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逆張りをする時は値動きの勢いを見て判断しよう~2016年08月25日エントリーポイントの解説~

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20160826-01

エントリーポイントについて

上の画像は、2016年08月25日のドル/円1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形としてお話を進めて行きます。

短期的な値動きを見てみると『TL1』と『TL2』のチャネルラインの中での値動きのようになっていますが、これは別にチャネルラインとして引いたわけではありません。

『TL1』は8月18日~8月22日にかけての上昇に対して引いたトレンドライン、『TL2』は8月23日~8月24日の上昇に対して引いたトレンドラインで、たまたまチャネルラインのような感じになっているだけなのですが、チャネルラインとして機能しているように見えます。

昨日は『100.349』~『100.595』のレンジ(ヒゲは切っています)となりました。30pipsもないようなレンジ内での値動きとなりましたので、やりようのない相場であったかと思います。

本日について

ドル円1時間足20160826-02

上の画像はドル/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

引き続き、『99.713』~『100.944』のレンジ(ヒゲは切っています)の中での値動きとなっています。

レンジの中で、安値が切り上がり、高値は切り下げるという形になっており、値動きが収縮している事が見て取れると思います。

本日のイエレン議長の発言を控え、エネルギーを溜めている状態になっていると言えますが、どちらかに放たれた時には強い勢いを生じる可能性も有りますので、イベント通過までは不用意なポジションを持たないようにする必要があります。

個人的には、今週はもうトレードはせず、イベント通過を見届けて、来週以降流れを見極めてポジションを積み上げて行きたいと思っています。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20160826-01

上の画像は、2016年08月25日のユーロ/円1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形として、お話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

『TL1』は画像の尺の問題で左側が少し切れてしまっていますが、8月22から8月24日の下落に対して引いたトレンドラインとなります。

引き続き、難しい相場が続いていますが、短期トレードという事であれば、『TL1』を上抜いてきたタイミングである『EP1』でのロングのエントリーが考えられたかと思います。

ただ、ここでのエントリーは、『TL1』の下落に対する戻りを取りに行く形になるので、あまり欲張らずに早めに利食う事が必要になります。20~30pips取れれば御の字と言う位置でのエントリーとなりますので、無理にやらなくても良いようなトレードと言えますが、『戻りを取りに行っている』と言う認識が出来ているという前提でロングするのであれば、比較的入りやすいタイミングであったかと思います。

本日について

ユーロ円1時間足20160826-02

上の画像はユーロ/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

引き続き、『112.422』~『113.913』のレンジが続いています。引き続き、難しい相場が続いているので、無理に触らなくても良いように思います。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20160826-01

上の画像は、2016年08月22日のユーロ/ドル1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形として、お話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

『TL1』は8月23日から8月24日の下落に対して引いたトレンドラインとなります。『EP1』の手前でこのトレンドラインを上抜けています。ここですぐに入るという手もありますが、前回高値のラインから少し離れてしまっているので、『EP1』くらいの位置まで引き付けてロングと言うエントリーが考えられたかと思います。

ただ、ここのでロングは『TL1』の下落に対する戻りを取りに行くエントリーですので、それを認識しておく事が大切です。『1.12935』と言うレジスタンスラインが『TL1』に対して引いたフィボナッチリトレースメント50%のラインに近い所にありますので、この辺りで利食いを入れても良いかと思います。

その後、チャート画像『A』の部分において、小型のダブルトップを形成しています。ここには、『1.12935』というレジスタンスライン候補のラインがありますので、『ダブルトップになるであろう』という事で逆張りをして行きやすいポイントでもあります。

仮にダブルトップになったとしても、この時点では、ダウ理論的には波が反転していない形になるので、もう1度くらい戻ってきてしまうかも知れないという想定は必要となりますが、私は逆張りを否定する考えを持っていませんので、こういった所で逆張りをする事を悪いエントリーとは思いません。

逆張りをする場合、ひとつ覚えておいた方が良い見方として、勢いを見るという観点があります。同じ値幅を動いたとしても、1日かけて同じ値幅を動くのと数時間で動くのとではその値動きが持つ意味は違ってくるはずです。

チャートの赤いボックスと青いボックスを見比べると同じ値幅を赤いボックスは6時間で下げているのに対して、青いボックスは19時間かけて同じ値幅をあげています。この事から、下落の勢いの方が強いと判断する一つの材料を得る事が出来ます。

勢い強い方に沿う形で逆張りをした方が成功率は高まりますので、逆張りをする場合にはそういった事も判断材料に加えて行くと良いかと思います。

ただ、昨日の場合は本日のジャクソンホール公演を控えて、様子見的色彩の強かった相場でしたので、『EP1』・『EP2』共に無理にトレードする必要はないエントリーポイントであったかと思います。

本日について

ユーロドル1時間足20160826-02

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

長期的な波形は下方向に切り替わっている感じになっています。しかしながら、本日のジャクソンホール公演でのイエレン議長の発言によっては、また上向きになってくる可能性もあろうかと思いますので、個人的には、今週はもうトレードはせず、イベント通過を見届けて、来週以降流れを見極めてポジションを積み上げて行きたいと思っています。