips程度で期間2~3日と言うレンジを形成する事もおおいので、上値の目途を見極めていくような日であったかと思います。

本日について

ドル円1時間足20160815-02

上の画像はドル/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

俯瞰すれば、『100.742』~『102.597』のレンジの中での推移となっています。基本的にはレンジをブレイクしてトレンドが発生するのを待つか、レンジの上限・下限で逆張り気味に仕掛けるかのどちらかとなりますが、レンジの中で高値・安値が切り下がる動きが出ており、レンジ下限からの逆張りをする場合、注意が必要です。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20160815-01

上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。

黄色い線は、先週末金曜日の米小売売上高の下振れによる下落の値動きに対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものです。

上値の目途を探っているような状況ですが、レジスタンスラインの候補が比較的多いので、どのラインが効くのか?あるいは効かずに戻って行ってしまうのか何とも言えない情勢です。

エントリーポイントについて

トレードですが、昨日に関して言えば、方向感のない値動きでやりようのない相場であったかと思います。こういった時にトレードをしてしまうと負けを重ねてしまう事になりがちですので、無理に参加せず様子見という事で良かった相場かと思います。

本日について

ユーロ円1時間足20160815-02

上の画像はユーロ/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

『高値A』→『高値B』→『高値C』と高値を切り上げ、『安値A』→『安値B』と安値も切り上げる流れになっていましたが、先週末金曜日の下落によって『安値B』→『安値C』と安値を切り下げ、高値・安値共に切り上げる流れが崩れています。

上目線とも下目線とも言えない状態になってきており、また、レンジとしても上限・下限が定かではないような状態である為、非常にやり難い相場環境であるように思われます。

こういった時は手を出さない事が一番ですが、トレードをするのであれば、先読みのようなトレードをする位しかやりようが無いように思われます。

例えば、先週末金曜日の米小売売上高の下振れを受けた急落に対する戻り売りを仕掛け、これが成功すれば、高値・安値共に切り下げる形が出来ると先読みしてトレードをするという事ですが、成功した場合には、トレンドの発生地点でエントリー出来る事になりますので、見返りは大きいと言えます。

ユーロ/ドルが上昇の流れを崩していないのが気になるところではありますが、ユーロ/ドルの上昇の流れが崩れるようであれば、打診売り気味に仕掛けるのもアリかと思います。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20160815-01

上の画像は、ユーロ/ドル1時間足チャートです。

黄色い線は、先週末金曜日の米小売売上高の下振れを受けての急騰の値動きに対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものです。

8月4日~5日にかけて形成していたレンジの上限のライン『1.11535』でサポートされて上昇していった形になっていますが、先週末金曜日の高値を超える事が出来ておらず、少しいやな形になっています。もう一度、先週末金曜日高値『1.12081』越えにトライする局面が来るかどうかは定かではありませんが、次のトライでここを超えられないようだと上昇の流れに変化が生じる可能性が高まってきます。

エントリーポイントについて

逆張り気味に入るのであれば、『1.11535』でサポートされた『A1』の地点、波の流れを見て入るのであれば、高値・安値共に切り上げた地点(チャート画像の赤い波形参照)の『B1』でのエントリーが考えられたかと思います。

どちらで入るかは好みの問題もあるのですが、『A1』で入るのは押しが深過ぎな感もありますが、ラインが引けていれば損切りも浅目で済むポイントですので、比較的入り易かったポイントかと思われます。こちらで入った場合の損切りポイントは、浅目に取るのであれば『1.11535』の少し下。流れが変わるまでは見るという事であれば、『1.11337』を下抜けするまでという事で設定すればよいように思います。

『B1』の方はこの波形が認識出来ていないと入る事が出来ませんが、合理的なポイントではあります。余談ですが、このような波形を認識できるようになると分足を見る必要性がほとんどゼロになります。

チャートポイント近辺で分足を見ながらタイミングを取るという方法は一定の合理性はあるのですが、1時間足の波を取るトレードをするのであれば、あくまでも1時間足での波の反転を捉えていくべきで、1時間足チャートの中の大小の波を認識して行く必要性があります。

分足を使用してタイミングを取る方法は、どちらかと言うと逆張りに向いていて、今回のケースで言えば『A1』で入る場合に向いている方法と言えます。

ただ、『分足でタイミングを計らなかったからって、それが何なの?』と言う些末なレベルのお話でもあり、むしろ分足を見てしまって近視眼的になってしまうようなタイプの方は、逆に害があるとも言えますので、分足に頼らなくとも『大小の波形』を認識出来る目を養う事も一つの手かと思います。

話が脇道に逸れましたが、『B1』の方で入った場合には、チャート画像の赤い波形が崩れたポイントに損切りを置けばよいように思われます。

具体的なプライスとしては『1.11652』の少し下にストップロスの注文を置いて、それに掛からなかった場合でも、実体で『1.11652』を下抜けたら損切りと言うように考えれば良いかと思います。また、こちらの場合においても、大きな流れが変わるまでは見るという事であれば、『1.11337』を下抜けするまでという事で設定すればよいように思います。

本日について

ユーロドル1時間足20160815-023.png

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

俯瞰すれば、『安値A』~『安値D』にかけて安値を切り上げ、『高値A』~『高値C』にかけて高値を切り上げており、安値・高値共に切り上げる流れが継続しています。

この流れが継続している限り、押し目買い方針を継続して行くという事で良いと思います。