財政出動と減税の思惑でドル高。トランプ氏就任後はどうなる?
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ドル/円の解説
ドル/円の環境認識
先週末金曜日は、やや調整的な値動きとなりましたが、本日は朝から上昇しており、本邦衆院選後の高値ライン『107.369』近辺での絵動きになっています。
長期トレンド(ピンク色の波)は1波もしくはA波進行中と言う状態になっています。
チャート画像の数字は中期トレンド(オレンジ色の波)に対して、エリオット波動理論のカウントを振ったものになりますが、現在5波進行中と言った状態になっています。
ちなみに週末に『3波目が最大の値幅じゃないとエリオット波動理論は成立しないんですか?』というご質問を受けたのですが、そんな事はないです。
そもそも、エリオット波動理論に成立とか非成立と言う概念自体が無いのですが、5波目が最大の推進波と言ったものもあります。エリオット波動理論は、勘違いして理解されている方も非常に多いんだなぁと改めて感じました。折を見て解説をしてみようかと思います。
ドル/円の値動きの考察
中期トレンド(オレンジ色の波)が上昇トレンドにあるという状況下にあり、基本的には押し目買いをして行くという事で良かったかと思います。
チャート画像に引いた緑色のトレンドラインは、白い楕円の部分の下落を分解した短期トレンド(青い波)に対して引いたトレンドラインとなります。
このトレンドラインを上抜けして、プルバックが入った『EP1』でのロングが考えられましたが、冒頭で述べたように中期トレンドの5波目であるという事、週末という事で週マタギのポジションは持たないという事であれば、見送っても良いポイントであったかと思います。
ユーロ/円の解説
ユーロ/円の環境認識
チャート画像の数字は、中期トレンド(オレンジ色の波)に対して、エリオット波動のカウントを振ったものになります。
アメリカ大統領選前からの値動きを分解すると推進派(1~5迄)が出た後、X波が出て、今の波に繋がってきています。
金曜日の値動きによって、現状では評価の難しい状態になってきています。
現段階では、先週末金曜日の下落は4波・1波・A波・X波の4つの可能性があります。5波目狙いの場合、現在の波が推進波ではなかった場合、そもそも5波目が出ないという事になるので、負けてしまうという事になります。
ユーロ/円の値動きの考察
チャート画像白い楕円の部分で、ダブルトップを形成しています。
中期トレンド(オレンジ色の波)は上昇の形状にあり、ここでのショートは推奨出来ない感じではありますが、仮に中期トレンドが調整波による上昇であるのなら、金曜日の下げは1波orA波orX波のどれかと言う事になります。
仮に1波もしくはA波であるのであれば、トレンドの初期を捉まえられるという事になりますが、総合的にリスクを勘案すれば、その可能性を頭に入れつつも無理に獲りに行く必要はないかと言うように思えます。
ユーロ/ドルの解説
ユーロ/ドルの環境認識
先週末の引けの段階では、『1.08535』のサポートライン近辺にありましたが、この記事を書いている今現在は同ラインを割り込んできています。
本日の終値の段階で、明確に割り込んで引けるかどうかに注目して行きたいと思います。
ユーロ/ドルの値動きの考察
入ろうと思えばチャンスは何度かありましたが、『1.08535』のサポートライン近辺での値動きかつ週末と言う事もあり、少し入りにくい感じの値動きでしたが、『波』と捉えるよりも、レンジとして捉えてレンジの上の方から売るというように思えれば、比較的入り易かったのではないかと思います。